KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

初夏の好きな花

2024年05月19日 | 俳句
天気 曇

昨日は暑い暑いと報道されていても、私はちっとも暑さなど感じないで、冷房に切り替えた館内のエアコンに体が冷え切ってしまった。たまらず、外の駐車場へ「日向ぼっこ」に出て体を暖めた・・というよりも「解凍」した。こんなに血行が悪かったら、この夏は熱中症ではなく冷凍症になるかもしれない。膠原病がこんな病気とは知らなかった。というより、血行が悪いから膠原病の症状が悪くなる?ニワトリが先か卵が先か。
今日はさほど暑くないらしいが、やはり足元だけは冷えそうだ。夏の寒さ対策も考えておかねば。

じゃがいもの花が好き。ここから少し南へ行けばまだ畑が残っていて、今頃はジャガイモの花が目立つ。子供の頃、農家ではなかったが借りた土地を畑にして、ジャガイモ・サツマイモは母が作っていた。ジャガイモの収穫が何よりも嬉しかった。でも、サツマイモの方が収穫量が多かったのか、ジャガイモよりもサツマイモを食べさせられた記憶ばかりが残っている。

外へちょっと出ると、十薬(ドクダミ)の花がりらほらと目立つようになった。ドクダミ(蕺)などという恐ろしい名前を付けられているけれど、昔から薬草として重宝した草。俳句では季語には、「十薬」を使うことが多い。
匂いが嫌い、とか、増えすぎて困る雑草、とか言われるが、私は好きな花だ。子供の頃から薬としてもお世話になったし。以前のマンションの周りにも十薬が蔓延った。それを全部抜くか残すかで、管理組合で大論争になったとか。十薬は虫除けにもなる。干して燻して、昔は蚊よけにも使ったくらいだ。なので残した方がいいに決まっている・・結局、総退治はせずに済んだ。
昨日、まだ丈の伸びていない数本を折ってきた。

  十薬を挿して嫌ひなことはせぬ  杏子
この師の句が好きだった。本当に好きなこと・したいことだけに立ち向かう人だった。師の享年を越えるくらいまでは生きていられるかな・・。

山法師。これも大好き。まだ白くなりきっていない。これは駐車場の脇にあってまだ低木なので花も目線に咲いてくれる。


そろそろ紫陽花? 何だか恐ろしいほど季節が早く過ぎていく。

じやがいもの花や祖母棲む低き屋根  KUMI
コメント (4)
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