KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

俳句はそれなりに・・

2021年09月17日 | 俳句
天気 曇

台風が秋雨前線をなぞって進んでくるようだ。列島を縦断して、多分、この陰鬱な雲をとり除いてくれるのだろう。その代償に大雨の被害がなければいいけれど。稲刈りシーズンの地方もあるだろうし。

写真は一昨日の病院の帰路に買った地元産の友禅菊。殆どが蕾だったが、少し咲いてきた。どこまで咲くやら。仏壇のお彼岸用には別に買おうと思ったが、この花で間に合わせる。本当は、彼岸なのだから墓参に行かねば・・と思っても無理な話。

さて・・毎日駄句を一句は作り続けていて、でも時には推敲したら佳句になることもあって、という毎日。毎月10日が結社誌の投句の締切で、それを終われば15日に締切のネット句会がある。いつもは10人弱なのだが、今月は10人を越えるメンバーになっていた。毎月初めに題が出て、3句出句。結社誌の締切が終ってから3句を作るのは楽なもの・・の筈が、私は席題の句会が初学の頃から大の苦手。幾つかの席題を出して1時間で5句、などという句会があって、もう、頭が真空状態になってしまったことも。
その日に見たもの、経験したもの、眼前にあるもの・・しか句に出来ないのだ。想像力ゼロ、という頭の構造。午前吟行午後句会投句数10句(かそれ以上)、というシステムに慣れきってしまったのだ。


さて、その苦手の句会ながら、他の句会に参加出来ない身なので、休まずに参加している。
今月は「馬」「草の花」で3句。10日も日にちがあれば楽なものでしょ・・と毎月思うのだが。でもこの句会、私みたいな「正直者」の作った面白味のない句はなかなか認められない。今月は、その際たるものとなった。

×天高しパドックに馬うち揃ひ   KUMI
×七重の塔跡靡く草の花      KUMI
〇飛ぶ虫を夜は休めて草の花    KUMI 

2句がゼロ点だった。
ま、仕方ないか・・見たままを書きつけただけではねえ。
そもそもが、「天高く馬肥ゆる秋」という言い回しがあるのに、パドックの馬ではふざけている、と思われて当然。府中競馬場が近いので転居して来た昔には何度か行ったことがある。夢中になったら家のローンが払えなくなるかも・・と思い夫婦で競馬はご法度にしたことまで、思い出してしまった。
ま、来月がんばりましょ。ちなみに、今月号の結社誌掲載の句は、あまり悪い成績ではなかったのでこの程度では落ち込みません。

台風の進路図の中わが故郷   KUMI
コメント (2)
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