KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

生き方いろいろ

2020年11月03日 | 俳句
天気 雨のち曇のち晴

写真は、地場野菜の店に売っていた菊。花屋のものよりも新しくて活きが良い。

一昨日から体調悪いまま、三日経った。雨のくる前も当日も目まいと息切れと。そんな中を昨日の午後は病院へ行き、今日は午後、整体治療へ。
ようやく天気も回復してくるようで、整体治療のおかげもあってか体が少し軽くなった。ともあれ夫の一年目の命日も過ぎたし、そろそろ暮らしをこのホームの方へ完全移行したいのだが・・解決することが山積み状態のままだ。

看護師さんには1ヶ月かかる、と言われたけれど、ここでの暮らしは、私の中では落ち着いてきた。落ち着くと、色々なことが見えてくる。

介護付き有料ホームだから介護度の高い人の多いのは当然のこと。驚かない。でも、認知症の人の割合が思っていた以上に多くて少し驚いた。
脳血管障害で認知能力の落ちた人は身体に障害があるのですぐに解る。でも、普通に元気そうに見える認知症の人が結構多い。私はまだ、そうではない、と思っているので人を観察しているのだけれど・・何だか自分も怪しくなってきた。

エレベーターで一緒になった、元気そうでにこやかな男性、同じ階で降りたら「上に行きたいのですがエレベーターはどこですか」え?ここより上の階はありませんよ。と戸惑っていると通りかかった職員が「〇〇さんはもう一つ下」
毎日、こんな会話が繰り返される。
「私、内科的にはどこも悪くないの、でも足がダメなの」と杖をついている方。年代も私と同じ、お元気そうだし話も合いそう。このくらいの足の障害ならまだ居宅生活が出来そう・・
と思っていたら、翌日には昨日と同じ話をする。ま、トシとるとたまには昨日と同じ話もしてしまうわ、と思っていたら、又翌日も同じことを訊いてきた。そういう人ならそれはそのつもりで付き合いますから。
という人たち、同居の家族が居たとしたら・・大変な苦労をしていたと思う。だから体は元気でもこちらに入居しているのだとは思う。入居を納得していないらしく「帰る」と言う声も聞こえたが、それも忘れてしまったらしく最近は聞こえない。
人ごとではない。私もそうなるかもしれない。体の弱るのが先か認知能力の衰えが先か・・そんなことは誰にも解らない。
あ、無論、私より正常に元気な方も多いですよ。

剪りたての菊の香抱(いだ)く忌日かな  KUMI
コメント (6)
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