KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

おしろいの花

2020年07月28日 | 俳句
天気 曇のち時々雨

写真は、カメラで撮ったもの。
白粉の花が咲き揃ってきた。去年のこぼれ種からプランターに芽が出て、育つかしらん?と2本だけ植え替えたら今年も咲いてしまった。大体が、この花を育てて愛でるというのは余程の変わり者だと自分でも思う。
繁殖力が強いので、庭のある家では嫌われる。でも、真っ黒な種を剥くと白い中身で、子供の頃はそれを白粉替わりに顔に塗ったりして遊んだたものだ。
夕方にならないと咲かず、一日花は朝には汚く萎れて花殻は見た目が良くない。それでも私が好きなのは、わが家のベランダなら咲いている所をゆっくりと鑑賞できるからだ。
高階でわが家の前に家はないから、室内を覗かれる心配はない。夜もベランダのカーテンは閉めないのでこの花が目の前に咲いてくれている。元は一昨年の散歩途中の道端で拾った種。
英語ではFour o’clock という。本当に4時に咲くのかと観察したことがある。本当だった。日本製、とばかり思っていたら、いつ日本へ来たのか、南米原産なのだというのでびっくりしたことがある。繁殖力が強い訳だ。
ちなみに、北海道の花好きの知人が写真を見て珍しい花、というので種を送ってみたが育たなかったそうだ。

スマホで別の角度から撮ってみた。


朝からもたもたとあれこれしていると、あっという間に白粉花の咲く時刻になってしまう。
世の中、だんだん高齢者には暮らしにくくなるウィルスのはびこりようで、国の責任者は今頃になって自粛生活の家籠りに入ってしまったらしい。
誰がこの国の綻びを治してくれるやら。自分の命は自分で守れ、ということらしい。総理大臣を見習い、おとなしく家に居るしかないようだ。

白粉花暮れて人影消ゆる道  KUMI
コメント (12)
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