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KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

どうだんの花

2018年04月09日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

   どうだんは花の盛りを高ぶらず

父が生前に作った唯一の句集は「どうだんの花」といい、この句が好きだったのだろう。
今年はかなり早くどうだんの花が咲き始めてしまった。我が家の出入口の生垣になっている。この花が咲くと、少しだけ父のことを思い出す。といっても、私は父の影響で俳句を始めた訳ではない。30年以上も前に父が亡くなった。その後何年か経ってから父の句集を読み返して、この程度なら自分にも作れそう、と、短歌から鞍替えした。かなりいい加減なきっかけ。

去年は今頃はまだソメイヨシノが咲いていたのに・・ツツジ、はすべて初夏の花、ということなのか歳時記では夏の季語になっている。


あまりにも季節が先へ行ってしまい、周りに初夏がはびこって、見たものしか句に出来ない不器用な私は句が作れず困っている。

と思いながら午前中に眼科へ行った途中の家で、モッコウバラ(木香ばら)が咲き始めている家があった。


人通りが多い道で、よそ様のお宅の生垣で写真なぞ撮っていたら怪しまれる。月に一度しか通らない道、来月あたりの方がたくさん咲いているかもしれない。

  
二千歩を来しよ木香薔薇を見に  KUMI
コメント (4)
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