十月へ

天気　曇のち雨

遠い台風の影響で天候は落ち着かず、気温も思ったほどには下がらないまま10月になってしまった。
公園のあちこちの木の赤や黄色の葉っぱが見えるようになった。公園の南北を繋ぐ橋から見下ろしたら、並木の花水木が随分色づいて真っ赤な実がたくさん。景色だけは秋めいてきた。

漏水事件の顛末。
結局、上階のトイレは、部品を新しくして当分は漏水しない、と専門業者のお墨付き、ということで決着はした。それを伝えにきたのは漏水当日に来た、不動産屋の若い女性だ。とっても可愛くて人あたりが良くて、意地悪バアサンにはなれない相手。
家主から「水処理に使ったタオルの替わりに」と、新しいタオル入りの箱を届けるよう頼まれた、と持参してきた。「お詫びに伺えなくて申し訳ない、と言っています」とのこと。
確かに雑巾にしようと物置にストックしてあったタオルを使い果たして、雑巾にするものがなくなったのは事実・・そのことを、彼女が家主に話したのだろう。
これ以上ごちゃごちゃ言うのも面倒になって、タオルは受け取った。市内に居るのだから来られない理由はないだろう。多分、以前の漏水にまで遡って文句を言われたくなくて不動産屋任せ？こちらは何も要求している訳ではない、ひとことだけ、「ご迷惑をおかけしました」と言ってもらいたかっただけなのに。電話もなしとは・・
もういいか。厭なことを引きずるのは好きではない。ともかく漏水だけ起こらなければいいのだから。

降り出して赤き木の実のひかり合ふ　　KUMI