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KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

まだ頑張る

2022年05月19日 | 料理
天気 晴のち曇がち

市の花・サツキが大分咲き揃ってきた。あちこちの歩道や施設など、これでもか、というくらい植えてあるので、なかなか見応えのある風景になる。去年・一昨年は植え込みの草取りなど作業をコロナであまり出来なかったから見苦しかった。今年は、私の見る限るの風景は元へ戻ってきつつある。

昨日はようやく初夏の日差しが出て暖かさを感じる日になったのに・・残念、免疫療法の7回目の検査・点滴の日。ところが運悪く、朝、パソコンを開いたらネット接続が出来ない。イライラして、でも先日と同じく時間が経てば治るか、と思い、出かける前に又挑戦したがダメだった。
幸い、今日はあーちゃんが通院に付き添ってくれるので、部屋まで迎えに来た。救いの女神さま・・私よりもパソコンのご機嫌取りはよく知っている。出かける前の短い時間で、何とか元に戻してくれた。感謝感謝。

病院はまだ連休中の患者の滞留が解消していないようで、いつもよりレントゲン検査は時間待ちなどあり。
それでも、診察の予約時間には間に合った。血液検査(全部ではないが)もレントゲン検査も、即刻結果が出て、その結果で体調がその日の点滴治療に適しているかどうかを判断する。私が乳がん手術した頃は結果は1週間後・・となったのに、何とも便利な時代だ。

レントゲンの結果は、腫瘍部分は先月と変わりなかった。思い切って「消える、ということはあるのでしょうか」と聴いてみた。即答は返ってこなくて「もう少し続けてみないとわかりませんね」というような話だった。抗がん剤とは違い悪化させないための治療なので、満足しなくちゃ。副作用は今のところ我慢出来る範囲。我慢我慢。
でも今回は、昨日点滴が終ってから、目眩と頭痛が・・目眩はいつものこと、でも動くとクラクラすることは普段はない。頭痛は私の苦手な症状だが、処方されたカロナールで何とかなりそうだ。

今日は、歯科に予約していた。延しても体調の良い日が来るとは限らない。初夏らしい日差しと風に元気を貰って出かけた。さて、雑居ビルの2階の歯科へはこの外階段を昇降しなくてはならない。昇りきった所からの写真。



この「昇り」がその日の体調のテスト、と思っている。途中に変な曲がり角のある20段、一段が結構高い。足は鍛えているので、昇りは足がフラつくことはないし手摺りも掴まらない。でも・・今日は息苦しくなって昇りきった歯科の入り口でハァハァと息を整えた。1月だったか、途中で息苦しくなって足が止まってしまったことを考えると、今日は点滴の翌日にしてはまあまあの状態かもしれない。
問題は下り。右眼の視野狭窄が進んでいるので、マスクしていると足元の距離感がおかしくなり踏み外す危険が・・なのでマスクは外して、手摺りに掴まって恐る恐る・・今日は目眩もいつもよりしているし・・
下から見ると、はらはらするバアサンに見えたかもしれない。今のところ、下りの方が怖い。この階段の昇降が無理になったら、歯科を替えるか訪問診療にせねばならない。頑張ります、ここの歯科は今の院長の親の代から約40年、私の歯を1本も抜かずに守ってくれた。名医、とは言わないが入れ歯を知らないことは感謝したい。

薫風やバス待つ列の長くなり  KUMI
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お天気詐欺ですよ

2022年05月13日 | 料理
天気 雨

写真は、2018年の連休明けに旅行した、広島の写真。ホテルの部屋から、広島駅の反対側・広島城方面。素晴らしい晴天だった。広島は海に面しているからだろう、空気がとっても綺麗な街だと思った。

この年に限らず、GW明けはいちばん天気の安定する時期で、雨も少ないのだ。長く生きているから「お天気オタクバアサン」はそれが体に染みついている。だから、今年のこの早い梅雨前線の北上は詐欺みたいなもの。天気予報士は「梅雨」という字を避けているようだが、どう考えても走り梅雨でしょ。もっとも、最近の異常気象はいちいち文句言うのも面倒になってきた。
人生の先が見えてきたのだから、今年はこの写真のような五月の空の下に立ちたかった。
夫は、この年の末から体調を崩したので、夫の最後の遠出の旅は良い天気に恵まれたものだ。


感染者が、一週間前と比較すると倍々ゲームみたいに増えている。増えている殆どが、20代・30代の若者なのだという。ワクチンの3回目接種率が極めて低い年齢層なのに、最も行動力のある年代だ。
もういいでしょ、さんざん我慢したのだから・・という気持はとても解る。滅多に罹らないし、罹ったって死ぬ訳じゃなし・・と思えば、自由を求めたくもなる。私が50歳若かったらそう思ったかも。

今朝の新聞の読者投稿欄に、施設入所の母親と長いこと直接会えていない、という投稿があった。住所地を見ると東京都。長い間月一回、オンラインでしか母親と話せないのだという。仕切り板越しの面会を望んでも、施設側は拒否しているという。
あれ?まだそんなに厳しい施設があるの?、それとも、感染者の多い都心方面ではそれが普通? ちょっとびっくりした。ここでは、今はワクチン3回済ならば、時間など条件付きで自由に面会出来る。部屋へ入ることも出来る。ま、このまま東京都の感染者が日に1~2万人にもなればまた、厳しく制限されるだろうけれど。
ここの感染対策は、入居者にはとても緩くてイライラするけれど、職員はもう二度とクラスターを起こしたくないから、とても厳しい。だから、ま、大丈夫か、と私にはハラハラものではあるけれど。それにしても、病院でもないのに未だ面会禁止を継続しているとは・・

お願いです、若者たちよワクチンを打ってください。ここでも、じいちゃん、ばあちゃんに会いにくる若者をよく見かける。無論、ワクチン3回目を済ませている、ということだ。このまま感染者が増え続ければ、又、自由がなくなって自分たちの首を絞めることになるのですよ。副作用は一時のもの、今、感染する人は圧倒的にワクチンしていない若者が多いと言うし。後遺症もワクチンしていない人に出やすいと言うし。
日本のこれからは、若者の行動にかかっているのです。

枇杷剥いて隈なく十指濡れてをり  KUMI     

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立夏・そしてこどもの日

2022年05月05日 | 料理
天気 晴

写真の鯉幟は、上越国境の三国峠下にある赤谷湖に毎年流していたもの。7年も前の写真だが、今年も泳いでいるだろうか。



夏に入る日らしく日差しの溢れる薄暑の日となったらしい。情けないことに、私は昨日の午後からあまり体調良くなくて、免疫療法の副作用とは思うが熱っぽいのと、かったるいのと、その他色々で、建物から外へ出なかった。部屋は、いつも書くように日がまったく当たらない。昼間も体が冷え切ったままで、朝のうちはレイノー現象の発作も起きた。

とはいえ、こどもの日で、立夏で、今日からは歳時記は夏の部に入る。初夏がいちばん好き、と言う句友のことを思い出した。確かに、寒がりの私にも合う季節かもしれない。
昼食に、端午の節句の「節料理」らしきもの。


中華ちまき、鰆の木の芽焼き、筍と青菜の酢味噌、など。立ち上がらないと写真にならないのだが、食堂のど真ん中の席なので、立ち上がる勇気がない。

スマホで何気なく読んだネットの記事。「畳を知らない若者が畳生活をしてみたら・・」
え?あーそっか。今の30代以下になると、祖父母=私世代以上の家へ遊びに行ったときと、旅館に泊まったときくらいしか経験がないのだ。ましてや、トイレは洋式水洗、押し入れって何?下駄箱って?寝巻って旅館の浴衣のこと??
時代が違う、というよりも国が違うかと思うくらいのギャップを感じる。
修学旅行で和室に布団を敷き詰めて・・というお泊りがとっても珍しく新鮮なのだそうだ。畳にそういう経験しか持たない若者が、アパート探しで、畳の部屋のある古い物件の方が広くて安いと知った。で、生まれて初めて畳のある暮らしをしてみることにしたら、案外と良かった、という話が載っていた。
バアサンは、つい一年半前まで、6畳の和室が二つもあるマンション住まいでしたよ。ベッド暮らしはつい最近のこと。夫がベッドを嫌い、布団の上げ下ろしを厭がらなかったのでずっと布団だった。私は上げ下ろしをしてくれるなら布団でもベッドでも良かった訳で。布団をあげたあとの部屋はほぼ倒れる家具もなく、地震の時に安全を確保できるため「避難部屋」として、揺れたらそこへ逃げ込むことにしていた。避難袋も部屋に用意していた。

夏になると、足裏に畳のあの感触が懐かしくなる。それを「気持わる!」と言う子供が増えたのだそうだ。畳の上で死にたい・・も昭和で終わってしまった。

寝返りて目覚めととのふ立夏かな  KUMI
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海を侮るなかれ

2022年04月24日 | 料理
天気 曇

昨日、知床の岬を巡る小さな観光船の遭難事故があった。事故は真昼のことだったのに、昨夜遅くなっても手掛かりのないまま、26人もの命が海に消えた状態で捜索打ち切り。
いつもの時間に眠りにはついたものの、なぜか寝汗びっしょりで3時頃に目が覚めてしまい、暫く眠れなくなった。一度流氷が見たくて知床へ行ったのは・・と、記憶を辿ったりして。2006年だったろうか、いや、2005年だったかも。古いパソコンを調べれば写真が保存してある筈。

羽田を出発した朝には流氷が接岸している、と、ツアーガイドの話だった。前日にネットで調べてもウトロ港は流氷に埋もれていた。だが・・
その日の午後、釧路から流氷見物の船に乗る筈が・・前夜の「春の嵐」で、朝になって流氷は沖へ去ってしまった、とか。
「知床へ行けばまだ残っている筈です」と言われてウトロ泊まりだったので楽しみにしていたのに・・着いたらあ~あ、どこかへ行っちゃった。流氷の欠片が港にちょっとだけ浮いていただけ。
・・そんな悔しい思い出がある。ただ、雪原をスキーで歩くツアーに参加して、滝を上から眺めたり鹿の群れに囲まれたり、それなりに楽しめた。

葉牡丹の茎立の菜の花。


観光船は、知床半島の厳しい自然を海から見られる、という観光客からはかなり魅力的な方法らしい。運が良ければ熊にも出逢えるし海が滝壺、という豪快な滝も見られる。若いころ夏に行ったのに観光船はなかったのかも・・何もない海を眺め、今度は夏に行きたい・・と思ったものだ。観光船は、他の船会社との協定で、今日から運行の予定だったという。でもなぜ、この一艘だけが荒天を衝いてまで昨日のうちに「抜け駆け」をしたのだろう。
遠くの戦争よりも、身近な日本人の「命」を思ってしまった(多分、義弟を海での事故で亡くした経験があるからだろう)。すぐに見つからなかったら・・冷たい海底にいつまでも眠る命は、酷いもの。早く見つけてあげて。
合掌

茎立の花や生死のこと少し   KUMI
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4年前は・・

2022年04月13日 | 料理
天気 晴

4年前の今日も晴天で暑い日だった覚えがある。若い友人と神代植物園へ行き、見ごろの牡丹や藤の花や遅咲きの桜など楽しんだのだが・・カメラのバッテリーの充電が不十分で・・何枚か撮れた牡丹の貴重な写真。

たった4年で、今の体調に墜ちてしまった。何だか考えると恐ろしい。もっとも、その頃は私より遙かに元気だった夫は、今はとうに居ない。

面会禁止明けの先日、来訪してくれた沿線に住む後輩をランチに誘った。ベランダで育てたビオラを花束にしてきてくれた。ありがとう。花を育てられない身には、こういうお土産がいちばん嬉しい。


彼女も一人暮らし。先週、一人で行った近所の居酒屋のお刺身のランチがあまりにも美味しかったので。お一人様には美味しい刺身はなかなか食べられないだろうと。で、私は今日は刺身ではなく、先日メニューを眺めてどうしても食べたかった「豚の角煮定食」にしてみた。
何しろ、老人ホームでは肉の塊の料理はなかなか出ませんからねえ。そして、私は豚の脂身が大好き。


すぐカメラへ収めればいいのに、料理が出ると箸の方が先に出てしまう食いしん坊で。大きな角煮の二個のうち、一個の半分はもう、手を付けたあと、というあまり見せたくない写真(汗)

箸を入れると簡単に割れる角煮、満喫いたしました。

が・・お腹を壊しました。朝から、今日はお腹は順調で大丈夫だろうと思ったのに、副作用はしつこく残っていたようで。先週のお刺身は何でもなかったので、やはり、普段食べつけない脂身の塊り、お腹がびっくりした?でも美味しかった~~  ご心配なく。一過性?もうダイジョブです。・・食いしん坊の失敗です。

たんぽぽの絮いま風を捉へけり  KUMI 
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