「天の声」を考える

　ブログを初めて昨日で一年が経ちました。時間の経つのが早いのを実感するとともによく一年続いたと思います。おそらく、書き続けることが出来たのは、拙い文章でも読んだ下さる人がいるからです。ありがとうございます。
　あっという間に年末になりましたが、すでに来年の統一地方選挙に向かって準備を進めている政治家の方がたくさんいます。
また参院選挙に向けて活動を展開している人もいます。
　この一年、お会いした方々の姿を見ていると、政治を志す厳しさを痛感しています。そのなかでも新人候補の方など「政治家を目指す」という意志の強さを見せられるたびに、この志を続けていくには相当な苦労が待ち受けていると思ってしまいます。同時に応援をしてあげたくもなってきます。
　「天の声」から相次いで起きた現職知事の辞職。当たり前のことですが、辞職した知事も初挑戦時代があったのです。
しかし、一連の事件を見ていると、初心はあっさり忘れられて票とカネというシステムのなかに飲み込まれてしまったのではないかと思います。
ある一線を越えるときには最初はドキドキするのですが、その時に何もないと次も平気になるのが人の常。
　権力、権限を手にしていくとき、人が自らを律することの厳しさがないと政治家に向いていないのかもしれません。
ところがそういった人間性は、実際にその立場になってみないと分からないというのが更なる難しさなのだと思います。

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