やる気のない小沢一郎

　民主党の低レベルな作戦のおかげで、政府に難癖をつけるパフォーマンスに終始した党首討論でした。
この程度のことならばこれ以降の党首討論など不要で、各種委員会で野党党首が質問に立てばいいことです。
　一番残念だったことは、党首討論導入に熱心であった小沢一郎代表が対案もアイデアもなく討論に望むその姿勢です。
何を質問しても揚げ足取りにしか聞こえず、政権交代を訴える野党ならもう少しましな対案を披露することがあってしかるべきではないでしょうか。
　そもそも、民主党内の政調会が、社会保険庁とのトラブルを抱える国民からヒアリングをするその場に出席するつもりは初めからなかったくせに、参院選の争点に出来ると睨んで首を突っ込んできただけです。
　本当はあまり関心がないのです。その証左に「年金に関しては私は素人ですから」と平然と党首討論で語っていました。
また党首討論のやりとりで気になったのが、小沢一郎代表がたびたび繰り返した「国民の立場」という表現。
年金を支払っている勤労者層、年金受給者層とは別次元の暮らしをしている小沢一郎が、この表現を使えば使うほど本気で心配しているとは思えなくなるのは管理人だけでしょうか。

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