なんて可愛い花なんでしょう
お墓参りの時に クレマチスと一緒に買いましたのよ
もしも
わたしに
自由があったなら
きっと
お家は
花いっぱいになることでしょう
可憐げに 咲いた花よな ピンク色
中学生にも及ばない なんの句やら
3月27日さくらの日
君と解く桜の下の方程式
https://www.itoen.co.jp/new-haiku/
応募総数 537,452句
からすの目ぼくをうつしてとんでった
作者より
電線に止まったカラスを見ていたら、急にカラスが飛んで行ったので驚きました。それを句にしました。
選評
カラスの目玉は大きくて真っ黒ですね。だから物の姿や景がよく映ります。その目をじっと見つめていると、見ている僕の姿までそこに映っている様子がみえてきます。突然そのからすが飛び立っていくと、からすの目玉に映った僕の姿も、からすの鏡のような目玉ごと、一緒に飛んでいったような気がしてきます。「ぼくをうつしてとんでった」は、からすの目玉をカメラにたとえたカメラマンの早業のように、見事なシャッターチャンスをとらえたものでした。
https://www.itoen.co.jp/new-haiku/27/taishou.php
応募総数 49,340句
花明かり同じ余韻を持つ人と
作者より
ずっと心待ちにしていた映画を観た後、その余韻にひたりながら二人で花明かりの中、石畳の道を歩いている情景を句にしました。この世で同じ時間に居合わせて同じことについて心を巡らせるようなことは、本当に貴重だと思います。
選評
桜の花が満開になった夜です。闇のなかで花が咲いていると、花の明るさで、まわりがぼおーっと明るくなったような気がしてきます。その中にいると、花の明るさが暗いところにまでも響くような、またその響きが自分自身にも残っているような感じになる。それが余韻です。そんな花明かりの中に、同じように茫然と立っている人がいます。ああ、この人もそうなのかと思うと、花明かりの余韻が響いてきますね。そこが見事です。
https://www.itoen.co.jp/new-haiku/27/taishou.php
ただ
ただ
感動で
おます
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