冗談を
冗談で切り返したら
更に
その冗談も
冗談で切り返すくらい
貴方と私は
とても
息の合っている
存在同士だったと
思う
朝の出勤時に
何度か
お互い他に連れもいないまま
出くわしたり
何度か
貴方の車の助手席に
乗せて貰って
二人きりになったりしたのに
ギリギリまで
私の気持ちを
確かめることのなかった
貴方
私の気持ちを
知ろうとした時
貴方はどんな
気持ちだったんだろう
互いの気持ちを
聞かなくても
好き同士だったはずの
貴方と私
だけど
何処かで一歩踏み出さなければ
平行線のままだった
だから、あの時
せっかく
私の気持ちを
訊こうとしてくれた
貴方の心を
無碍にしてしまったこと
何度思い返しても
申し訳なさで
いっぱいになる
星の数ほどいる人の中で
貴方ほど好きになれた人なんて
いない
貴方が私を
好きになったからじゃなく
最初から
私は私で
貴方を好きだった
今も貴方が
好きだということ
伝えたなら
貴方は
どんな表情をするのでしょうか
貴方の幸せを願いたいから
困らせるようなことは
したくはないけれど
私の想いを伝えることも
罪になるのでしょうか
どれほど
貴方を
好きだとしても
今でも
貴方を
好きだとしても