諦め

諦めることの方が
続けていくことより
簡単だと
誰かが言っていた


でも
どうしても
諦めきれない夢や恋は
どうしたら
いいのだろうか


簡単に
割り切れるほど
心の整理なんて
出来るはずもない


どちらを
選んでも
苦しみしか
待っていないのなら


やっぱり……


どこかで
諦める決意も
必要なんだ


どれほど
それが苦しくとも

夏より熱い恋

楽しいことほど
長くは続かないくせに

悲しいことほど
長引くのは

きっと自分の
心の持ちよう


終わった恋を
いつまでも
引き摺らないで

新しい恋を
またしたい


夏の終わりはもうそこまで

夏より熱い
そんな恋を
今年はしてみたい

過去と今と恋と

想い出に残るほど
多くの恋愛を
したわけじゃないから

貴方と過ごした
あの時間が
未だに
愛おしくて
たまらない


過去は過去
今は今

そう割り切れるほど
人の心は簡単じゃない

執着

どんなに好きでも
叶わない恋なのに
諦められない

好きと言う気持ちに
執着しているのかもしれない

時が経てば
この気持ちも
いつかは
忘れ去るだろう


叶わない想いは
そうやって
失くしていくしかない

失くした方がきっと楽


楽なのに……

花火とキミ

花火大会の日は
浴衣着て行くね

そう言ってくれていたキミ

今年の花火大会は
行けそうにないや


もう
僕の隣には
キミはいないから


窓の外から
聞こえる
花火の音


その音を聞くたび
胸が苦しくなる


キミの浴衣姿
楽しみにしてたのに


ちょっとしたすれ違いが
大きなすれ違いになっていた


仕事に追われていた僕は
キミの寂しさに
気づけなかった


花火の音が
また一つ

聞こえるたびに
キミを思い出している


花火の音が
聞こえるたびに

また一つ
キミを……

さよなら

さよなら

なんて
簡単に言えなかった

私の想いは
そんな一言で
終わるようなものじゃ
ないって思ってたから


だけど

さよなら
って言った途端
なんだか
肩の荷が下りたような
気がした


さよなら

の一言に
縛られて
動けなくなってたんだろう


さよなら

キミと
私のこの恋心に

さよなら

煌めく恋

恋愛って
憧れてるほど
きらきらしてる
わけじゃないのかもしれない

けれど
そんな
きらきらした恋に
みんな憧れながら
恋をする


夏は
まだ始まったばかり

海のように
煌めく恋を

この夏こそはと
思いながら

恋の主役
目指してみようか

僕も

貴方に恋を

恋なんてもういいや

と思った時に
恋に落ち

恋がしたい

と気合を入れている時に限って
恋が出来ない



恋とは

自然に
堕ちてしまうものだから


だから
偶然出会って
好きになった
貴方の事は

今でも特別な
存在



多分一生
忘れられない
想いなんだ

弱音

弱気になると

なんでもかんでも
悪い方向に
考えがち


だから
せめて
言葉の力に
巻き込まれないよう

弱気になっても
弱音は吐かないようにしよう

運を
味方につけるつもりで

幻

街を歩いている時

貴方が私の名を呼ぶ声が
聞こえた気がした


けれど
それは
錯覚で

振り返っても何処にも
貴方の姿は無かった


貴方に会いたい気持ちが
そんな
錯覚を
起こさせたんだ


ずっと好きだった人だから

貴方は何年経っても
忘れられない
そんな人