恋の予感

毎朝の通勤で
キミを見つけた

いつも眠っていて
時たま
本当に寝てるんじゃないかって
言うくらい
身体が傾いてるキミ

今朝も一緒の電車だった

私の目の前にいるキミ
多分、私より年下っぽいな
なんて想像する

見かけるようになって
五回くらい


今日は珍しく
キミの隣が空いたから
そこに座った


彼氏でもなんでもないのに
なんだか
ちょっと嬉しくて

少しだけドキドキした


これは
恋の予感？

なんて
思ったりして


私の朝の密かな楽しみは
暫く続いていきそうです

貴方の特別に

私が貴方を好きだったように
貴方も私のことを想っていたのかな

貴方にとって
私は特別な女の子だったのかな

なんとなく
好かれてるのかな
っていう想いは
あったけれど
貴方の優しさならではの
それだって
思ってた

異性としての好きだとしたら
って思うと
辻褄が合うことが沢山


自分の気持ちにすら
鈍い私と
シャイな貴方との恋は
片想いのまま
終わってしまったのに

未だに忘れられない
貴方との
会話のひとつひとつ


きっと
現実を目の当たりにしたら
醒めてしまうのかもしれないのに

今でもまだ
好きなまま
私の気持ちは変わらないんだ

叶わぬ願い

楽しい事も
嬉しい事も

悲しいときも
辛いときも

全部貴方と
共有できたら
良かったのに


楽しいときも
嬉しいときも

悲しい事も
辛い事も

私ひとりで
抱えながら生きていくしか
ないんだ


ひとりが
寂しく感じるようになったのは
歳のせい？


貴方が隣にいたら
良かったのに


願い虚しく
叶わぬまま

この想いが冷めないうちに

好きという想いは

好きだなと思う時に
伝えなければ
ダメな事を知った

貴方も私も
お互いがお互いを
好きだとしても

その想いが
冷めないうちに
伝えなければ

成就することは
難しかったんだ


いくら
恋焦がれても
この想いが
叶うことはもう
きっと
あり得ない

三日月の夜

お互いに
好きだったのかもしれない


貴方の言葉思い返すと
そう思うことがある

お互いに
好きだったかもしれないのに

好きと言えなかった
私たち


逃した魚は
大きすぎて

一生引きずるんだろうな

この想いは

見上げた空には
三日月が

ぽつんと浮かんでいて
一人ぼっちの
私とシンクロ


貴方が恋しくてたまらない