裸足-hadashi-

子供たちが小さかった頃は子供の面白ネタ。デカくなった今では、日々のおかしな出来事なんかを書いてます。

冷蔵庫の教え(勤続25年冷蔵庫賞)

2020-03-17 10:26:00 | 日記
去年の12月ごろ、
冷蔵庫の調子がおかしくなった。

冷凍庫のものが、
なんとなく溶けてきている?

もう気が気じゃなくなった。

きっと気のせいだよね、と
冷凍庫を開けてみると、
冷凍食品がカチンとしていない。
保冷剤が柔らかくなってる、、、
心に黒い雲が広がる。



仕事にいっても冷蔵庫のことで気が重い。
うちに帰ると
「もしかしてなおってるかも」
とすぐに冷凍庫を開けるが、
やはり、冷凍庫の上の方から溶けてきている。
ガックリ。

実はその冷蔵庫、結婚したときに買ったもの。
25年も使っていた。
冷凍庫が1番上にある古い型のやつだ。

冷凍庫のものは上の方から溶けてきているが、
なぜか、その下の段の冷蔵庫のフタにしまったものが凍るという現象が。

いよいよこれはもうあかんやつや。

しかし、うちはゴミ屋敷。
玄関から廊下を通ってキッチンまで、
物が溢れている。
とてもじゃないが現状では
冷蔵庫が通れる道はない。


これをずっと恐れていた。
このまま夏を迎えたら、、、

ふらーっと電気店へ。
最新の冷蔵庫事情を調査する。

30万円以上する冷蔵庫があった!!!
なんじゃそりゃ!
乗って移動できる機能でもついてるんか?!
と驚きつつ、
10万円ほどの予算で探してみる。

4人家族だが、息子たちはもう大人。
数年のうちに出て行くかもしれない。
すぐ近所にはスーパーがあり、
毎日買い物に行ってその日の食材を買ってきて調理して食べてしまう。
あまり冷蔵庫にストックすることはない。
弁当を作ることもなくなったので、冷凍食品もほとんど買わない。
そんなにデカい冷蔵庫はいらない。

なんつって冷蔵庫を見にきたけど、
うちの廊下やキッチンを埋め尽くす荷物〜
あれどうすりゃいいのよ〜

と、気分はダダ落ち。

お店のおねえさんに色々話を聞きつつ、
買うならこれかしら、というのが見つかった。

「これ買ったとして、納品はどんな感じですかねー?」と聞くと、
在庫状況など調べてくれて、
いま購入しても、納品できるのは、
約2ヶ月後だという事実が判明!!

「え?!に、2ヶ月もかかるんですか?!」


最近の冷蔵庫事情はそういうことになってるらしい。

「なるほどー検討してみます」

と、パンフレットをもらってお礼を言って帰る。

なになに?2ヶ月もかかるって?!







いーじゃん、それ!!!!





2ヶ月あったら、
玄関、廊下、キッチン、、、
あーしてこーして、
これ捨てて、これこっちに移動して、、、



片付けられるやん!!!




冷蔵庫購入。
カレンダーの2月11日に
「冷蔵庫くる!」と書き込んだ。

それから、土日が何回あるから、、、
と、片付け計画をたてた。

冷蔵庫がくる日が決まり、
ケツに火がついたのだ。

これまで10年以上さわりもしなかった場所もあった。
そこらをガッサー片付ける片付ける。
子供らのため込んだものも出てくる出てくる。
片付け、掃除、ゴミ捨てと、
毎週末死に物狂いで片付けました。


冷蔵庫が届く日。
25年間ありがとうと、
古い冷蔵庫がエレベーターに乗せられて行くのを眺めました。
気分はもうドナドナ。







子供達が大きくなるにつれて、
それぞれの荷物も増え、
私は仕事に出るようになり、
疲れて土日はできればダラダラしていたい。
家の片付けや掃除なんて、
4人でちらかしたものを、
なんで私がひとりでかたずけなあかんのよ、
と、いつしか放棄。
だれも片付けない家になってました。


今回えいやっ!とばかりに片付けてみたら、
いらないものが出るわ出るわ。
あらー!
キッチンこんなに広かったのー?!
だわ。
ごちゃごちゃと、調味料のビンや
水筒、弁当箱のパーツやら、
物であふれて作業するスペースが少なくて
大嫌いだったキッチンが、
ものすごく居心地のいい場所になった。
片付け、大事だわー。
この勢いで、他の場所も片付けていこうと思う。

この25年頑張ってくれた冷蔵庫が、
壊れることによって最後に
私にもたらした影響は大きかった。

真夏にいきなりドーンとダメになっていたら、
どうなっていただろう。
もろもろのタイミングやら、条件に
ストーリーがあった。
徐々にダメになっていったけど、
最後の2ヶ月間もちゃんと働いてくれていた。
本当にありがとう。
25年間お疲れ様でした。



という具合に、
私は物を捨てるのが苦手な人間なのです。
世の中
断捨離断捨離と、
やたらに勧めてくる人がいるけど、
物を捨てること自体がものすごくストレスな人間もいるんだよね。
しかし、物に圧迫されて、
生活がままならないというのはよろしくない。
片付けて快適さを手に入れる。
これを今後
「冷蔵庫の教え」と名付け
実行していこうと思う(笑)


さて、新しい冷蔵庫についても書いておこう。

今回譲れない条件として
「左開き」があった。





よくあるタイプは、
向かって左から右に開けるタイプ。
うちのもこのタイプだったのだが、
今のマンションに越してきて、
冷蔵庫の向かってすぐ左側が壁という状況になっていた。
今回反対開きの冷蔵庫にしてみて、
もう驚くほどにストレスフリー!

なにもう、
水を入れておくと、
勝手に氷ができるってー?!
うそーん、と水を入れてしばらくすると、
冷蔵庫からガラガラっという音が。
ビクゥ!となりつつ、冷凍庫の引き出しを開けてみると、、、
氷が4つぶほどできている!
「おおお!できてるできてる!」
と、ひとりキッチンではしゃぐ俺(笑)
いっぺんにガラガラーっとではなく、
少しづつガラッと落ちてきて溜まるのねー。
25年前の製品に比べたら、
節電も含め、進化のほどは計り知れない。





まずは物をいれてみる。

「入れかた〜!」

と、自分にツッコムのも楽しい(笑)


新しいフワフワのキッチンマットを敷いて、
家族がハイエナのように自分のものを置いてくるのをポイポイっと、キッチンのエリア外へ。
自分の部屋として死守したいと思う(笑)