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相生有年道路、2024年度の工事はどこで行われるのか?

関連ブログ記事・・・2023/12/6付「相生有年道路の未整備区間の状況(2023/11/末時点)

山陽自動車道の下り線尼子山トンネル火災事故に伴う通行止めは結局3か月半近くの長期にわたり、関西以東と中国地方以西を結ぶ幹線交通に多大な影響を及ぼしました。

NEXCO西日本公式サイトに掲載されている対応報告の17ページ目によれば、

https://corp.w-nexco.co.jp/press/interview/pdfs/20231220-02.pdf

通行止め期間中、国道2号西行の相生市若狭野交差点~赤穂市有年駅前交差点間が完全なボトルネックになっており、平日は9時台から22時台まで、休日も7時台から12時台までずっと渋滞が発生し、さらにその西側の有年駅前交差点~有年原交差点~東有年交差点間も時間帯により渋滞が発生したとのこと。該当区間のほとんどは2車線のままで、即ち相生有年道路の未供用区間です・・・

しかし、関連報道の中に「相生有年道路の赤穂市内区間の整備がなかなか進まないことが慢性的な渋滞を後押しした」の類の内容は残念ながら見当たらず、世論形成の後押しにはならなかったようです。

2024/4/26に近畿地方整備局公式サイトで公表された直轄事業の事業計画(令和6年度当初予算分)によれば、2024年度の相生有年道路の予算額は22億9000万円となっています。

https://www.kkr.mlit.go.jp/profile/yosan/r6/lbhrsn000000j2pj-att/hyougoken240424.pdf

2023年度の当初予算額が8億円だったことを考えると大幅増ですね。

上記計画によれば、2024年度の事業内容は

 ・調査設計 ・用地取得(黒尾地区ほか) ・有年原地区改良工事 ・黒尾橋上部工事

となっています。

「黒尾橋」は、2022/3/18付ブログ記事「国道2号相生有年道路・有年駅付近(その6)」で紹介した地域住民のための橋の架け替えのことで、この橋が完成しないと相生有年道路本体の工事(矢野川の流路を付け替え、JR山陽線北側に生み出した川跡のスペースに道路を築造する)に取りかかれません。また、「有年原地区」はJR有年駅北西側一帯のことで、2023年度の工事の中心となっていたJR山陽線をくぐる部分の工事を継続し完成に近づけるのがメインなのかも。

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