その６の続きです。
６．鶴ヶ丘駅からあびこ筋との交差まで
鶴ヶ丘駅の南からは、阪和線の西側が住吉区となります。そして、あびこ筋を越えると、両側とも住吉区に属するようになります。
今回紹介する区間は、唯一基本計画検討案に沿って都市計画道路としての整備が終わっています。車道はなく、全てが隣接する長居公園と一体化した空間（ヨドコウ桜スタジアム前の遊歩道という位置づけ）です。もっとも、計画検討案の図面では植樹帯が描かれていますが、現実の立地を踏まえ若干の街路樹だけで十分と考えたのでしょう。
この日はヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪レディースの試合が開催されており、女子サッカー故に観客はそう多くないものの、イベント用のブースが出ていました。
さて、長居駅のほうに行くには4車線の幹線道路・あびこ筋を渡らねばなりませんが、阪和線の高架沿いには横断歩道も陸橋も地下道もなく、中央分離帯には柵があるので無理やり横断もできません。大回りを余儀なくされます。
なお、あびこ筋の地下には地下鉄御堂筋線が通っています。今回紹介した区間の阪和線高架の反対側の地上には、地下鉄の設備をメンテナンスするための機材類が置かれた保守基地があり、線路も敷かれていますが、どこで地下鉄の本線とつながっているのかは？？？です。
（つづく）
