●本日工作なし
●Fubbs解説本 P465まで。全体の75パーセント終了。
ログ・ウインドラスが終了して、バウスプリットビットの製作に入った。この項が終了すると、艦首周りは終わり、いよいよ艦尾周りの製作に入る。艦首のレール類に比べると構造は単純とはいえ、一番目立つ部分だし、最も彫刻類が集中する部分である。
ログ・ウインドラスは、長く太い丸太が必要なので、廃艦のマストを流用したくらいなのだが、この解説本では、いくつかに分割して製作するようになっている。確かに、三か所に逆回転を防止するためのギアが入っているので、この作り方には一理ある。ただ、全体にテーパーがついているので、分割して作ると高さ合わせが結構面倒なので、先に一本木で整形してから、ギアの入る部分を切断して合わせる方が楽だと思う。もっとも、八面体の棒なので、どんな道具で製作するかで、製作方法も楽さ加減も大きく変わってしまう。
キャプスタンもスピンドルの甲板から上の部分は12角の棒にしたりせねばならず、多面体の棒の製作は、何らかの方法を用意しておかないと帆船は作れない。
キャプスタンは多面体部分にテーパーが付かないので、以前製作した分割ジグを使用してミーリングすれば良いが、テーパーということになると、ちょっと製作が面倒だ。
まず、多面体の棒の場合、フラットヘッドのカッターで、真上から切削してゆけばいいし、材料側も、分割ジグに従って、ただ次々と回転させてやればよい。しかし、面にテーパーが付くと、カッターの側面を使用して削ってやる必要があるので、材料をテーパー角度に合わせて斜めに固定して切削する必要がある。このウインドラスの場合は、両端に向かってテーパーが付くので、一面について材料を三回固定しなおすので厄介になる。
そこで、旋盤のミーリングマシンを使用して、モーターを寝かせ、カッター側を正確に上下できるようにして、材料を送りながらテーパーをつける方法も考えられる。これだと、一面に対して、材料の固定しなおしはないので、その点は正確になる。但し、モーターの上下と材料の左右送りを同時にしながらスムーズな面を削るのは、しかも、それを八回正確に繰り返すのは、CNCでもない限り、かなり熟練が必要になる。
そこで、まず、八角形の棒を削り、次に、旋盤で両端にテーパーをつけてから、以前ご紹介したV字溝を切ったジグに固定して、カンナで、中央部と同じ面をテーパー部につける。
これだとかなり正確にてーぱーはつくし、面に関しても、中央で、分割ジグで正確に削り出した面に沿わせればいいので、簡単である。
私は、多分最後の方法で作ると思うが、もちろん、全部をカンナで削りだしても問題ない。慣れた人なら楽にできると思う。私は、どうしてもカンナで多面棒を制作すると、均等な棒にならないので、分割ジグを作ったくらいだから、全部カンナで作ることは考えていない。
もっとも、多面棒はその大きさにもよるが、V字溝を切ったジグを使用して、バンドソウや糸のこ、テーブルソウでも作ることはできる。この場合、薄い刃が必須だし、ガイドフェンスもきっちりブレードと直角を出しておくことは当然だが、それさえ問題なければ、直線テーパーなら問題なくつけることができる。プリアックというメーカーのテーブルソウは、こうした小さい工作向けのジグや薄いブレードがあって便利そうなので、欲しい工具の一つだが、送料と機械代が同じくらいかかるので、ずっと購入をためらっている。
ずっとためらってきているので、何とか、こう言った工作に向いたテーブルソウを自作できないか、色々考えているところだ。ブレードは、フライスカッターを使用すれば、0.1ミリから揃っているので、薄切りは問題ない。
頭を悩ませているのは、刃高調整のメカニズム。仕掛けは思いつくのだが、安定して精度を保つような工作をする自信がないことである。
まずは、ルーターテーブルの方を何とかして、この安定と精度の工作に慣れる必要がある。
●Fubbs解説本 P465まで。全体の75パーセント終了。
ログ・ウインドラスが終了して、バウスプリットビットの製作に入った。この項が終了すると、艦首周りは終わり、いよいよ艦尾周りの製作に入る。艦首のレール類に比べると構造は単純とはいえ、一番目立つ部分だし、最も彫刻類が集中する部分である。
ログ・ウインドラスは、長く太い丸太が必要なので、廃艦のマストを流用したくらいなのだが、この解説本では、いくつかに分割して製作するようになっている。確かに、三か所に逆回転を防止するためのギアが入っているので、この作り方には一理ある。ただ、全体にテーパーがついているので、分割して作ると高さ合わせが結構面倒なので、先に一本木で整形してから、ギアの入る部分を切断して合わせる方が楽だと思う。もっとも、八面体の棒なので、どんな道具で製作するかで、製作方法も楽さ加減も大きく変わってしまう。
キャプスタンもスピンドルの甲板から上の部分は12角の棒にしたりせねばならず、多面体の棒の製作は、何らかの方法を用意しておかないと帆船は作れない。
キャプスタンは多面体部分にテーパーが付かないので、以前製作した分割ジグを使用してミーリングすれば良いが、テーパーということになると、ちょっと製作が面倒だ。
まず、多面体の棒の場合、フラットヘッドのカッターで、真上から切削してゆけばいいし、材料側も、分割ジグに従って、ただ次々と回転させてやればよい。しかし、面にテーパーが付くと、カッターの側面を使用して削ってやる必要があるので、材料をテーパー角度に合わせて斜めに固定して切削する必要がある。このウインドラスの場合は、両端に向かってテーパーが付くので、一面について材料を三回固定しなおすので厄介になる。
そこで、旋盤のミーリングマシンを使用して、モーターを寝かせ、カッター側を正確に上下できるようにして、材料を送りながらテーパーをつける方法も考えられる。これだと、一面に対して、材料の固定しなおしはないので、その点は正確になる。但し、モーターの上下と材料の左右送りを同時にしながらスムーズな面を削るのは、しかも、それを八回正確に繰り返すのは、CNCでもない限り、かなり熟練が必要になる。
そこで、まず、八角形の棒を削り、次に、旋盤で両端にテーパーをつけてから、以前ご紹介したV字溝を切ったジグに固定して、カンナで、中央部と同じ面をテーパー部につける。
これだとかなり正確にてーぱーはつくし、面に関しても、中央で、分割ジグで正確に削り出した面に沿わせればいいので、簡単である。
私は、多分最後の方法で作ると思うが、もちろん、全部をカンナで削りだしても問題ない。慣れた人なら楽にできると思う。私は、どうしてもカンナで多面棒を制作すると、均等な棒にならないので、分割ジグを作ったくらいだから、全部カンナで作ることは考えていない。
もっとも、多面棒はその大きさにもよるが、V字溝を切ったジグを使用して、バンドソウや糸のこ、テーブルソウでも作ることはできる。この場合、薄い刃が必須だし、ガイドフェンスもきっちりブレードと直角を出しておくことは当然だが、それさえ問題なければ、直線テーパーなら問題なくつけることができる。プリアックというメーカーのテーブルソウは、こうした小さい工作向けのジグや薄いブレードがあって便利そうなので、欲しい工具の一つだが、送料と機械代が同じくらいかかるので、ずっと購入をためらっている。
ずっとためらってきているので、何とか、こう言った工作に向いたテーブルソウを自作できないか、色々考えているところだ。ブレードは、フライスカッターを使用すれば、0.1ミリから揃っているので、薄切りは問題ない。
頭を悩ませているのは、刃高調整のメカニズム。仕掛けは思いつくのだが、安定して精度を保つような工作をする自信がないことである。
まずは、ルーターテーブルの方を何とかして、この安定と精度の工作に慣れる必要がある。