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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

友達の友達~

2007年10月31日 | 本日のあれこれ
 情けない見出しのニュースですね。
「僕の友達の友達があるかいだやねんで」
「ほんでな~、バリ島に近づいたら危ないで、て聞いたんや」
「付け髭つけて、日本にきたりしとんねんで」
 
 報道の言葉を大阪弁にしただけで、小学生の会話です。
 まあ、趣旨としては、「だから、入管業務を強化したい」と言うことを言いたかったという話ですが、他に言いようがなかったんかい!と言いたくなります。

 国内のテロ対策は、基本的には司法の業務なので、この人が、いわばトップですね。その人の「友達の友達がアルカイダ」だから、「日本は連中のターゲットになってないんちゃうんか」と、痛くもない腹を馬鹿ブッシュ政権や諸外国に探られかねない発言です。

 後先考えずに失言する政治家は後を絶ちませんが、よりにもよって外国人記者クラブで、これをブチかますというのは、何考えてるのか理解不能です。便所のスリッパで後頭部叩いて、「アホウ!」と言ってやりたくなります。
 偽手紙事件の時も、あそこまで愚かな政治家と言うか人間がいるということにかなり目が回りましたが、これもいい勝負です。
 あちらの方は、まあ、自分と自分の政党が馬鹿晒して終わりで済みますが、こちらの方は、同盟国から、相当、日本の信用を落とす発言ですし、日本の国益を損ないます。

 幸せな事に、今のところ日本国内はテロのターゲットになっていませんが、これは、日本の警察が頑張ってるというよりは、第二次大戦から現在までの、日本の行動の結果、それほど憎まれていない、ってところではないでしょうか。

 アルカイダではありませんが、僕のアラブの友達は、アメリカは大っきらいだけど、日本は、援助もしてくれるし、そもそもアメリカに国中焼かれて、特攻までして徹底的に戦って原爆まで落とされた国だから、腹は立たないと以前いってました。
 僕は、アメリカは大っきらいではないし、どちらかと言うと好きな国です。日本人以外の友人が一番多い国ですから、「僕たちアメリカ嫌い仲間」的な親近感を持って話されてちょっと戸惑ったのですが、まあ、中東方面には、こうした見方をする人は結構多いらしく、そのお陰で、今まで、日本をターゲットにテロが起こっていないという部分もある気がします。

 でも、いつまでもこう言った見方が続くわけもないですから、こうした愚かな人ではなく、最低限、自分がこれ言ったら、どう受け取られるかくらいは考えられる人に、この仕事は担当して欲しいものです。

 それにしても、他に言い方なかったんでしょうか。

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