
きょうは、JR美瑛駅から青い池を往復してみました。
新しく整備された「美瑛川サイクリングコース(サイクリングロード)」を走ってみよう!
きっと楽しいだろな!
お天気・晴れ
気温・25℃
風速・南寄り微風
最高なコンディションです。
さあ行きましょう。
なお、様々な資料、語る人によって距離や所要時間などがバラバラなため、
標準装備の距離計に依存せずに、
GPS計測
正確なデータを得るために、
GPS受信機を別途装着して
正確な距離や時間、標高を記録しました。
自転車は今回も、
ガイドの山小屋のお客さんと同じ条件
レンタル用の
☆電動クロスバイクCタイプ
を使用しました。
体重90kのワタシが乗るので
バッテリーにはかなり負担だと思います。
お昼前に美瑛駅を出発します。
標高約190m

しばらく市街地の中心部を
新栄の丘のある美馬牛(びばうし)方面へ

5分で赤い橋

5分で赤い橋
直進すると美馬牛(びばうし)方面です。
ここは左折して美瑛川の河川敷にあるサイクリングロードに入ります。


ここからは河川敷です。
完全舗装の美瑛川サイクリングロードです。

出発から10分、美沢橋手前

美沢橋を渡ります。


わ! いきなり熊出没注意の警告!

早くもペイントされた距離と実際の距離に誤差が…早くない?笑

緑の回廊です。*

1時間少しの間、しばらくは、ぼっち自転車旅です。

緑の回廊です。*

1時間少しの間、しばらくは、ぼっち自転車旅です。

クルマなし、遮るものなし、解放的な道。
ただ、頭上で騒ぐカラス、うざいわー…
それから、
・真正面から日差しを浴び続けるので
日焼けヤバいいい
・グリーンシーズン(5月~9月)は概ね南寄りの風なので、
ずっと向かい風えええ
電動クロスバイクは、山に向けてゆるゆる登り続けます。
それなりにキツイ。
頑張れ!自分!

JR美瑛駅から走ってきたワタシ(GPS衛星による計測)と
ペイントされた距離
誤差が拡大してました。笑


最後の集落、美沢地区を過ぎると
美瑛川上流域ですが、
何か大きなものが見えてきました

コンクリートの「要塞」です。
上流域は美しい渓流ではなく、
要塞群の様相、
ぜんぜん美しくありません。
ちょっと残念。

ここまで1時間以上遮るものなく日光じゃんじゃん浴びながら走ってきましたが、

ここまで1時間以上遮るものなく日光じゃんじゃん浴びながら走ってきましたが、
このあたりからは、周囲はどんどん鬱蒼としてきます。

クマー!な感じ。

クマー!な感じ。
誰一人、出会うこともありません。


ガサガサ…
半泣き。

あっ!人の気配!
期待!

森の向こうに希望の光が見える!!

出発から1時間30分、

森の向こうに希望の光が見える!!

出発から1時間30分、
「道の駅びえい白金ビルケ」です!

ステキなトイレ…

ステキなトイレ…
ほっとしたー。


ふたたびサイクリングロードに戻ります。

青い池はすぐ!
あと5分くらいです!

見えてきました!

見えてきました!
実は、
青い池の正体は要塞群(砂防ダム群)のひとつなんです。


青い池?

繰り返し警告されますクマ。

あ!ほんとだ!
サイクリングロードは青い池の端っこに至りました。

サイクリングロードは遊歩道と兼用

サイクリングロードは遊歩道と兼用
青い地周辺では、観光客の行列に続いて自転車を押して歩きます。

青い池駐車場は有料ですが、

青い池駐車場は有料ですが、
自転車は無料です。

青い池到着!

青い池到着!
☆GPS(GPS衛星)での計測結果
JR美瑛駅から
・標高差、約300m登り
・距離、21.5km(標準装備のデジタル距離計では22.6km)
・所要時間、約1時間30分程度(ときどき写真、道の駅以外の寄り道なし)

青い池散策路
みんな楽しそう!

それでは、美瑛に戻ります。
帰りは下り坂で快適!

サイクリングロード(自転車・徒歩・河川管理者の作業車や緊急車両)のはずが、

サイクリングロード(自転車・徒歩・河川管理者の作業車や緊急車両)のはずが、
たまに、クルマきます。
マナー違反はどこにでもありますね。
運転の年配夫婦に睨まれました。

自転車道に並行した車道(白金街道)をバスや自動車が走っています。


自転車道に並行した車道(白金街道)をバスや自動車が走っています。

帰り道は下り坂、
向かい風、日焼けからも解放されて
快適!

ただ、全般あまり北海道らしさは感じられません。
「美瑛の丘」はどこにもないのです。
本州の河川敷サイクリングロードと同等かと思いました。
左の廃工場を越えたら、あと10分ほどで美瑛の市街地郊外に至ります。

あの警告看板まで戻ってきました。

あの警告看板まで戻ってきました。
やれやれ。

再び美沢橋を渡ります。

来た道、市街地の外周を走ります。

再び美沢橋を渡ります。

来た道、市街地の外周を走ります。
橋の下をくぐります。

わ!低っ!

ギリギリ


わ!低っ!

ギリギリ

続いて赤い橋。
サイクリングロードの終点。
右に行けばJR美瑛駅、
左に行けば新栄の丘のある美馬牛(びばうし)方面、JR美馬牛駅です。

市街地に戻ってきました。

あ!お風呂屋さん!

美瑛駅前まで帰ってきました。

ゴール!
無事に到着しました。

美馬牛(びばうし)駅からスタートしたときよりも、

美馬牛(びばうし)駅からスタートしたときよりも、
かなり遠く感じました。
実際に、片道の所要時間は
・JR美馬牛(びばうし)駅から、片道1時間 18km 登った坂は200m
・JR美瑛(びえい)駅から、片道1時間半 22.5km 登った坂は300m
バッテリーは2割ほど余計に消耗しました。
この差は距離だけでなく、やはり、向かい風と登った坂の量的なものじゃないかと思います。


総評
JR美瑛駅から青い池往復のメリットとデメリット
良かった点
・わかりやすい 道に迷う心配ほぼない
・解放的
・クルマほぼなし!
・やっぱりJR美瑛が便利
・ひとりぼっち好きにはたまらない
・完成前(当時は白金街道のみ)よりも距離が短縮された。(25km→22.5km)
・よく整備されている。維持管理ありがとうございます!
・クマが出そうでスリルがある!
悪かった点
・遠い、遠すぎる
・最後まで登り坂
・最後まで向かい風
・日焼けヤバイ。遮るものが何もなく、正面から日差しを浴び続ける悲劇。
・美瑛の丘なし、北海道的でもなく、普通。
・所要時間長くてレンタサイクルの料金高くなる(レンタサイクル屋には好都合笑)
・天気崩れたりアクシデントあったとき逃げ場なし
・もろにヒグマの生息域じゃん!
なんと言っても
道がわかりやすい
が、最大のメリットだと思いました。
だからコース説明も楽。所要時間は多め。
レンタサイクル屋にとっては好都合ですが、
お客さんの立場を考えれは、
「いろいろ微妙だな」
と感じたサイクリングでした。
ローカル(地元のサイクリスト)向け
ロードバイク(競技用に近い本格的な自転車)向けだと思いました。
実際に、検索結果で出てくる写真はみんなロードバイク、しかも、カッコイイ強そうな人ばかりです。
いやー、日焼けしたなー。
●● ご注意 ●●
上記の所要時間は電動クロスバイク(当店ではCタイプ)の場合です。
一般的なママチャリ型電動自転車の場合の所要時間は、おおよそ2倍です。(パワーの違いやスピードの違い)
参考になさって下さい。
電動自転車のバッテリーのこと
青い池を往復する場合に必要なバッテリー容量は
ヤマハの場合、16Ah以上
パナソニックの場合、13Ah以上
が必要です。
ガイドの山小屋のレンタサイクルの場合、体重90kの私でさえ消費30%残量70%。かなり余裕がありました。
おそらくどなたさまでも安心してお使いいただけると思います。JR美馬牛(びばうし)駅 徒歩1分
*緑の回廊
美瑛川は大雪山系トムラウシ山麓に発し、原生林のなかをゆったり流れて白金温泉、青い池を経由、石狩川に至る自然河川です。このような自然河川は野生動物の自由な移動に重要な役割を果たしています。昨今、札幌や旭川の市街地でヒグマが目撃されて話題となっておりますが、おそらくは河川の「緑の回廊」を利用して山から移動してきたのだろうと言われています。
☆☆ このブログの著者 ☆☆
ガイドの山小屋オーナーで、現役の世界旅チャリダー
一般社団法人 美瑛町観光協会理事