ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

それって、新しいぞ!笑

2019年07月27日 | サイクリング
●時間がオーバーしたけど割増料金の支払いを免れたい人、
●備品を壊してしまったけれど弁償を免れたい人、
●疲れたから突然病気になって迎えにきてもらおうとする人、

そういうとき、人は迫真の演技をするんです。笑

日本人はあまりそういう白々しいことはしないものですが、外国人は違います。考えつくこと全部を全力でぶつけてくる。

でも、
だいたい誰もが同じストーリーを思い描くようで、
いつもほとんど同じ内容を熱心に説明してくるので僕ら慣れてしまいました、タコ耳。笑

でもね、たまに「新作」があるんですよ!
「ほおー!」って感心するような新作があると、レンタサイクル屋はちょっと嬉しい。

気持ちばかり割引したりすることも。
たまに。

さて、きょうは支払い逃れをするための迫真の演技ではないけど、
「え!それ新作!」なことがありました。

その人たちは「乗り放題」だったけれど、
思いのほか早く回れたようで、午後の早い時間には戻って来られたんですが、

「私たち、まだ時間が残っているから(乗り放題だから)残りの時間はあなたのクルマを借りるアルよ」
「ドライバーしなさいよ青い池まで案内するアルね!はよはよ!」

は?
でも、妙に納得しそうなオレ。

クルマを貸せカーカー!
タクシーをよべカーカー!
これには慣れてます。毎日のように言われるから。

レンタサイクル屋でカーカー言うんじゃねえ!カラスか。

てか。
なんであんたにオレのクルマ貸すんだよ。

しかし、きょうは違いました。
想定外の要求にはボクは思いのほか免疫がないようで。

やべえ、ズルズルいきそうだ、やばいよオレ!
おろおろ

論破されそうなボクを危惧したうちの奥さんがサッと出てきて、

ペラペラ、ペラペラ
ペラペーラ!

たちまち
円満解決!

しかも
「サンキュー」とか言ってるよ3回も連呼で!

奥さんすげー!
かっけー!

奥さんのおかげで
無事に切り抜けました。
やれやれ、ヤバかったなオレ。

クラスでいちばん英語できる子と結婚してよかった!
うちの奥さんと僕は同じ高校のクラスメイトなんです。先見の明があったなオレ!

偉いぞオレ!

そんなことがありました。
最終的には「オレがえらい」で〆ます。(謎)


きょうは雨の予報だったけど、
午前中には雨があがって、無事に営業することができました。

明け方までの雨が嘘みたいに
スッキリいい天気になりました。

これからしばらくは良い天気になりそうです。


午後、ガイドの山小屋の駐車場から見上げた空と愛用の小型スパナ