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囲碁の世界普及

2010-09-20 19:50:29 | 日記
アメリカ囲碁協会員の世界分布を見てみた。
平均棋力の一番高いのは香港で 6.48 のレーティング。
6段の丁度真ん中だ。

自分を物差しにすると、アメリカの2級で、日本の八重洲囲碁センターでは4段格で互角以上の戦績を残している。
日本で7段格の人がアメリカの公式戦では4段で参加して勝ち越すのが難しいくらいだ。
それからするとアメリカ囲碁協会の初段は日本の5段くらいはありそうだ。
その基準で平均6段とは凄すぎる。

その他で棋力の高いのはスウェーデン、ロシア、ノルウェー、ニュージーランド、韓国の5段。
フィンランドやウクライナも4段。
対戦した感触で、旧ソ連や北欧には強い人がたくさんいるという印象を持っていたが、データを見て納得した。

因みにアメリカの囲碁協会員の数は14512人だが、この数字が多いのか少ないのか良く分からない。
日本から、登録している人も100人以上いる。
オランダには協会員が31人いて、その平均棋力が日本の105人と同じ初段だ。

日本やヨーロッパには、中国人のプロ棋士が何人もいて、囲碁普及に努めている。
Feng Yun 9P (豊雲)は囲碁学校をニュージャージーに3校開いて10人以上の生徒を指導している。
生徒が集まってくるのは彼女の人柄に寄るところが大きい。
Rutgers 大学(ニュージャージー州立大学)に講座も持っている。
囲碁を中心としたアジア文化をテーマとしている。


彼女をはじめとして、自ら移住してまで囲碁普及に力を注いでいる棋士が多数いることに感謝する。
残念なのは、日本の指導者は遊びに来る(旅行に来る)ことはあっても、数年計画でじっくりと子供達を指導しようというつもりがない点だ。
しばらくは囲碁の世界普及は中国に頼らざるを得ない。


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