mono森音

焼きもの・紙もの・布もの、そして贈りもの。
大切なmonoと出会う雑貨店。

年末に思うこと。

2011-12-28 | コラム

色々な意味で年末らしい空気が漂ってまいりましたー。
この時期お客様と交わす「良いお年を!」コールにも
やっと少し慣れて、しっくり来るようになってきましたが、
来週はもう来年になっているのだなぁ と思うと不思議な感じがします。

もう一つ、この時期恒例の、一年の反省&翌年の抱負を考える作業は
今年はまだいたってボンヤリとした感じなのですが
それでもこの一年を振り返ってみると、新たな出会いや模索があって
森音というスペースが、自分のやりたかった事に少し立ち返れたのが
一番嬉しかったかもしれません。
厨房を支えてくれるスタッフの登場に、どれだけパワーをもらった事か。

ご来店くださったお客様に、しっかりと心を込めて丁寧に作った物を提供し
ゆっくり楽しく過ごしていただく、しかもその当たり前の営業の中で
お店の事を気に入ってくださるお客様がいらっしゃれば、
もうそれだけで充分幸せに思います。
普通に当たり前のサービスを提供するお店をしたかっただけなので
きっとこれからも特別な何か だとか、こだわりの何か だとか
そういう驚くべき何かに出会う店にはならないと思いますが、
普通に気持ちの良いお店作りを、これからも素直に進めていきたいと
今年を振り返り、来年に想いを巡らせながら強く思っています。


普通の小さな事で言うと、カフェで食事をされるお客様に出すおしぼりが
使い捨ての物だった時、いつも罪悪感で心が落ち着かない感じでいました。
今は、てぬぐいで作った布製のおしぼりを出せるようになったのが
あずましい(北海道弁)感じで、毎日気持ち良く過ごせています。

そして、そんなあずましい気持ちで営業していたある日のこと
カップルでご来店されてたお客様の、多分男性が、相手の方とお話しながら
何か熱心に手を動かしていた様子でした。
そのお客様のお帰りになったテーブルを片付けに行ってビックリ!
机上に鎮座していた「おしぼりあひる」 すごい! かわいー!
とても心が和みましたー。





こういう、日常の中の小さなサプライズ みたいな出来事で、
ほんの少しの遊び心や思いやりで、
世の中が満ちていたなら、毎日それだけで幸せに暮らせるのになぁ
と、2011年は特にそんな風に思う事が強かった一年でした。


まずは、この小さな町の小さなお店のBLOGに目を通してくださる方が
何人もいらっしゃる という事実だけでも日々ビックリで
いつも心から感謝しております。ありがとうございます。
本年もお世話になりました。
今年も残り数日、棚卸などしながら楽しく営業したいと思います。
大晦日16時まで、みなさまのご来店をお待ちしております。


<年末年始の営業について>
12/31(大晦日)営業日※16時閉店
1/1(元日)休業日
1/2(月)定休日
1/3(火)定休日
1/4(水)より通常営業開始します