“オンステージ”って云う言葉が大好きだ。
ステージに立つ事はもうないが、
緞帳が上がると
観客の熱気と舞台の温度差が舞台風というものを生んで
ステージにスッと風が流れ込んでくる。
その時の緊張感っていうものが今でも忘れない。
会議の席でも“オンステージ”
打ち合わせの時も“オンステージ”
プレゼンテーションの時ももちろん“オンステージ”
そんな心構えで望んでいると風が吹いてくる。 . . . 本文を読む
ホテルのオーナーにお化け屋敷のようなホテルに連れてかれた。
このホテルを買い取ることになったから
設計に協力して外観照明を計画するようにと。
思えば数年前に通りかかったホテルをみて
灯りをちょっと付け加えるだけで売上が倍になると思った。
それまで飛び込み営業なんてしたことなかったのに
取りつかれたみたいに、ホテルに入ってオーナーさんに面会を求めた。
売上を倍にしてみせるから外観照明のデザインをや . . . 本文を読む
高額な照明システムを構築するさいには
照明器具の照射実験をする。
外観照明を計画する時には
照射する素材などによって表情が変わる。
また周辺の環境光の影響を受けるので
周囲の中で導入する照明器具の照度などをテストする。
プランした本人はおおむね予想の範囲内の結果だが
プロジェクトが大きくなるほど携わる人も多くなり
ペーパーやプレ映像では説得しきれなくなってくる。
私が“先生”と呼ばれるほどの . . . 本文を読む
建造物の輪郭をトレースすると、
建物がはっきりと自己主張する。
その会社のコーポレートカラーや
訴求したいお客様の琴線に触れるような色
はっきりとものを主張する習慣
日本の文化ではなかなか馴染まず
白と黒の間のグレイゾーンで存在する企業が多かった。
この頃では自己主張したい会社は多いが
人が自己主張を怖がるからなかなかまとまらないのがおかしい。
結局、外部企業に提案された自己主張になって
自 . . . 本文を読む
照明屋のあいだでは色温度って話をよくする。
色に温度?
わかりにくい話かもしれないが
たとえばロウソクの炎
真ん中部分が青くて外側にいくにしたがってオレンジ色
温度を測ると青い部分が高温で外にいくにしたがいだんだん温度が下がる。
同じ白色のランプでも
青みがかった白は色温度高く
オレンジがかった白は色温度が低いなどという。
商業施設ではこの色温度って非常に大切で
照射する製品の照明で
購買意 . . . 本文を読む
7月26日~27日に東京のビッグサイト(国際展示場)で
『国際ホテル旅館フェア 2005』という展示会が開催されてる。
私も小さいながらブースを設けてシコシコと小銭稼ぎに奔走中。
台風の中けっこうお客様がいらしてくれたのに大感激。
今回はシティホテルと旅館がお客さまなので
建築がらみの提案はひかえ
照明雑貨中心のお話しばかり
ホテル業界誌に毎月照明のコラムを寄稿している為か
専門的なご質問を . . . 本文を読む
新潟駅前のアミューズメント施設
LED の照明器具で右に左にとゆっくりと色相が変化し
往来の人々の足を止める。
周辺の環境がさほど競合する店舗も少なく
あまり激しい演出はなじまず
何度かプログラムの変更をする。
LEDの特性のひとつとして
反応が非常に早いことがあげられる。
通常の照明器具ではいくら早い点滅の信号を送っても
点滅する速度に限界があり肉眼では認識できないが
LEDの場合は秒間50 . . . 本文を読む
“色彩”は色の鮮かさを表わすが
アジアでは一般的に“色彩”を落とした用い方を伝統としている。
そんな環境の中でコントラストを明確にした色相を用いると
とても目立った外観が出来上がるが
環境への違和感を感じてしまう。
日本でもアミューズメントの世界では
彩度を上げて、明度を上げて、インパクトをつける。
先日新潟でアミューズメントの外観を LED で演出したが
東京で作ったものとの違和感を強く感じ . . . 本文を読む
照明効果は器具の特性はもちろん
照射する角度や照射する素材、周辺の環境光によって大きく変わる。
特に見落としてしまうのが素材だろうか。
舞台の場合は美術屋さんも照明に気を使った素材をしてくれるし
衣装さんも美術と照明に気を使いながら素材選びをしてくれる。
建築の場合はというとこれが難しい。
昼間の目立ち方というのも非常に重要で
上空からの照射角度を意識して設計する。
一方、夜の照明の場合は . . . 本文を読む
残像ディスプレイ『 i ball 』は
不思議感たっぷりの映像ディスプレイだ。
透明のボールの中で映像が浮かび
そのボールの反対側が透けて見えて
一瞬見ると不思議な感じがして目を引く。
2年前のロンドンの展示会で発掘してから
問い合わせは殺到したが
付属のソフトが英語版ということと
画像、映像の知識が多少必要なことから
技術的な用件を満たしている方にしか販売していなかった。
JPEG,AVI . . . 本文を読む
私たちの業界にも注文が集中する時期が年間に何回かある。
その中のひとつが“お盆前の需要”だ。
これはクリスマスとかのイベント性があるものと違って
働く人たちの都合でお盆休み前に完成するという需要だ。
今日ライトアップした店舗も急遽注文が入り
昨夜スタッフが日帰りで海外からハンドキャリーで機材を運び
今朝から電気工事会社さんが器具の取り付けをして
夕方から照明のプログラムという強行スケジュール。
. . . 本文を読む
「灯りは生命そのもの」とmchokoboさんのサイゴンを綴っているサイトで教わった。
映画やミュージカルでしか知らないサイゴンだが
阪神大震災を経験した私にとっても
そういえば 灯りが灯った時の安心感は忘れられない。
人の営みがある場所に灯りがあり
下品とか上品とかいろいろあるけど
灯りが人へもたらす影響は限りない。
集客を目的に灯り創りをしているが
その灯りを眺めるお客様の心理状態を想像して . . . 本文を読む
この3~4年、『LED照明』の人気が高い。
長寿命、低電力、をスローガンに世界中で“LED照明器具”が開発されている。
この5年間“LED照明器具”を多々スペックしてきたが
短期間の開発のためか不具合が発生する器具も少なくない
とりわけ低価格の製品は1年ももたないものも多々ある。
LEDは一般的に4万~10万時間の寿命といわれ。
1日10時間の使用で15年~30年ぐらいの計算になる。
ゆえに多 . . . 本文を読む
初めてバンクーバーにやってきた。
シンガポールからバンクバーの道のりは
からだにこたえる。
迎えに来てくれた方は「さぞかし大変でしたでしょう~」と同情してくれたが
明日の予定を聞かされたときには口だけの同情だと確信した。
とにかく朝食~夕食、夕食後のライトアップの視察まで90分単位でプログラムが組まれてる。
学生に戻った気分だが、1対1、あるいは3対1のミーティングだからうたた寝もできない。
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“PALA”という、特殊照明機器とPA製品の展示会にきている。
毎年小規模ではあるがアジアの主要都市を会場を変えて開催している。
今年は至急コンタクトを取らなきゃならない状況に迫られてやってきた。
私たちの扱うものは簡単にデモンストレーションができない
展示会には各メーカーが完成品をシステムごとに展示する。
新製品を眺めてその場でメーカーとコンタクトする場として展示会を歩く。
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