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日々の寝言~Daily Nonsense~

Mリーグのオーディション+ドラフトまとめ

Mリーグのオフシーズンで、Mトーナメントが進んでいる一方で、風林火山とビーストXのオーディションが行われていたが、昨日の 6/22 に風林火山のほうの決勝戦が終わって、両方とも結果が出た。

ビーストX メンバー入替オーディション
風林火山オーディション

上記のとおり、ビーストXのオーディションは、下石戟プロ(日本プロ麻雀協会)、風林火山のオーディションは、永井孝典プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)がそれぞれ優勝した。おめでとうございます!

下石プロは前評判が高く、両方のオーディションに推薦選手として出場するということで、両方優勝してしまったらどうなるのだろう?というようなことまでささやかれていたのだが、その評判にたがわず、始終クレバーな麻雀を展開して、まずビーストXのオーディションで優勝を決めた。そして、風林火山のほうもしっかり決勝戦に残って、十分優勝もある状況にまで持ちこんだということで、実力+運をしっかりと見せつけた。関係者は、両方優勝というようなややこしいことにならず、少しホッととしているかもしれない。

一方、風林火山で優勝した永井プロは、IKUSA という風林火山の育成リーグのような戦いの第2回優勝者として出場したいわゆるノーシード選手で、現在の所属団体でのクラスも C3 という、知る人が知る選手だったが(年齢も 1986年生まれの39歳で、若手とも言えない)、見事に大金星といえる、人生を変えるだろう優勝を手にして、アメリカンドリームストーリーの主人公となった(地味に note もされているが、X も含めて、まだ優勝コメントも書かれていないという・・・)。

しかも、決勝戦3回戦の1試合目4着から1着、1着としっかりまくっての優勝、という生命力の強さ、しぶとさを見せつけた。麻雀を打っているときや、自らを「モブ永」と呼ぶインタビューのときの様子を見ていると、神経が太いというか、大器晩成な雰囲気があって、ぜひ、風林火山で大きく成長、化けて、活躍して欲しいと思った。そういうふうに思わせる「人の良さ」のようなものが一番感じられた(もちろん本当のところはわからないが)。

勝負の世界では、そういう「人の良さ」は、弱点でもあるのだろうが、「鈍感力」と捉えれば、結構重要だと思う。実際、Mリーグの解説でも活躍していた河野直也プロは、準決勝当日に急性胃腸炎で辞退された。ご本人は本当に残念だったと思うが、普段の河野さんの繊細な気遣いぶりから考えると、蓄積されたプレッシャーによるメンタルからくる胃腸炎だった可能性もかなり高いと思う。決勝戦から出場した初代 IKUSA チャンピオンの一井プロも、始終手が震えている感じだったし、各選手へのプレッシャーは想像を超えていたと思う。そんな中で、自らを「華が無い、モブ」と認めつつも、茫洋としながらタフな麻雀を打てた永井プロは、それだけでも、Mリーグに向いているのかもしれないと思った。特に、完全に着順勝負となった第3試合で、3面張よりもライバルの一井さんからのカン7筒を狙って、見事に和了したのには、解説の勝又プロも驚いていた。

期待も高く、ご本人も相当気合が入っていたと思われる魚谷プロは準決勝をトップで抜けたが、決勝ではあまり手が入らず、めくり負けもあって涙を飲んだ。同じく元Mリーガーの村上プロ、サクラナイツを退団したばかりの内川プロも、残念ながら敗退となった。

上記のお二人の指名を含む今年のドラフト会議は 6月30日に行われる。今年はなんと、一昨年のビーストXに続いて、アース製薬の新チームも生まれるということで、指名される選手は、新規加入のアースジェッツが4名、昨季最下位のビーストXが2名、風林火山が2名、サクラナイツが1名の合計9名なのでかなり盛り上がりそうだ。それぞれ指名する予定の選手との交渉は既に行っているのだろうが、当事者の匂わせ発言などもあって、ネットでも予想が盛り上がっている。ちなみに、パイレーツの瑞原プロの自伝的エッセイによれば、指名は突然だったという話なので、まだまだわからない部分もあるのかもしれない。

日曜日には、風林火山のオーディションの裏番組として、パイレーツの「トレジャー・ハント」という新人発掘大会のチーム戦決勝が YouTube で配信されていて、オーディションと切替えながら観戦していたのだが、こちらは、瑞原プロが率いる「ゴリゴリボンバイエ」が昨年に続いて優勝した。優勝メンバーは、瑞原明奈プロ、三浦智博プロ、小宮悠プロ、山崎淑弥プロの4名。三浦プロは個人戦では決勝戦への出場を逃したが、十段位を連覇中という実力者なので、どこかからの指名はあるのかもしれない。小宮プロも安定した強さを見せていて有望だ。しかし、瑞原さんを除く3名の中で一番光っていた(これから個人戦なので、今のところ光っている)のは山崎プロで、まだまだ若いので、今後の活躍がとても期待される。

というわけで、いちおう、ネットの情報なども参考にしつつ、愉しみとして指名予想を書いておきたい(①などは指名の順番):
アースジェッツ:①近藤誠一、②石井一馬、③HIRO柴田、④逢川恵夢
 ここはいろいろなリーク情報があるのと、好きな4人を優先して獲れるというのが強すぎる。
ビーストX:⑤下石戟、⑧三浦智博
 下石プロは人気があるのでさすがに2位にすることは無さそう。紳士協定があるのかなぁ?
 オーディション以外ははっきりいってわからないが実力者狙いということで三浦プロにしてみた。
風林火山:⑥桑田憲汰、⑨永井孝典
 ここは、永井プロを2位指名にすると思う。
サクラナイツ:⑦阿久津翔太
 ここもリーク情報が多いが、Mトーナメントなどで力を発揮できていないのがちょっと懸念材料。

6/30 追記:実際の指名は下記のとおりだった
アースジェッツ:①石井、②三浦、③逢川、④HIRO柴田 → 近藤さんではなかった!
ビースト X:⑤下石、⑧東城りお → 魚谷さんではなかった
風林火山:⑥永井、⑨内川 → 内川さん復帰!!!!
サクラナイツ:⑦阿久津 → やはり、事前情報どおりか・・・堀さんがリーダーのチームになるのだ。

指名されたみなさま、おめでとうございます!

近藤誠一さんの監督勇退は選手復帰するためではなかったのか・・・※
三浦さんは指名されたが場所が違った。
魚谷さんではなく、東城さんだったのはちょっと驚いた。なぜ、魚谷さんではなく東城さんだったのか、はネットで少し話題になりそう(あれこれ勝手な推測を言われるのは嬉しくないだろうが)。
桑田さんではなく、内川さんだった。これが一番の驚き。同じ日本麻雀連盟の勝又さんの意向?ミスターXになった時点で決まっていた??(サクラナイツ監督の森井さんは、風林火山監督の二階堂亜樹さんの隣で、ちょっと複雑な表情をしていた。)

ふーむ・・・なかなか面白い結果だ。特に、東城さんと内川さんは古巣へのリベンジというストーリーがネットで話題になるかもしれない(あまりそれを言われるのは嬉しくないと思うが)。

ついでに、来期の優勝予測もしておく:アースジェッツはかなり強いチームになりそうだが、Mリーグの雰囲気への適応問題はあるので、みなさん(特に、石井さん、三浦さん)がどこまで活躍できるかが鍵になるだろう。それ以外では、やはり戦力的には、フェニックス、パイレーツ、ドリブンズが強そうで、この4チームの争いになりそう。逆に言うと、それ以外のチームは、ドラフトはあったものの、戦力的にかなり補強されたという印象はない、ということだ。

追記:※来シーズン(2026-27)からの復帰をめざすということだったらしい。
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