節分の明け方 惑星5つと月が勢ぞろい
3日は節分。2016年の恵方は南南東だが、午前5時半頃は南東から南西の空で水星、金星、土星、月、火星、木星がコラボ。肉眼で見られ、太平洋側は晴れるが、冷え込みに注意。
●明け方の空 5つの惑星と月を探して
明日は節分。今年の恵方は南南東ですが、恵方巻きを食べる前に、南東から南西の空を見上げて下さい。
3日の明け方、5時半頃、南東から南西の空に、5つの惑星が勢ぞろいします。
南東から南西へ、水星⇒金星⇒土星⇒火星⇒木星と、5つの惑星が並ぶのです。
図鑑などの写真で見るほど、大きくはありませんが、明るいので、肉眼でも確認できるそうです。
さらに、明け方の空を飾るのは、惑星だけではありません。
この時間、土星と火星の真ん中には、月も見えるでしょう。
惑星や月が空に並ぶ姿は、ぜひ、早起きをして見ていただきたいものです。
気になる天気ですが、2日夜の「星空指数」は上記のとおり。
3日明け方にかけては、太平洋側では『穏やかに晴れて』、星空を眺めるのに好条件の所が多くなりそうです。
日本海側は雲が多いですが、北陸など雲の薄くなる所もありそうですので、ぜひ、空を見上げてみてください。
ただ、『穏やかに晴れて』という所では、放射冷却が強まるので、朝にかけて冷え込みが一段と強まります。
【豆知識】
放射冷却とは、物が外へ熱を出して(放射)冷える(冷却)ことです。
例えば、お湯をわかした後のやかんは熱いですが、火を消してそのままにしておくと、だんだん冷めますよね。
これは「やかんの放射冷却」です。
同じように、夜から朝にかけて地面が冷えると、地面の近くの空気が冷やされ、気温が下がるのです。
特に『風が弱く、晴れた夜』つまり『穏やかに晴れた夜』は、冷えた空気が周りの空気と混ざりにくくなりますし、雲によってさえぎられることがないので、地面の熱はどんどん空へ出て行って、冷え込みが強まります。
布団をかけないで寝ると、体の熱がどんどん奪われて、冷えてしまうのと、同じことですね。
あすの予想気温をみてみますと…
●節分の朝 冷え込み強まる
3日の最低気温は、関東から西では、2日より低い所が多いでしょう。
名古屋は2日より5度低く、金沢も氷点下1度と、どちらも1月26日以来の氷点下になりそうです。
東京や大阪は1度と、2日より3度前後低いでしょう。
鹿児島でも3度と、霜が降りるくらいの寒さになりそうです。
4日は「立春」で暦の上で春を迎えますが、暦の春まであと少しでも、朝の冷え込みはまだまだ油断はできません。
体を冷やして風邪やインフルエンザにかからないよう、惑星や月を探して空を見上げる時は、しっかり着込んで、暖かくして下さいね。
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