県内の中高生や社会人の吹奏楽バンドが思い思いの演奏を披露する「ならブラスカーニバル」が1日、大和郡山市のやまと郡山城ホールであった。計11団体の迫力のある演奏に、観客は拍手を送った。

 子どもから大人まで楽しめる演奏会を開こうと、県内を中心に店舗を展開する楽器店「天理楽器」(本店・橿原市、川村泰玄社長)が毎年開いている。今年で6回目。

 中学、高校の吹奏楽バンドや、セントシンディアンサンブルなどの市民吹奏楽バンドが出演し、吹奏楽コンクールの課題曲などを奏でた。演奏中に立ち上がって楽器を動かすスタンドプレーも会場を沸かせた。

 ログイン前の続き平城高校の吹奏室内楽部は「サンバ・エキスプレス」など4曲を演奏。4月に入部したばかりの1年生もダンスを披露し、盛り上げた。部長の藤元梨香子さん(3年)は「大舞台で演奏できる機会が少ないので良い経験になりました。いろいろな団体の演奏も聞けました」と話した。

 訪れた橿原市の会社員、西野純司さん(48)は「初めて吹奏楽の演奏会に来ました。子どもも大人も演奏を楽しんでいて、かっこよかった」と笑顔を見せた。