平昌(ピョンチャン)冬季五輪フィギュアスケート男子で優勝し、66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(はにゅうゆづる)選手(23)に2日、国民栄誉賞が授与された。受賞者には記念品が贈られるのが恒例だが、羽生選手は「皆さまとともに取れた賞という気持ちがあり、記念品は辞退させていただいた」と記者団に語ったログイン前の続き。▼スポーツ面=一問一答

 個人では最年少の国民栄誉賞受賞で、フィギュア選手では初めて。羽生選手は「期待に応えられるだけの努力、技術、芸術(性)を持っていなくてはいけないので、さらに身を引き締めて頑張っていきたい」と述べた。

 羽生選手は、出身地・仙台の伝統織物のはかま姿で首相官邸での表彰式に臨んだ。練習中に東日本大震災に遭ったことに言及し「被災地の方々の力になれればという思いでいる。自分を通じて皆さまの心が一つになるような存在でありたい」と話した。