日本経済新聞紙面、私の履歴書 小田島 雄志を読む。
人生を振り返ったとき、おれはしあわせだったと感じるのは、
金や名誉ではなく、おれはこんなに笑ったり泣いたりしたぞ、
という喜怒哀楽の情の総量によってだ。
う~ん。素晴らしいことをいう。いまの私は素直に共感する。
しかし、待てよ。お金があるとしあわせになることもあるよね。
それに、金や名誉もある人がいうとかっこいいわけで…。
ある芝居の場つなぎに出てきた老夫婦の会話。おじいさん
が空を見上げて、「今夜は月がきれいだなあ」と言うと、おば
あさんがチラッと上に向けた目をすぐおろして、「あんたって
お金がなくなると詩人になるのね」
う~ん。これもなるほどと思った。そういえば、最近まわりに
このての詩人がおおくなってきているように思う。錯覚でしょ
うか。