太陽のコロナ・ループ
Photograph courtesy NASA
この写真では、磁力線に沿って黒点から舞い上がるアーチ状のガスの流れ
(コロナループ)の構造が映し出されている。
ループは容易に地球10個分の高さにまで到達する。
より小さな低層部のループを原動力として生まれたエネルギーは、
謎めいたコロナ全体の熱源になっていると考えられる。
太陽を形成している過熱したガス(主に水素とヘリウム)は、
プラズマと呼ばれる帯電状態で存在している。
プラズマは太陽の表面下で磁力線を押したり引きずったりして影響を与えることがある。
太陽の外側へ弧を描くほど磁力線が強力な場合、伝導性が高いためその動きに従って
コロナ・ループとなる。