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小人伝説…

2012-10-20 18:36:05 | ケルト文化
『借りぐらしのアリエッティ』とケルト文化



スタジオジブリの『借りぐらしのアリエッティ』。

この映画の原作はメアリー・ノートンの小説『床下の小人たち』(岩波少年文庫)で、

イギリスに伝わる小人伝説をもとに作られた作品だ。



イギリス 、小人伝説とくればケルト神話。森の民ケルト人は自然のあらゆる場所に神を見て、

その神を巨人や人魚、火の精や水の精など、妖精たちに託して神話として伝承した。

そのテーマは『風の谷のナウシカ』や『となりのトトロ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『もののけ姫』

『千と千尋の神隠し』などにも共通するものだろう。



ケルト人はローマ帝国やゲルマン民族によって辺境へ辺境へと追いやられたが、ヨーロッパ各地に

その末裔が住んでおり、遺跡や文化が残されている。ケルト人の故郷とも言えるのがイギリス と

アイルランドを中心とする島々で、特にアイルランドはいまでも国民の多くがケルト系だ。

もちろん小人 伝説も残されており、人間と小人が地上と地下を分け合ったという

小人レプラホーンの神話は、アリエッティの物語を彷彿させる。



というわけで、3つめのオススメルートはアリエッティのルーツを訪ねるケルト世界遺産旅。

訪ねる世界遺産はイギリスの「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」、

アイルランドの「ボイン渓谷の遺跡群」、フランスの「モンサンミシェル」。いずれもケルト以前の遺跡だが、

ケルトの人々はそれぞれの世界遺産に神を見ていたという。その心を感じよう。



まずはイギリスのストーンヘンジ。紀元前3000~前1500年ほどまで1,500年にもわたって

聖地として崇められていた場所に立つ環状列石で、目的も謎なら、最大50tもの巨石を運んだ方法も謎。

悪魔が造ったとか、神と交流する場所だったとか、様々な伝説が伝えられており、ケルト人たちはここで

儀式を行っていたとも言われる。



続いてアイルランドに渡り、「ボイン渓谷の遺跡群」のニューグレンジを訪れよう。

ニューグレンジは紀元前3000年前後に造られたと見られる謎の墳墓。

ケルト人はこの地に妖精が住んでいると考えて、聖地として敬った。アイルランドには

「スケリッグ・マイケル」という世界遺産もあるが、こちらも聖地と言われた場所。

ふたつの世界遺産はパワースポットとしても知られている。



最後にドーヴァー海峡を渡って「モンサンミシェル」を訪れよう。

ブリテン島を追われたケルト人の一部は、フランスのノルマンディーやブルターニュ地方に移住した。

そのためこの地にはケルトの文化が残されており、モンサンミシェルの歴史もケルト人が島を

聖地として祀ったことからはじまった。

『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌を歌うセシル・コルベルもブルターニュの出身で、

ケルト音楽を伝える歌手なのだ。(wikipediaより引用)


プラネタリウム…

2012-10-20 04:26:10 | ひとり言
目が覚めて、いろいろ用事をしていたら

こんな時間に…

洗濯ものを入れるのを

忘れていて、2階のベランダに出ると

目にオリオン座が飛び込んできた…


雲一つもなくて、見上げると

星の大合唱…


しばらく見ていなかったこんな星空

キラキラ輝いている…


なぜか空が泣いているように見えた…


切ない。