団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

懐かしき “色鉛筆”

2009年06月27日 | Weblog

 0305

偶然見つけた古い色鉛筆ケースだが、12色のうち「あお」が欠落しているし、中には新しいものに補充した色もあるようだ。
 
このパッケージには誰でも懐かしさを覚えるのではないだろうか・・
ボクはこの厚紙のケースを見たとたん小学生のころを思い出した。
濃いめの黄色い箱は“森永ミルクキャラメル”と同じような暖かさが漂う。
ケースの裏側には、ひらがなで示した色名や色の関係、色の明暗の関係図などの説明があり、値段は右下に¥150と明記されている。
           ¥150円
この商品を調べようと思い、この会社のホームページにアクセスしたら、なんと・・!
現在もまったく同じものが発売されていることが判った。
昔のままで現在も売られているということは、この色鉛筆がこの会社のシンボル的な商品なのだろう。
¥756(税込)だから、ほぼ5倍くらいになるが、貨幣価値や経済成長率から逆算すると¥150のものは昭和40年代前半とも思える。
色鉛筆を子どもに買い与えたのは昭和60年代で、それは色数も多くブリキのケースだったので、この12色にこそ懐かしさがよみがえる。

映画「続・三丁目の夕日」の中で、40色ぐらいのをプレゼントする場面があるが、あの時代(昭和34年の設定)に小学生向けにそんな豪華セットがあったのか・・時代考証に疑念がのこるのは別として、ボクの子ども時代はクレヨンも鉛筆も絵の具も大体は厚紙のケース入りだったと思うが・・
高級鉛筆(三菱ユニやトンボMONO)がプラスチックケースに入ったのが、高校生のころだった気がするが・・

この時代の薬や石鹸のホーロー看板、ステイショナリー(というより文房具)の厚紙ケースやそのイラストには“メンコ”と同じような愛着が今でも湧いてくるから不思議だ。
 文房具や石鹸のホーロー看板
   
   

コメント (1)
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