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ホーロー看板を、店のアイキャッチのために使うという利用法は、昭和を懐かしむ世代には、相当な効き目があるらしい。
このゴチャゴチャしたガード下(多分ここだけは終戦直後と変わっていないであろう)のビジュアルの中で、よく効いている。
大村 崑ちゃんが鼻メガネで「おいしいですよ」といっているようだ。
この店の中、外には昔の映画ポスターが所狭しと貼ってある。 これを見るだけでも楽しいが、ホーロー看板もかなり貼ってあるので、それを見ながら一杯飲るのもまた楽しい。
歳のせいか、最近はこんな場末のような居酒屋が、妙に懐かしいような気がして落ち着く。 若い頃はそんなに馴染んでいなかったのだが・・傍から見ると、たそがれたオヤジが、安酒をくらっているとしか思えない・・というより、事実そうか(笑)
(写真)有楽町 ガード下