団塊の青春と昭和の東京

昭和の名残りを求めて since2007・02・10

青梅市の映画看板⑱ 紅の翼

2007年12月01日 | Weblog

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アランドロンの全盛期、日本では石原裕次郎が人気絶頂を迎えていた。
日活のダイヤモンドラインの筆頭として、それまでの唄える俳優、高田浩吉、鶴田浩二、宝田明、高嶋忠夫などとはスケールの違う、唄って大ヒットを飛ばす銀幕のスターとしての活躍が続いた。
男は裕次郎、女はひばりの時代が長くつづく・・

それを地で行くような映画 「嵐を呼ぶ男 」 は今、上映中の 「 続・三丁目の夕日 」 の中でも時代背景として出てくる。
「 嵐を呼ぶ男 」 は昭和40~41年頃に、渡哲也がリメイク版で出演しているが、やはり、裕次郎でなきゃ~と思いつつ当時(浪人時代)観たものだ。
リメイク版では、石原裕次郎⇒渡哲也、小高雄二⇒藤竜也が演じているから、これもまた、古い!懐かしい昭和だ。

「紅の翼」はセスナのパイロットを演じた作品で、八丈島の子どもに血清を届けるセスナのパイロット(裕次郎)が、殺人犯(二谷英明)にハイジャックされるが、何とか間に合わせるというストリーで、映画としては、「風速40米」などと共に、ハッキリ言って駄作だ。 石原裕次郎の主演は、この後、昭和40年代に入ってからの作品が良い。

「夜霧よ今夜もありがとう」「赤いハンカチ」「銀座の恋の物語」「鷲と鷹」「幕末太陽伝」「狂った果実」「太陽の季節」「俺は待ってるぜ」「錆びたナイフ」「陽のあたる坂道」「若い川の流れ」「鉄火場の嵐」「世界を駆ける恋」「あじさいの歌」「青年の樹」「天下をとる」「喧嘩太朗」「明日は明日の風が吹く」「やくざ先生」「闘牛に賭ける男」「黒部の太陽」・・・・・・・

観た映画はまだまだ数え切れないが、ボクの評価でのベスト3は「山と谷と雲」「戦争と人間」「嵐を呼ぶ男」となる。
   (写真) 「 紅の翼 」

コメント
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