聖域である寺社やその周辺は、植物にとっても聖域であるようで、公園などとはだいぶ違ったいろいろな植物を見ることができるようです。以下はすべて常照寺とその周辺で見たひっつきむしです。
ダイコンソウ(常照寺池)(撮影9/4)
バラ科。根元の葉がアブラナ科のダイコンの葉に似ているので付いた名前だそうです。実のさきがカギ状に曲がっています。
ミズタマソウ(常照寺池)(撮影9/4)
アカバナ科。実の様子を水玉とみたようです。小さな実にびっしりとカギのある毛がついているのだそうです。
ヌスビトハギ(常照寺池)(撮影10/5)
マメ科。花はいかにもマメ科らしいかたちをしていますが、実もそう思えばキヌサヤのような平たい豆に似ているようにも思えます。実の表面に細かいカギが一面に並んでいるそうです。
イノコヅチ(常照寺池)(撮影10/5)
ヒユ科。茎にある節のふくらみがイノシシの子の膝頭に似ているという意味だそうです。ヒナタイノコヅチに対して、これはヒカゲイノコヅチともいわれるそうです。実の根元にある包葉という先の曲がったとげ型の葉がくっつくのだそうです。
ノブキ(常照寺北側)(撮影10/8)
キク科。同じキク科のフキに葉が似ているのでいわれたようです。実にはえた毛からネバネバの液がでてくっつくようです。
「水戸の」ブログ、興味深く拝見いたしました。ひっつきむし、最近は見ないと思っていましたが心が大人になってしまい見つける眼が見えなくなっているのかなぁと思いました。水戸市内でもあるところにはあるのですね。
私の子供(小学1年)にも見せてやりたいのですが、具体的に常照寺池のどの辺でしょうか?子供と歩いて見つけられる場所でしょうか?ひっつきむし(1)で酒門町のオオオナモミも見に行くことできる場所でしょうか、また、子どもに遊ばせるためにいくつか採取しても差し支えない(私有地で許可がいる?)でしょうか?お教えいただければ幸いです、よろしくお願いいたします。
昨日さっそく常照寺池周辺に行ってきました。まずは田んぼのあぜ道でオナモミを見つけました! 常照寺の駐車場から池に向かおうとしましたが、たしかに工事中で、池の水が抜かれ東側の岸に重機が入り土嚢が積まれたりしていました。北側の道も鉄板が敷かれ草も刈り込まれ進入禁止でしたが、警備員さんに一声かけて通してもらいました。イノコヅチがわずかに残っていました。おかげさまで子どもになかなかできない体験をさせることができました、ありがとうございました。
あそこでは、ほかにも、かわいいスズメウリの実、ウメモドキ、ニワトコの赤い実、ミズキの黒い実、オニグルミ、エゴノキ、マユミの実なども今見られます。
子供さんに楽しんでいただけたようでしたらなによりです。