棟木(むなき)は雨に濡れて腐らないように壁から突き出さないのが普通だったのでしょう。でも、だれかがそれに逆らって突き出したスタイルをつくったところ、新鮮さやかっこうの良さがうけたのでしょう、それが支持されて水戸では広がったのだろうと想像できます。そしてさらに、その棟木の小口に、防水を兼ねていろいろな模様をつけることが広がったようです。今回はそのうちで、名字がかきこまれているらしいものをご紹介します。たぶん、それぞれ地域の代表的名字をもった家の蔵なのでしょう。
丸山(河和田町)
サッカー・ラグビー場近くにある大きな蔵でした。
片岡(秋成町)
鹿島神社の近くです。秋成町には屋根付近にこだわる家が多いように思われました。
鈴木(飯富町)
国道123号線沿い・飯富市民センターの近くです。
坂田(鯉淵町)
鯉渕中央信号近くです。このあたりは古い民家が多いようです。
富田(五平町)
五平神社の近くです。ここも古い民家が並んでいます。
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