偕楽園表門(常盤町1-3-3)
表門は偕楽園本来の入口になる門だそうです。黒門ともいうそうですが、この黒い色は、松煙塗りという、松を不完全燃焼させて集めたすすを顔料にしたことによるのだそうです。
七厘(七輪 埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
七厘は、かつてどこの家にもあった、料理用の炉だそうです。これは近世の出土物のようですが、現在の形とは多少違っているようです。燃料に炭を使った、便利な道具でしたが、炭に火をつけるのが大変だったような記憶があります。七厘(10厘が1銭で、100銭が1円です。)ほどの炭で間に合うという意味の名前だそうです。
樫(カシ)炭 楢(ナラ)炭
樫(カシ)、楢(ナラ)炭(森林公園自然環境活用センター 全隈町1416-1)
前回、櫟(クヌギ)炭をご紹介しましたが、樫(カシ)、楢(ナラ)炭も、それぞれ微妙に違っていて面白いので見くらべてください。
火消壺(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
消し炭入れの壺のようです。かつて、燃え切っていない炭は、この密閉した炭壷に入れて消火して、その後再び使ったものです。
書画用墨(茨城県近代美術館 千波町666-1)
ミュージアムショップに色々な墨が並んでいました。左の墨は、「天女無縫」という古墨のようで、1万円の値段が付いています。書画に使われる墨は、油煙墨(主に菜種油)と松煙墨などがあるそうですが、古くなると味わいが変わってゆくようです。
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