ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の始まり(6)

2023-03-27 20:30:23 | 水戸

 

 寛永1年(1624)に紙金奉行になった浅香宗右衛門が、水戸で初めて金札を通用させたそうです。縦は約17cm、横は約4.5cmで、裏に鶴亀、松茸と蓑傘鎌が書かれていたそうです。水戸市史は「分からないというしかない」としているようですが、寛永通宝を、寛永2年(1625)に水戸の佐藤信助が鋳造したという説があるそうです。互いに何か関係があるのでしょうか。

 

 今の銷魂橋(たまげばし)脇にある江戸街道基点碑のあるあたりに、寛政12年(1800)に水戸で初めての火の見櫓ができたそうです。明治35年の地図を見るとそのあたりは、消防器械置場になっています。写真は明治35年の地図ですが、「シ」は、消防機器置場の記号です。

 

 明治5年(1872)に郵便受付所が、上市向井町と下市1町目にできたそうです。まももなく市内各町の有力者36名が選定されて、そこに郵便受取所が置かれたそうです。写真は、令和3年(2021)が郵便局開業150周年であることを記念して装飾を施した水戸中央郵便局です。

 

 水戸警察署は、明治5年に裁判所内に設けられた「聴訟課(ちょうしょうか)」がはじまりだそうです。その後、明治7年に、検事局の司法警察と、行政警察の警察係が合体し、金町に詰所がつくられたそうです。写真は現在の水戸警察署です。

 

 茨城県で一番古い剣道の道場は、明治7年に、幕藩時代は弘道館剣術方をつとめた小沢寅吉が、自邸に開いた東武館だそうです。維新以降の士風の衰退を見て、その復興を目指したそうで、道場では、北辰一刀流剣術、新田宮流抜刀術を指南したそうです。写真は平成24年に撮った、すぐ近くの現在地へ移築する前の東武館です。

水戸の始まり(5)


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