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金魚日和

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ふられる気持ち

2013年02月16日 | 料理・食べ物

Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G


先程まで、打ち合わせと買物を兼ねて都会へ行っていた。
 
都会ったってアンタ、所詮は岐阜市内なのだが、
いかんせん、事務所がある地域は、
・人口以上にイノシシが多い
・住民の視力の平均値が4.8
・深夜営業の食堂の閉店時間が20時
といった場所である。
《夜、自販機以外にも発光しているモノがある》と言うだけでも、市内は都会に感じるのだ。
  

途中、ランチる為、県図書館近くにあるロッテリアへ寄った。
都会の若者から『オヤジ狩り』の標的にされないよう細心の注意をはらいつつ『エビバーガーセット』を買い着座した。

ほどなくして背後からカサカサ音が聞こえてきた。
わりと神経を逆撫でする音である。
イラっときたものの、怒鳴りつけた相手が身長180cmある屈強な中学生だったりしたら返り討ちコースである。
こんなところで医療費をつかわされるのもかなわんので、大人しくポテトを食べていた。ら、思い当たった。

そうだポテトだロッテリア。
ロッテリアでポテトと言えば『ふるポテ』。
ノーマルポテトしか食べない為その存在を忘れていたのが、あの音は『ふるポテ紙袋』を振っている音に違いない。

と、判明したものの、イラっと来る事にはかわりない。
第一、いつまでカサカサ振っとんねん。『ふる』にも限度があるやろ。
そろそろ原型無くなってねーか、ソレ。という振りっぷりなのである。

「もぉアカン/身長160cmくらいの貧弱な小学生だったら勝てるかもしれん/どんなヤツか顔だけでも見てみよう」
と思い、気持ちエレガント気味に振り返ってみると、
同年代と思しき女性が本を読みながらふるポテをシェイクしていた。
本のタイトルは、『ふられた。』

正面に向き直り、「・・・ポテト目線か。」と呟いてコーヒーを飲み干した。
  


with a happy face

2013年02月13日 | 生活

【2月18日追記】

当日はやむを得ない事情により、急遽参加することが出来なくなりましたが、
代わりに出席した妻曰く「200名近くいたのでは」という沢山の方にお集りいただけたようです。
自分がお礼を言うのはおかしいのですが、告知した者として一言お礼申し上げます:ありがとうございました。

あらためて故人の冥福をお祈りいたします。
  

*     *     *


なにかと多忙なナカムラミオさんに代わり、
今週末に行われることが正式に決まった『のお別れ会』に関する告知をいたします。

*     *     *

『故 鈴木聖也 お別れの会』

日 時:2月17日(日)午後17時より午後18時30分
場 所:角文株式会社
    角文本社ビル5階
    愛知県刈谷市泉田町古和井一番地
電 話:0566-22-1811

※ご芳志ご供花ご供物は固くご辞退申し上げます
※都合の良い時間に平服にてお越しくださいますようお願い申し上げます

*     *     *

とのことです。
会場には、故人の作品や思い出の品、生徒さんからの手向けの作品等も飾られます。

故人を知る方でしたらどなたでもご参加いただけます。
にぎやかな事が好きだった友を笑顔で送ってあげて下さい。
 


なぜ新しいレンズを欲しがるのか【2】

2013年02月12日 | カメラ・撮影
【D90 & RICOH GR-DIII】
Nikon D60 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G 
 
ちょっと間が空いてしまったのだが、【続き】
 
前回の記事では、
ほとんどの『コンパクトカメラ』は『カメラ本体』がメインで『レンズ』は単なる一部分にしか過ぎないように見える。
が、その感覚を『デジタル一眼レフカメラ』に持ち込むのは間違いで、
デジイチでは《レンズこそが画作り中核を担っている》、と説明した。
 
今回からは、《レンズの種類や役割、スペックの違いがもたらす撮影結果の違い》について書いてみたい。
 
 
【レンズの種類】
レンズには『ズームレンズ』と『単焦点レンズ』の2種類がある。
 
前者はコンデジでもお馴染み、《光学10倍ズーム》などと表記される『ズーム』と同じ意味で、
《ある地点にとどまったまま、遠くのモノを大きく、また小さく写したりすることが可能なレンズ》の総称である。
大雑把に書くと、『ズームレンズ』とは《写せる範囲(≠焦点距離)をズーム操作で変えられるレンズ》だという事になる。
 
一方の『単焦点レンズ』は、
一部のマニア向けコンデジには採用されているものの、あまり目に・耳にすることが無いレンズであろう。
難しい言い回しをやめ簡潔に説明すると、
《写せる範囲が固定されており、画面内の被写体サイズを変える為には自らが移動しなければならないレンズ》という事になる。
《焦点距離が固定されている=単一の焦点距離しか持たないから『単焦点レンズ』》。意味としてはシンプルっすな。
 
ここでは、両者に違いはあれど、『焦点距離』というものが設定されていることに注目していただきたい。
 
 
【焦点距離】
正確に書くと《ピントを合わせたときのレンズ面から撮像素子までの距離》の事なのだが、そんなことはどーでもよろし。
 
先の《光学10倍ズーム・コンデジ》を例にすると、
カタログや本体などに《28-300mm》などと表記されている数字部分のことで、
要は《どれくらいの距離範囲をズーム操作出来るか》の事だ。が、
コンデジでのこの感覚が、『レンズ&カメラが欲しいよ!全員集合病』に対する誤解をうむ原因の一つにもなっている。
 
コンデジの多くは、ズーム倍率が大きければ大きい程良い/偉い/だから高額、とされている。
そして今や《光学30倍ズーム!》などの機種も当たり前のように売られている。
 
この感覚で判断すれば、以下に記載したレンズ(DX規格:知らなくてよろし)は
価格順に安いものから並んでいるように見えると思うのだがどうであろう。
 
・85mm(単焦点) 
・12-24mm(2倍ズーム)
・17-55mm(3倍ズーム)
・55-300mm(5.5倍ズーム)
・18-200mm(11倍ズーム)
 
そもそも「…何故に同じような焦点距離のレンズが何本もあるんだ」って気がすると思うのだが、それはさておき。
単焦点が一番安く、ズーム倍率が大きくなるに従い価格も上がっていくのが自然な流れの筈だ。
極端な話し『高くても11倍ズームを1本買ってしまいさえすれば全て事足りるんじゃね?』、と。

甘い。
それは甘い。
塩と間違えて砂糖を大量投入ったmy娘作の野菜炒め@家庭科実習と同じ位甘い。
 
それだと話は簡単なのだ。
レンズ購入時に悩むことも無いし、焦点距離がかぶるレンズを複数持つ必要も無い。
現実社会の理不尽さを反映した希望小売価格の安いモノから順にならべると、こうだ(來未)。
 
・55-300mm《f/4.5-5.6》5.5倍ズーム・・・・48,000円
・85mm《f/3.5》単焦点・・・・・・・・・・67,000円
・18-200mm《f/3.5-5.6》11倍ズーム・・・105,000円
・12-24mm《f/4》2倍ズーム・・・・・・・162,000円
・17-55mm《f/2.8》3倍ズーム・・・・・・220,000円
 
ね?ワケわかんないでしょ?なんだったのよ、エロ格好良いって(違
デジイチのエントリー・モデルに採用されているレンズは『18-55mm《f/3.5-5.6》3倍ズーム:35,000円』なのだが、
似たような焦点距離の『17-55mm《f/2.8》』は6倍以上の値段である。ナニガ・ソンナニ・チガウンダ。
ちなみに現時点でニコンから発売されている最も高倍率なズームレンズは《16.7倍ズーム》である。
 
 
「単焦点?ズームが無いなら安くて当り前でしょ?なんでズームより高いのよっ!!!」
「デジイチのレンズも高倍率なモノほど良いし高いんでしょ?」
「コンデジで30倍なんだからデジイチだと50倍位もザラなのじゃないの?」
「デジイチとかコンデジとか言ってるからココイチ食べたくなったじゃないのっ!」
 
 
なぜこれらの《ごもっともな疑問》に反し、現実社会は理不尽な序列になってしまうのか。
その疑問を解くカギは、『焦点距離』の後方に記載された『《f/ 》』内の数字にある。
勿論、他にも要因は色々あるのだが、面倒だからここでは全て『《f/ 》』の所為にしておく。
 
 
それらの数値こそが、レンズ沼のおおよその正体であると言っても過言では無い、『開放F値』なのだ。
 
レンズの価格を大きく左右する『開放F値』。
そのわずかな違いはナニをもたらしているのか。 は、次回に。   【つづく】