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金魚日和

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げ・ん・ぱ・つ・3

2011年03月18日 | 生活

数字に弱い。

別に「…困っている数字を見ていると放ってはおけないたちでしてねぇ、、」的に弱い訳では無く、
覚えられない/記憶に残らないのだ、数字が。

ややこしい単語、例えば『アインシュテルツェンデ・ノイバウンテン』などは一度聞けば覚えられる自信があるのだが、
ことソレが数字となると途端に覚えられなくなる。

なので、連日報道されている「○○マイクロシーベルト」「○○ミリシーベルト」等の数字を見ていても、
「何ミリ以上がヤバくて何メートル離れれば大丈夫なのか」等の数字的根拠が頭に残らない。 …致命的な欠陥だ。


昨日の帰宅時、車中でNHKニュースを聞いていたところ、第1原発周辺の避難命令が半径20kmに拡大されたとのこと。

今までは実感が伴うより前に脳から消滅していたであろう数字なのだが、
10年間往復し続けた結果、「事務所から自宅までは約15km(直線距離だと約10km)」のインプットに成功した昨今、
さっそく自宅を中心点とした半径20kmの円を想像してみた。

((通勤時の直線距離×2倍)×2)×3.14

………これだけの面積に人がいない様子って。。。


「想像もつかないこと」が、今も多くの方の身におこっている。
予想だにしなかったであろう命令により、
生命の危機にさらされながら事態の収束にあたられている方とその関係者の方々に、少しでも感謝の念が届きますように。


東北6県

2011年03月17日 | 生活

美術系の大学受験には学科の他に実技の試験がある。当然か。
試験内容は学校と学部によって違うのだが、「デッサンと専攻科目」という組み合わせが一般的だ。

受験科目にあがっているということは、当然のことのようにソレを教え(て商売にす)る塾がある。
『○○美術研究所(以下「研究所」)』などと仰々しい名前で呼ばれているものがソレだ。


20数年前の夏休み、前年度に大量のゲーダイ合格者を出した研究所に通う為、埼玉の伯父の家に居候った。
ちなみに野球界で『ミスター』と言えば長嶋さんを指すように、美術系で『ゲーダイ』と言えば『東京藝術大学』のみを指す。

1ヶ月程通った最終日、デッサンと油彩(自分の専攻科目)のコンクール的なモノが開催され、
そこそこ良い成績だった自分は「夏休み以降も通わないか」的なお誘いをいただいた。

その時に「岐阜から通うのは無理っす」的な断りを入れたところ、30代と思しき“えのきどいちろう氏”似の講師から
「そーかー、それは残念だねぇ、、。  …ところで、岐阜ってドコにあるの?」と訊かれた。


当時は「ゲーダイ卒業者の一般常識の無さを物語る微笑ましいエピソードの一つ」だと思っていたのだが、
自分とは縁もゆかり(not シソふりかけ)も無い土地に関しては正確な情報なんて持っていないわなぁ、、
ってなことを、東日本大震災をきっかけに東北6県の正しい位置関係を知った自分が言ってみる。


げ・ん・ぱ・つ・2

2011年03月16日 | 生活

2号機に続き4号機からも「誰/ドコからも歓迎されない物質」が漏れだしているらしい。
山かけトトロ汁」の系では無く「吸うと声が哀川翔さんになってしまう」気体の系なのかもしれないが、情報からは特定出来ず。

現在、白煙を上げているらしい4号機なのだが、
放射線量が多すぎて、常駐しての冷却作業はおろか、一時的な消化活動すら出来ないとのこと。

…政府の発表では、現時点では『まだ大丈夫』らしいのだが、
仮にこのままの状態で推移・沈静化に向かったとして、『もう大丈夫』な状態になるまでにはどれ位の時間がかかるのであろう。


安全に停止した5、6号機も水温の上昇がみられるという。
どの原子炉も核爆発が起こる可能性は極めて低いらしいのだが、
逆に言えば、瞬間的な『最悪の事態』が訪れないということは、
根本的な解決策が無い現状のまま、『まだ大丈夫』と『ちょっとヤバい』の間を行き来する期間が長期化する、ということなのでは無いか。

哀川翔さんの声でケンシロウの物マネをしてしまいそうな程ストレスフルな毎日である。


げ・ん・ぱ・つ

2011年03月15日 | 生活

いつまでも悲嘆にくれているばかりでは馬鹿ブログの名がすたる。
そろそろ小ネタをはさみつつシリアス路線からの脱却をはかろう、などと思っていた矢先にこのニュース:

『福島第1原発2号機で爆発/格納容器損傷→圧力抑制プールの圧力低下』

…適当なことは書けないが、
ここから導き出される結論はどー考えても楽しいことでは無いだろう。
「山かけトロロ汁」以上にヤバイものが漏れ出していると考えるのがふつーだ。


エゴ丸出しな上、無駄に恐怖感をあおるようなことを書いて申し訳ないのだが、
関東地方に住む全ての友人知人は、原発問題が片付くまでその地を離れていて欲しい、というのが本音だ。


義務と使命と被爆の恐怖におわれながら、今も現場で作業にあたっていらっしゃる方々に心より敬意を表します。


1×10×10×10×10

2011年03月14日 | 生活

死亡者の数は、宮城県内だけでも「ほぼ1万人単位に及ぶのは間違いない」旨の発表が宮城県警察本部から為された。

連日報道される映像を観ていても、その時点で判明している死傷者数では済まないであろうことは容易に想像できたことなのだが、
公的機関からの正式発表で聞くその数字はやはり、重い。


「命だけは助かった」状態の方々が、生活してゆく為の一歩を踏み出すことは、精神的にも経済的にも容易なことでは無いだろう。
一命をとりとめたことだけをもってして「よかった」とは言い切れないのかもしれないが、
それでもやはり、瓦礫の山の映像を前にして、一人でも多くの方が助かることを願ってやまない。


…と書いたところに福島原発三号機爆発のニュースが。。。
被災地の方に救援の手が必要なように、非被災地に暮らす者には、公的機関が発表する『正確な情報』が必要だ。