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日常の創発性・・・池さとし

2010年09月01日 | 川柳

         現代川柳の広場 第3号  『極光』より

 「独楽はとまると倒れる」とか、「殻を脱がない蛇は死ぬ」などと言う諺がある。

簡単な言葉で、その諺の持つ意味を考えてみると、日々の生活自体にゆとりと愉しみを持つべきだということだろう。

      このことは、そのまま川柳にもあてはまるのではないだろうか。

           

 趣味のひとつではあるが、その場にとどまってしまっては、川柳という物の生命力は枯渇してしまい、停滞・硬直化してしまうに違いない。

 やさしいことばで、深い意味を持つ生命体(川柳)の誕生を目指したいものである。

 新しい生命体を創造したときの歓びこそが、いま、自分たちが目指している川柳の道なのではあるまいか。

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