川柳・ボートっていいね!北海道散歩

川柳・政治・時事・エッセイ

朝の光景・・・無事であること・すなわち・・・美なり。

2013年03月08日 | 川柳

                 北海道!

  と、いってもいささか広うござんす。。。

函館から200m離れた北斗市七重浜に住んでいます。

 ここ数日、最高気温が7度や8度にも上がり・・・暖かいはずなのですが

それと共に、山のように積み上げられた・・・雪の塊が気化し・・・湿度が高くなり

案外肌寒さも感じています。

 

夜中はまだ、マイナスで今朝も、7時半ごろ生ごみを出しに行ったら、路面はかちかちのつるつる。

若ければ「白鳥の湖のように・・・スケートで踊りたい気分」ですが・・・歩くのも・・・やっと!

 ご近所の小学生達3人が歩いては・・・転び・・・歩いては・・・転びで。。。

見ている私も思わず子供達に「あのね・・・両手を大きく広げて・・・バランスを取りながら・・・

足は、逆はハの字でこういう風に歩くの!」と、ご近所バーさんモード!

 

 ご近所に住むウガンダ人の母と、日本人の父との間に生まれた3人姉弟の長女の転んだのを見かねてアドバイスした。

私を見つけると・・大きく手を上げて挨拶してくれる・・・とても可愛い子。

 昨年の入学式の帰りに家の前でお母さんが、大きなルイビトンのバックを肩にかけながら「娘の入学式に行ってきたの!」と、とても嬉しそうに弾むように語っていた

。。。。あれから・・・一年。

 まだ、このお嬢さんがお腹にいたときは・・・お人形さんのように小さくてかわいい新婚さんが・・・今はちょっと貫禄の付いた・・・日本人より礼儀正しい・・・すてきなレディー。。

 この女の子がお腹に居たとき、こんな寒い北海道で・・・やっていけるのかしら・・・と、

見守っていた私も。。。

どうしてどうして・・・・お姑さんと一緒に二世帯で暮らしながら・・・ほんとの親子のように支えあって暮らしている。

ご主人が居ない日も大きなお腹で毎日雪かきをしていた。

 異国で・・・えらいなー・・・といつも思う。それでいて・・・日本人の昔の謙虚な姿勢とまなざしをいつも感じる。

陽もだんだん高くなると・・・今冬は雪投げももう余り出来なくなった父母が・・・木槌で庭の薄い氷を叩いて割っていた。

「余り無理しないように。。。」と、一言言おうと思ったが・・・やめた。。。

父母にとって・・・やっと、気温も高くなり・・・少しでも私達夫婦の負担を助けようと思ったのだろう。。。

 啓蟄とはよく言ったものです。

虫がのこのこ地上に這い出ると同時に・・・わが家の老夫婦もむくむく・・・地上に出始めました。

 こんな光景が見られるのも・・・あとわずかだろう。。。

           一年一年・・・人は間違いなく老いていく。。。

 ひ孫達と過ごすのを何より楽しみにしている父母の今朝の元気な姿。

 無事であること・・・すなわち・・・美なりとは・・・このことなのだ。。。

コメント
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