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ケータイ業界の動きを読む~ドコモ・au・ソフトバンク・ウィルコム

◆格差社会 拡大の背景

2006年10月10日 | Weblog
安倍新政権が発足し、小泉内閣の足跡として格差が拡大していることが一部で問題視されているみたいだけど、これを小泉さんの責任にしては本質的な問題を見過ごす結果になるのではと懸念しています。

これは、一企業として会社を社会に照らし合わしてみても感じるところです。
政策として、税制や社会保険の負担率が、低所得者にとっては負担増となり、格差拡大に繋がっていることが事実なら事実でしょう。しかし、いくら負担先を調整したからといって格差拡大は根本的に直らないと思います。

その理由は、今自分の会社での社員間の格差拡大がどうなのか?あるいは社員間の格差拡大はなぜ起こるのか?を考えてみれば、今世の中で起こっていることもわかるからです。
社内での格差拡大は、優秀な社員とそうでない社員に区別すると、おおよそ2:8の法則で、上位2割に相当する社員が優秀で勝ち組、あとは簡単に言えば負け組みとなります。すなわち収入面において負け組みの人は大きな収入増加が見込めないということです。当然上位2割の勝ち組の人は、いくらか収入増加が見込まれます。これが1年、2年。3年と続いていけば、数年でその格差は歴然としたものになります。これが格差が起こる実態だと思います。

会社で優秀な社員・価値ある社員とは一体どんな人でしょうか?
20年30年前なら、会社を休まず、遅刻もなく、真面目にコツコツと仕事をし、上司の指示・命令には忠実(ある意味会社に忠誠心をもって)であれば、それなりに評価されていたんじゃないでしょうか?そういう社員が大勢を占めていても、それで良かった。また社会の要求・すなわち消費者の要求もそのようにコツコツ真面目に提供された商品やサービスで足りていたわけだと思います。

しかし、最近はどうでしょうか?
上司の指示命令で仕事をする人の評価は?たぶん出来ないヤツでしょうね。
いくら真面目に仕事をしても優秀であるとは全く評価されないわけですよ。

もし、接客業に携わるのであれば、顧客満足や顧客感動(リッツカールトンホテルや東京ディズニーランドみたい)をお客様に与えなければいけない。そういうことが実践できる人が優秀である。またお客様もそういうことを期待している。
そんなことことを実現できる人が、とてもとても世の中の半数以上いるとは到底思えません。当然自分の会社の中を見回しても、それは難しいだろうと思います。
もちろん理想を求めて努力を未来に向かってし続けていくのは企業活動ですが、結果はおおよそ2:8のようになってしまっているのが現状です。

今の日本という市場の要求があまりにも高いのに、それに応えられるだけの人間がいない仕組みに世の中が動いていることに問題があるように思います。
日本の高度成長時代、例えば道路が整備され、高速道路敷設され・・・
こういう仕事は、実は勉強が苦手で、肉体的に自信がある人が現場で作業をし、物を作るということで世の中に役に立つことが出来た。そしてある程度の収入も得ることができた。しかし、公共事業がドンドン減ってきた今、そういう人たちの行き場はなくなり、その行き先としてサービス業だったり、IT情報サービスだったりにシフトできるか?というと非常にむずかしいと思う。
誰にも得手不得手があり、社会構造として業種的にうまく適合していたものが、近年では、社会の要求と供給が構造的にバランスが崩れてしまっているように思う。

未来学者のアルビントフラーは、高度に発達した先進国においては、第二次産業の従事者が減少し、第3次産業へ雇用はシフトし、次に情報・通信産業に雇用がシフトすると予測している。すなわち1次産業や2次産業に適した人間が世の中には多く存在しているにも関わらず、それらが極端に縮小し、第3次・第4次産業の社会的要求に応えられない労働者が多くなっていると思う。1次産業から2次産業への移行は比較的労働力としてはシフトしやすいと思うが、3次4次へのシフトはかなり難しいと思う。とは言え女性の社会進出はしやすい産業ではあると思うが。

このあたりの社会構造と労働力ソースの不適合を是正しないと格差は拡大する一方であると思うが、国はどう考えていくのでしょうね?
公共工事事業などに無駄な多額の税金が投入されることは問題であるけれど、ある意味、社会の歪を埋める役割も果たしていたのではないかと最近は思うことがある。言葉は不適切かもしれないが、社会保障費のような役割としての公共工事事業として考えれば、必要なものもあったかもしれない。

小泉さんはそのあたりが見えず、労働力が社会構造の変化に対応できないような5年と言う短期間で改革をやりすぎたのでは?反省すべきところがあるように思う。

◆憲法改正 もしミサイルが飛んできたら

2006年09月30日 | Weblog
私は、法律のことは良くわからないけど、憲法第9条の平和理念・戦争の放棄については知っています。

安倍新総理が憲法改正について表明しているようだけど、第9条はどうするつもりなんでしょうね?

おそらく、戦後の法律制定のなかで、もう2度と戦争はしないと誓いを立てた日本。

他国の侵略を受けても、戦争という武力をもって問題解決は絶対にしない。ということだと思うけど。

もちろん自衛権はあって、自衛隊なるものもある。日米安保でアメリカが日本を守ってくれるはずと思っている。

でも、中国が経済大国となったとき、日本と中国のどちらが大事となれば、アメリカはきっと迷わず中国というような気がする。

アメリカと言う国は、国家戦略・国策で外交を露骨にする国であることは明白だから。

もし他国から攻撃を受け侵略行為を受け、愛する家族・親兄弟子供を殺されたらどうなるんだろう?

そのときに専守防衛で戦後の誓いを果たしていくことが本当にできるのだろうか?

今の自衛隊の戦力で日本という国を守りきることができるのだろうか?

目の前で家族が殺されたとき、この誓いを果たす自信が私にはありません。

平和を願う気持ちは誰にでもあると思います。好んで戦争という殺し合いを望む人はいないと思います。

しかし、綺麗ごとではなく、現実に起こってしまったら、どう対応するのか?

日本人として、戦後60年経った今、もう一度深く考える時期に来たのかもしれません。

最近の中国の軍拡や北朝鮮のミサイル発射(核実験の準備など)、隣国の動きがとても気になります。

今すぐ戦争になりそうだとは思わないけど・・・

私には小学生の子供がいます。

子供たちが10年20年経って大人になったとき、ひょっとして最悪なことが起こる可能性だってあります。

そのとき私たち日本人はその最悪なことに対して、どう考え対応していくのかを常日頃から心の準備をしておかないと

いけないと思います。

平和ボケしないで、日本人として覚悟を決めておかないといけないということだと思います。

みなさんは、もしミサイルが飛んできたらどう考えるのかとても興味があります。

安倍政権が法律を改正するからといって、それが来年の参議院選挙の争点になることは、自民党としてリスクが高いからありえないだろうし、

今の日本人にとっては平和ボケで考えることもないだろうし、結局はズルズル先延ばしになっていってしまうことでもあるような気もしています。

◆中国 アメリカ偵察衛星にレーザー照射実験

2006年09月29日 | Weblog
今日の新聞で、アメリカの偵察衛星に対して、中国からレーザーを照射されたことが発表された。

なんじゃーそれー?って感じですが、アメリカの偵察衛星は既に人の顔を判別できるところまで精度があがり、

軍事的にも有事に備えてのその情報収集能力は群を抜いている。

この偵察衛星にレーザーを照射することにより、衛星のソフトが誤作動を起こしてしまうということで、

過去に何度もレーザービームを照射する実験を中国が行っていたというものだ。

中国は一体何をやろうとしてるんだ。

◆魔法のようなケータイ欲しいな!!

2006年09月29日 | Weblog
ソフトバンクさんの新商品や新サービスでYahooとの連動とコンテンツの充実は、十分評価できるし、とても楽しみ。

でもサプライズではないような・・・

新端末では、当然高スペック商品もあるけど、他社ではすでに発売されているスペックだしね。

今回の新商品は、かなり薄さにもこだわった所もあるかに聞いています。最近のケータイはデカイ・重いですから。

あとソフトバンクさんは3Gで、特にエリアが一番弱点とされていて、孫社長もアト半年で今の倍の基地局数にする方針を

掲げているようですが、繋がって当たり前の携帯電話が繋がりにくい、途中で切れるは致命傷。

でもこれって当たり前の話で、サプライズでも驚きでもなんでもないと正直思う。

私はとても欲張りな人間なのかもしれませんが、正直

もっとビックリさせて欲しい。魔法のような世界を見せてほしい。

何でも出来てしまうケータイ。もちろん、今存在する機能を、あんな小さな中に入れてしまう事は、メーカーさんからすれば、

大変なことだろうけど。

でも、私は、今すでにあるものをケータイに埋め込むのではなく、今までに無いものを創造して欲しいと強く望みたい。

おせち料理みたいに色んなものを詰め込んで、色んなことを楽しめるのも確かに魅力だけど・・・

でも正直、おせち料理は少し飽きてきました。(正月の3ガ日のオセチに飽きるように・・・)

魔法のような携帯が欲しい。孫さん、もっとビックリさせて!!

私が最近もっともサプライズしたことは、やっぱGoogle Earthだね。

インストールが終わって、画面立ち上げたら、イキナリ地球が出てくるのは圧巻!!

我が家も衛星写真にちゃんと写ってるし、会社の建物も3D表示で立体的に見えてるし・・・

(絶対にみんな自分の家を探したり、大好きな恋人の家さがしたりするよね・・・)

こんなことを世界規模でやってしまうんだからスゴ過ぎますよね。

久しぶりに興奮しました。もちろんGmailもユーザー領域2Gが無料なんて考えられないっすね。

最近はメッキリGoogleさんの新サービスに惚れ込んでます。次は何?してくれるんだろう??ワクワク・とても楽しみです。

たぶん10年後にはマイクロソフトを超える会社になっているだろうね。

杉浦法相 死刑執行署名せず退任

2006年09月27日 | Weblog
久しぶりの投稿です。

昨日、安部新内閣誕生・・・おめでとうなのか…いつまで続くのやら…

それとは別に奈良の幼女殺害の犯人に死刑判決が下った。

遺族への謝罪も反省もなく、判決に満足しているなんて言っているのに、

死刑判決を不服として弁護士は上告するとか。

一体弁護士とは何者?と疑いたくなる。

私は、死刑という「人が人を裁く」ことの是非を議論するつもりはない。

現行法制度の中で、死刑という極刑があり、現在89名の死刑囚がいるようだが、

死刑の判決が下っても、法務大臣が署名しなければ死刑は執行されない。

小泉内閣の法相である杉浦氏は、法務局の死刑執行の要請を拒否し続け、在任中

に死刑執行を1名も行わなかった。

裁判所の決定、最高裁判所まで争われ結審した死刑判決を、法務大臣の個人的な

信条・思想で死刑を執行しないとは、如何なものかと思う。

死刑制度の流れは、世界的には廃止される方向のようであるが、日本の法律では、

現に死刑判決が存在している。死刑に対する法制度の見直し議論は、別にきちんと

行うべきことではあるが、執行署名を否認する大臣は職務怠慢・職務放棄だ。

法務大臣を自ら辞任すべきだったのでは。職務に対し不適格だ。


犯罪天国日本と言われる現在を憂う今日この頃であった。


◆飲酒運転 誰が悪い?

2006年09月05日 | Weblog
飲酒運転がいつまで経ってもなくならないようですね。福岡の幼児3人の犠牲はああまりにも大きいと思います。法律改正で罰則が厳しくなったことで、一時期に比べれば検挙数は減少しているようですが、その分ひき逃げ件数は急増しているとか耳にしました。

「飲んだら乗るな」は、結局のところ自己責任・自己管理で、飲酒運転をする・しないは自分の自覚や意識レベルの問題ではあるけど、お酒を飲んだ人に乗ってはいけないんだと正常な判断を求めても無理。アルコールは正常な判断を鈍らす存在なんだから。飲んだらこれぐらいなら良いかとなるのが常ですよね。もちろんひき逃げも、正常な判断を鈍らせた結果でしょ。アルコールとは元来そういうもんなのに、飲んで本人の自己判断に委ねることにしかなっていないのが現状です。これでは、意思の弱い人はいつもで経っても飲酒運転を止めないですよね。

飲酒運転を激減させる方法としては、アルコール類を提供するお店に対する責任追求をもっと厳しくすれば良いと思います。
明らかに車で来店していることを知りながら、アルコールを提供している店がどれだけ多いことか。本当に呆れます。お店側は、アルコールを飲んだら運転をしてはいけないことを認知しているにも関わらず・・・お店側のモラルの無さも問題です。アルコールは調理の手間が無く(労務費コストも不要)、売上を稼げる商材だからでしょうね。

お店は健康促進法とか言って、禁煙コーナーを作ったり、分煙したりもっともらしいことをしている一方で、飲酒運転のほう助をしているんだから・・・呆れますね。禁煙・分煙をする方が、タバコをすわない顧客に対して、お客様うけするし、顧客満足視点でも不満解消になるから・・・実施するしないの判断は利益重視基準なんですよね。分煙しないと売上が悪くなるかもしれない・クレームになるからが判断基準なのは見えみえです。

お客が、車で来店している人にアルコールを提供するのはおかしいじゃないか!!なんてクレームをつける人はいませんよね。
結局はお店が犯罪に手を貸しているのと同じなのに、みんなが見て見ぬふりをして黙認しているんだから、どうしようもないと思う。
そういうことをしている店は、みんなで行かないようにすればいい。
そうしたら、お店の経営者も対応が変るかも・・・

また、都市部と地方でも違いは大きいと思います。
地方では車通勤している人が多く、結果仕事のあとに懇親会や飲み会などがある場合、車で飲酒して帰宅するしか交通手段がないという現実がありますよ。
また、そうなることを会社側は予測・推定できるのに・・・黙認ですもんね。
会社の経営側にも管理責任はありますよね。
車通勤を会社が認めた以上、飲酒運転はさせない管理責任があると思います。
そういう土壌・風土作りが会社の果たす役割・責任だと思いますが、どうでしょうか?

社長自ら「まあ~一杯どうや」なんていう言うのは最低ですね。