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必読:携帯電話裏々事情

ケータイ業界の動きを読む~ドコモ・au・ソフトバンク・ウィルコム

あなたも支払っている電波利用料金

2007年07月12日 | 携帯電話(ケータイ)全般
ご携帯電話の利用にあたり、皆さんはお国に電波利用料金を払っているのをご存知ですか?この料金は、皆さんが支払う毎月の携帯電話料金の中から、携帯電話会社を経由して支払われています。携帯電話一台一台は無線通信機なので、電波利用料を払わなければならないのです。その金額は、年間540円ですが、このお金は監督官庁である総務省の歳入(収入)となるようです。今や携帯人口は1億と言われていますので、おおよそ全体では年間500億円の収入となるわけです。

こういう電波使用料というお金は、実はあるあるの捏造事件の時にも少し出ましたが、テレビコマーシャルの番組スポンサーなども、テレビという電波を使ってコマーシャルをするので、その料金を支払わなければなりません。結構な金額だったと記憶してますが、こういう類の歳入を合わせるとかなりの金額になるんだろうなと思います。おそらく携帯電話とテレビが一番金額的には多いのじゃないかと想像しましす。

一番気になるのが、将来に渡ってもズーッと総務省に入って行くお金ですが、果たしてこのお金はどのように有効的に使われていくのでしょうか?やっぱり天下り先の外郭団体などに回って行ってるのかな?とか想像してしまうのですが・・・。限りある電波資源=国民の大事な財産を、電波行政がどのように使っているのか?またそれは国民にとって納得・理解が得られるものなのだろうかと疑問に思います。



携帯電話会社の儲け

2007年07月12日 | 携帯電話(ケータイ)全般
2006年度の携帯電話は各社の業績資料ITプロ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070521/271647/?SS=imgview&FD=1379213140&ST=broadcast

この資料の表3(最下段)の携帯電話各社の2006年度経常利益金額と利用者数について
ドコモ・・・・・・7,735億円(顧客数5,262万人・年間顧客一人あたり利益14,700円)
KDDI・・・・・3,857億円(顧客数2,818万人・年間顧客一人あたり利益13,687円)
ソフトバンク・・1,557億円(顧客数1,590万人・年間顧客一人あたり利益9,792円)
となっています。

この経常利益金額を見て、やっぱり携帯電話会社はものすごく儲かるんだ~と思う人もいれば、これぐらいは当たり前だろと思う人もいるでしょうね。各社のお台所事情もあって、利益金額については会計処理上の云々はあるでしょうが、やっぱり総体的には、良く儲かる業界なんだなとあらためて感じてしまいます。



ソフトバンク純増トップとは言うものの・・・・詭弁にすぎないけど

2007年07月07日 | 携帯電話(ケータイ)全般
ソフトバンクが2ヶ月連続で顧客純増数でトップになったと自分で記事を書きながら、この「純増」というのはある意味まやかしにすぎないのです。

そもそもこういうことを言いはじめたのは、auが大々的にいい始めた訳だが、これには言葉の響きとは違う実態があるのです。純増トップっていうと、消費者感覚では、ものすごく人気があって良く売れているように聞こえてくるが、売行きが一番いいと言う意味では全く無いのです。ソフトバンクが6月も純増1位になったといっても、携帯電話会社3社の中では、6月も売行きは最下位なんですよね。auも昨年度、年間通期でauが3年連続純増トップとはいうが、売行き数量ではドコモの方がダントツ上なのです。こういう表現は、本当は公取が指導しないといけないはずだろうけど。

純増数というのは、(獲得者数)-(解約者数)なので、ドコモのように全国で5,000万人超のユーザーを抱えていると、解約率1%(100人中で一人の解約者)だと毎月50万人が解約していることになります。だから新規で50万人のユーザーを獲得しても増減は差し引きゼロということになります。一方でソフトバンク1500万人なら同じく1%の解約率なら15万人の解約なので、20万人を獲得すれば、差し引きでプラス5万人増加となります。

そういうわけで、実際は新規販売数で比較すると、ドコモ50万人 VS ソフトバンク20万人で圧倒的にドコモの方が勝っていても、純増という視点になるとソフトバンクが勝ったことになってしまう訳です。だから純増トップという言葉には、どこかマヤカシ的なところがあるので、売行きの指標としては決して正しいものではないのです。ただ、純減よりは純増の方がいいに決まっているし、純増数が多いほうが良いのはいうまでも無いですが。

そうそう、もう一つauさんが良く使う表現で、顧客満足度No1というやつもウソではありませんが、そもそも日本に携帯電話会社が3社しかない中で、一番だというのもちょっとどうなの?ってずーと昔から思っていました。auがそういうことを言い出す前までは、ドコモが顧客満足度No1だったわけで、ドコモはあえてそういう表現・コマーシャルはしていなかっただけです。



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ソフトバンク純増トップの理由・・6月ブッチギリ首位

2007年07月07日 | 携帯電話(ケータイ)全般
電気通信事業者協会(TCA)発表の2007年6月携帯電話契約数では、予想通りソフトバンクがブッチギリの純増1位を獲得した。5月に続き2ヶ月連続となり、+20万以上の純増となりトップとなりました。

ソフトバンク・+20万4,800
KDDI・・・・・+13万3,200
NTTドコモ・・・+8万8,800

<PHS>
ウィルコム・・+2万2,000
ドコモ・・・・▲2万8,400

<MNPの利用状況>
NTTドコモ・・・・▲6万3,400
au・・・・・・+5万3,900
ソフトバンク・+1万1,600

ウィルコムの純増数がかなり落ち込みはじめているのが気になりますが、この原因はソフトバンクのホワイト家族24のプラン投入で、ウィルコムの専売特許である24時間通話無料のマーケットが、かなりソフトバンクに取られているのでしょうね。

先日の記事にも書いたように、家族間通話無料というのは建て前で、実際は特定の友達や恋人同士でソフトバンクを持ち合うようになって来ています。簡単に言えば通話専用端末として2台目保有者が増加していることが、ソフトバンク好調の要因です。割賦契約を利用すれば、頭金0円の端末であれば、手持ち現金がなくても気軽に契約できるので、お小遣いの少ない高校生などでも親の同意書があれば、2台目として少ない初期金銭負担で持つことが出来ますからね。

最近では、企業の法人回線でもソフトバンクの導入も増加してきていますが、とりわけ中小零細企業などでは特に顕著で、ソフトバンクを導入する社長(経営者)が確実に増えています。これは、会社名義でなく経営者の個人名義+ホワイトファミリー契約で家族間通話が無料になることを利用するものです。
(実は従業員に貸し出して社内間通話を無料にする。1名義人で5回線まで契約可能で、奥さんの名義5回線をあわせれば、最大10台まで可能になる)
さらにWホワイトなら他社携帯への通話も通常の半額になるということで、導入が増えつつあるのが現状みたいです。

ソフトバンクのホワイトプランが予想外に波及しつつあるようです。


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勝因:5月ソフトバンク純増首位の訳

2007年06月07日 | 携帯電話(ケータイ)全般
正直びっくりです。
現場では、3月4月の春商戦を終わっての5月なので、やはり集客面で相当落ち込んだ印象です。携帯各社とも5月の販売想定をかなり下回ったというのが実際です。

言い換えれば、それだけ顧客流動性が悪かった5月なので、販売も低調だったけど、解約数も比例した形で低調だっただけに、逆にソフトバンクに追い風となったのかもしれません。

そのような低調な5月の販売環境の中で、勝因に結びつくこととして考えられることは、MNPの法人の動きがかなり出てきたことです。(以前から問合せ件数は多かったが、実際に動く法人ユーザーは従来少なかった印象)

次に上げるとすれば、携帯ダブルホルダー(2台併用持ちユーザー)が増加してきた事も上げられるかもしれません。MNPを利用した乗り換えに抵抗感を感じるユーザーが、基本料金の安さにひきつけられ、通話専用端末としての無料通話目当ての購入ユーザー数がかなり伸びて来ているのは現実です。

実際3月ぐらいから、あまり人気のない機種(スペックもやや低めで価格が安い)がかなり動くようになってきていますから。MNP利用ユーザーは比較的人気のある(価格も高い)機種を選ぶ傾向はありますが、ダブルホルダーはやや違います。あくまでも無料通話が目的なので、なんせ「しゃべれたらいい」的な感じになりますから。機能や使いやすさは、メイン機(従来の機種)で充足されてますから。

そういう層を取り込めるのは、ウィルコム同様に携帯会社の中ではソフトバンクだけです・・・2台併用利用という市場はまだまだ潜在マーケットとして大きいと思いますので、もうしばらくソフトバンクの純増の好調は続きそうと予測します。(首位を継続するのは難しいですが)

まあ、ドコモの反撃も及ばず・・・ひょっとしてこれから反撃に期待したいですね。



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(初)ソフトバンク 純増トップに!!(5月)

2007年06月07日 | 携帯電話(ケータイ)全般
5月携帯電話契約の純増数、ソフトバンクが初のトップ(ロイター) - goo ニュース

電気通信事業者協会(TCA)7日発表の5月の携帯電話契約数によると、なんとソフトバンクモバイルが16万2400の純増でなんとトップになったようです。

2位はKDDI(au)で+13万8500の純増。
3位はNTTドコモで+8万2700の純増だった。

各社のMNPを利用した転入の差し引き数は
KDDI(au)+5万5100
ソフトバンクモバイル+3100
NTTドコモ▲5万8300

ウィルコム+3万6100



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携帯電話業界ってここが変。

2007年05月31日 | 携帯電話(ケータイ)全般

携帯電話業界が、どれほど需要に対して柔軟に対応できていないかについて今日は少し考えます。携帯電話業界の端末販売というのは、薄利多売がとても難しい業界です。(薄利等売と言う方がいいのかも)市場原理で言えば、①人気がなく商品余剰の時には価格は下落し、逆に②人気があり品薄であれば本来価格は上昇するはずです。

しかし、①の商品余剰ということがあまりないのです。どんな商品群でも売れ筋と死に筋があると思います。売れ筋人気商品が下落(下限価格に近い例えば0円販売など)してしまうと、死に筋はお金を付けないと売れないみたいな感じで在庫がさばけないのです。値下げの下余地がほとんど無い状態になる。

そうならない為に、ある程度流通する(価格が付いている)機種を在庫しなければいけないのですが、この仕入れが未だに割り当て配給制みたいな感じで、市場の需要に連動した仕入れが中々出来ないのです。100個注文しても今月の入荷は10台だけみたいな。需要が100あるとわかっていても仕入れが困難な時が多いのです。(メーカーが作ってないもしくは携帯電話会社が相応の数量を発注していないから、無いものは無いになっている)

また②について言えば、絶えず新機種モデルが短いサイクルで投入されてくるため、人気が長期に持続して価格上昇気流が発生することは、最近ではほとんどなく(相場制じゃないんだから、小売の世界で値上げなんてほとんどないですし)絶えず値下げ圧力が掛かっている状況なので、価格の値上げなんて実質的には無理・起こらないのです。人気があっても、次期モデル(後継機種)の投入間隔が短いので、追加生産しないで予定数量を売れば、いくら売れ行き好調でも販売終了となってしうことが目立つようになってきています。

結論から言えば、川上であるメーカー・携帯電話会社が供給量を決定してしまい、その川下に位置する販売店では、川上からの供給量に制約を受けているので、どうしようもないということです。当然消費者の最下流の需要を無視していると言える状態だということになります。

まだまだ、業界としての改善余地は、とても大きいと言わざるえません。
(小生の愚痴ではありますが、本当に改善して普通の業界になって欲しいです)

高額請求 携帯の海外利用(メール編)の落とし穴

2007年05月30日 | 携帯電話(ケータイ)全般
海外で利用できる携帯電話の種類も豊富になり、手軽に(特に事前のややこしい手続きもなく)利用できる時代になりましたが、海外での利用料金の請求を見てギョッとすることも多くなっていそうです。

このブログを読んでて、心当たりのある人・・・ひょっとして私のことかも?
って思っていませんか?


日本の携帯電話料金は高いと昔から悪評ですけど、実際メールなどのパケット通信料金の安さはダントツに日本が安いと思います。日本国内でケータイのメールをやり取りしても、一通が数円程度だし、ショートメッセージ(同じ携帯電話会社の端末同士)などなら無料でメールが出来たりしますしね。さらにパケット定額に慣れきっていれば、ほとんど料金を気にすることもなくなり、かなり料金について鈍感になっています。

一日に何十通もメールをやり取りすることに慣れきってしまっている人が、同じ感覚で海外でメールを送受信しようものなら、莫大な請求がやってくる可能性がありますよ。

例えば、ドコモiモードの海外ローミングでの利用の場合、ドコモサイトでは↓
http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/outline/imode_m.html

パケット通信料の概算海外でiモードを使った場合の概算です。各サイトの構成やネットワーク状況などによって異なりますので目安としてお使いください。
また、このようにも書いてあります。
海外でパケット通信を利用した際のパケット通信料は、「パケ・ホーダイ」およびFOMAデータプランに含まれる無料通信分の適用対象外です。

【メールに関する料金タリフとしては】・・・

グループA群
50パケットまで:50円
50パケットを超える部分:0.2円

グループB群
100パケットまで:100円
100パケットを超える部分:0.2円 / パケット

仮にグループB群のローミングオペレーターの場合、 一日のメール送受信40通×5日となれば、最低一通100円なので2万円請求がかかることになります。グループA群で最低50円なので、半額のそれでも1万円掛かることになりますね。

内地の人から(国内にいる友達)メールをバンバン送られて、日本でいるのと同じように海外で受信してたら、どうなるか想像できますよね。それにうれしそうに渡航先現地で写真を取って、メールに添付で送ったりしようものなら・・・

例としてドコモさんを事例に取り上げましたが、これはドコモさんが高いと言うことでなく、海外のパケット料金はかなり高いということですので、auやソフトバンクでもおなじような高額料金となる可能性はあります。

海外でのメール利用は、くれぐれも慎みましょう。



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中高生の3割が1日41通以上も携帯メール受信

2007年05月30日 | 携帯電話(ケータイ)全般
中高生の3割、1日41通以上も携帯メール受信(読売新聞) - goo ニュース

1日に携帯電話で受信するメールの数は、「41通以上」が最も多く30%に達した。次いで「11~20通」19%、「6~10通」18%、「21~30通」15%などで、「1~5通」は10%だった。

確かに、中高校生のメール利用頻度の高さは、ある程度想像できますけど。当然受信した以上、その多くに対して返信メールをするわけだから、送受信メールは一日100通を超えるユーザーもかなりいるんだろうな。アンケート対象も男女混合なので、女生徒だけを対象にすれば、平均値はもっと高くなるだろうと思います。

こうなるとホント携帯電話依存症(携帯中毒)みたいな感じかもしれません。とにかく携帯を触っていないと落ち着かない。もし受信メールがなかったりしたら、不安になって誰かにメールを送るみたいな・・・これってちょっとヤバイかもしれませんね。

全機種スペック比較表(4機種同時表示・・エクセル表)

2007年05月24日 | 携帯電話(ケータイ)全般
携帯各社の機種別のスペック比較表です。ヒマに任せてせっせと入力しました。
2007年の夏モデルはまだ未更新です。2007年3月末までの発売分ですが・・・もしスペックデータが間違っていたらごめんなさい。(入力漏れの機種があるかもです)
また、夏モデルもがんばって入力します。

スペック比較表は、エクセル2000で作成したものを、グーグルのスプレッドシートにインポートして、公開ファイルとして再度xls形式でグーグル上に保存したものです。また、ローカルPCにエクセル形式で保存することも可能です。

使い方は、機種名に希望の機種を入力(半角英数)してもらえば、機種の基本スペックが表示されます。

IE(ブラウザ)上の表で↓こんな感じです。4機種を横にならべて比較できます。



グーグルで公開中のスペック比較表のスプレッドシートはこちらへ↓(2007/03/31現在)
http://spreadsheets.google.com/pub?key=pyK-0Fz5XLp_pez7RKtAqOw&output=xls


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3月の携帯電話業界の販売状況は??

2007年03月24日 | 携帯電話(ケータイ)全般
3月の携帯電話業界の販売状況は、auが好調を維持というか爆裂気味という方がいいでしょね。当然、ドコモも販売価格を値下げして巻き返しにきているので、3月の純増数はかなり伸びそうです。最大保有客数を持つドコモにとっては、この3月は非常にチャンスの月ではありますが、auには追いつけそうにないと感じてます。

auはおそらく単独で30万以上純増するんじゃないかな?ツーカーからの乗り換え分も含めると45万~50万ぐらいの純増になりそうな感じだから、到底ドコモはキャッチアップは難しいでしょうね。

一方ソフトバンクは伸びが今ひとつ良くない印象です。やや失速気味?当然3月も純増でしょうが、この3月は本来2月比で140%ぐらいと販売マーケットが一気に拡張する時期なので、純増数も2月比で言えば17万増~18万増ぐらいなら順調と言えそうですが、どうもそこまでの勢いはなく、かなり難しいと言った印象です。ひょっとしたら2月の12万増の確保も微妙かもしれません。

なんの根拠もないフィーリングだけの3月のザクッとした純増予測です。
ドコモ・・・・・+35万
au・・・・・・・+50万
ソフトバンク・・+10万

ウィルコムからソフトバンク(ホワイトプラン)に 自己検証

2007年02月16日 | 携帯電話(ケータイ)全般
先日、娘と嫁のウィルコムの2台をソフトバンクのホワイトプラン+新スーパーボーナスに変えましたが、どうして変えることになったのか?振り返ってみます。

話のきっかけは、予てからPHSからケータイに変えたいという娘のおねだりを受験が合格したら買ってやると約束していたので、合格祝いということでケータイになりました。それなら私もと嫁がくっ付いてきたわけですが。

嫁は810T、娘は911SHで、割賦契約のホワイトプランなので、基本料金が980円と言っても、到底980円になるはずがないことは当然私は知っています。

娘の支払い想定は
ホワイトプラン月額基本料金980円
パケット定額1,029円
S!メールオプション315円
パケット従量追加500円(一日約40通のメール送受信)
月額利用料金合計 約2800円を想定しました。

911SHの特別割引2,280円なので、
実質負担は、(2,800円-2,280円)=約500円となる。

あとは毎月の割賦契約の支払い代金3,020円が加算されるので、
結果、500円+3,020円=3,520円となります。

ウィルコムの時は、2台目の月額基本料金は2,200円なので、月額でみれば約1,300円コストアップとなってしまった。
もし24ヶ月(2年間)使ったとしたら、2年間総額では約3万円のコスト増となるが、ウィルコムを機種変更した場合の支出は、1万5千円ぐらいが必要なので、結果のところは、差し引き1万5千円の支出増加になったみたいです。

嫁さんの分も同じように試算してみます。
ホワイトプラン月額基本料金980円
パケット定額1,029円
S!メールオプション315円
パケット従量追加はなし(メール送受信は一日平均20通未満だろう)
月額利用料金合計 約2,300円を想定しました。

810Tの特別割引2,080円なので、
実質負担は、(2,300円-2,080円)=ほぼ200円となる。

あとは毎月の割賦契約の支払い代金2,080円が加算されるので、
結果、200円+2080円=約2,300円となります。

ウィルコムの時は、1台目の月額基本料金は2,900円なので、月額でみれば約600円のコストダウンとなる。24ヶ月(2年間)では約14,000円のコストダウンになります。もし、ウィルコムのまま機種変更をしていたら、その費用1万5千円ぐらいが発生するので、それを考えると約3万円弱得したことになる。

そういうことで、娘と嫁を合算すると約1万5千円ぐらい安く上がると計算したしだいです。なおかつ、娘は最新のアクオスケイータイにご満悦だし、嫁は嫁でくーまんメール(東芝のローカルで遊ぶ擬似メール)がお気に入りで、日本語入力変換が良くなったとご満足の様子。(ちなみにウィルコムは300Kを使ってました。)

ウィルコムよりはエリアが良くなって、端末性能もかなりアップして、機種変更代金も考えた2年間の利用総額コストも下がり、合格祝いの品も娘にプレゼントできて、結果いい買い物だったと思います。

まあ、少なくても損はなかっただろうと思っています。

今回ウィルコムからソフトバンクへの乗り換えがコストダウンにつながったのは、ウィルコムの最大のメリット
①ウィルコム同士の通話は完全無料
②メール全部タダ

の2点において、タダで通話する相手がいなかったこと。(長電話は、家のIP電話でしている。)メールの送受信件数が一日数十件程度であったことなどが最大の要因です。

ウィルコムで夜9時~もかなり長電話をしている人やメールを一日100件以上やっている人は、絶対にウィルコムのままの方が良いと思います。

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小学生ユーザーの携帯電話を考える

2007年02月08日 | 携帯電話(ケータイ)全般
小学生の携帯電話には、ネット接続は不要だと思いますね。親としてもパケット定額に入るといっても、子供の利用料金が上限総額で毎月5千円6千円はちょっと高いです。

子供(小学生)が、なぜネットに繋ぎたいか?を知ることが大切です。
小学生がネットに繋いで、一体何をしようとしているのでしょうか?これがわかれば、(言い換えれば)WEBに繋がなくてもよいように、予め携帯のローカルにそれをプレインストールしておいてあげれば言い訳です。新しいコンテンツはメールの添付データで提供してあげる。(ドコモがメール通信費用は負担)

昨日のブログで、ドコモは小学生以下と60歳以上の顧客数の取り込みについて、ソフトバンクの対抗上、なるべく早く対策を行った方が良いと書きました。WEBコンテンツは、パケット代が掛かりますし、有料コンテンツがとても多くなっています。

だからこそ、小学生にはパケット代を使わす必要がないように、予め手立てしておく方ことで、子供たちの心を掴むことが出来るわけです。ドコモが予め子供の欲しいコンテンツを用意して、そのコストを基本料金に含んだ状態で提供してはどうでしょうか?子供たちが安心して携帯電話を利用できように、そして楽しめること実現して欲しいと思います。

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060電番 この秋から(固定+携帯)共通番号

2007年01月27日 | 携帯電話(ケータイ)全般
同一電話番号、携帯・固定で使用可能…今秋にも解禁(読売新聞) - goo ニュース


 総務省は26日、一つの電話番号で、外出時には携帯電話として、自宅などでは固定電話として電話を使える通信サービス「FMC(固定と移動体の融合)」を、今秋にも解禁する方針を決めた。今秋にも関係省令を改正して、サービスの提供を希望する通信事業者に、新たに「060」から始まる11ケタの番号を割り当てる方針だ。

との報道があったが、FMCにする必要があるのだろうか?と少し疑問だな。
ユーザーのコスト負担はどうなるのだろう??ユーザーは、当然FMC対応の携帯電話に買い換えてなければならないだろうし、家の中でも端末機は有線ではないので、当然家庭内無線機(コードレス)になる。そうなると、親機はFMC対応機にしないといけない?でも、今の流れで言えば、固定電話の低額化は、インターネット網を活用したIP電話が主流になっているので、携帯電話の端末からIP網に入るためには、親機または親機の追加機能として、無線ルーター的な機能を持たないといけないと思ってしまうが・・・現在のIP電話はモデムやルーターをレンタルしたり、自前で購入しているわけで、新たにFMC用のものを買わないといけない。これはちょっと出費がかさむ話のような気がします。

それに当然のことながら、固定電話と携帯電話が融合するFMCは、対象企業がNTT系(ドコモ)とKDDI系(au)とソフトバンク系の3社に限定される話になる。昨年10月からMNP(モバイルナンバーポータビリティー)が始まったというのに、インターネット網(IP網)との接続はプロバイダー事業を兼ねているので、ネットの利用と携帯の利用+IP電話の会社が、抱き合わせになってしまって、キャリアが変更しにくいロックイン状態が掛かってしまい、MNPによる流動性が損なわれはしないか?と疑問になる。MNPで携帯電話会社を変更したら、携帯番号はそのままかもしれないが、家庭での通話接続先はどうなるのだろうか?ネットのアクセスプロバイダーも同時に手続変更が必要になったとしたら、これはもうパニックだ。

いずれにしても、何らかの対策が打たれるのであろうが、結局のところは、通信事業者の囲い込み戦略でしかないような気がしますね。やっぱりSkype電話やFon電話の方が魅力的だと思いますね。


SCMとは無関係の携帯電話業界。ソフトバンク大丈夫?

2007年01月26日 | 携帯電話(ケータイ)全般
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは、無縁の携帯電話業界。

メーカーにしろ携帯電話会社にしろ、発注はほとんど勘の世界でいまだにやっているような感じ。そうでなければ、人気機種の品切れが長い間続くはずがない。

携帯電話会社の商品調達を行う部署は、発注数量をどうやって決めているのだろう?それなりのマーケティング調査は事前に行っているのだろうが、これが高い精度で当たる可能性は保証できるものではない。

発注担当責任者からすれば、色別の発注のメリハリを付けるのは、ギャンブルみたいなもの。市場で発売してから、思わぬ売れ行きが鈍ければ、大量に在庫が残る。当然、左遷になるでしょう。では少なすぎては、販売店から催促を受けクレームの嵐。そうなれば、取る手段は・・・無難な数量となる。実際の売れ行きがどうなるかは誰にもわからないので、もしもの責めを回避できるようまんべんなく(あまりメリハリを付けない)発注することを選ぶ。

また、携帯電話の生産ラインはロット生産で、需要に応じた生産供給体制ではない様子である。例えば、シャープなどは、今やソフトバンク・ドコモ・auの3社に端末を供給しているので、例えば、この2週間はドコモ製品を製造・次週からはauを・・・次はソフトバンクを・・・生産日程が予め決められている様子なので、市場での売れ行きが良かったからと言って、急に生産をすることができないなのである。また製造に必要な部品パーツの手配にも日数が掛かるため、携帯電話会社が追加発注を掛けても、次回生産は何週間も先になってしまうのだ。

SCMと言えば、川下の販売情報が最川上のメーカー・部品メーカーなどに情報が流れ、日々市場の動き(売れ行き)に連動した生産・商品供給が出来るイメージだが、どう考えてもこの携帯電話業界と言うのは、製品寿命(4ヶ月~6ヶ月)も短くロット生産のせいなのか、とてもとてもSCMとは無縁な業界のような気がしてならない。

なのに、ソフトバンクは1機種で20色もの色数を発売すると息巻いているようだが、SCMの商品供給体制が出来てこそフレキシブルに生産できるわけで、色別の発注を端末発注者が、いまだに感でやっている(市場の動きに連動できない)現状を考えると、とても恐ろしいと思ってしまいます。