八王子で大昔、「紅茶専門店」をやっていたマスターブログ

元がじゅマスターが頑張ってブログを書いてます。

厚岸は牡蠣の町

2010-08-19 11:46:00 | 北海道自転車ツーリング
根室で「美味しい生活」を堪能して翌日は又坂道の上下が続きます。昨日の44号線を何キロも上るのはイヤだと思っていたので「落石」を通る道道142号線を行きます。何キロも続くのぼりは無いのですが上がったり下りたりの道が続きます。途中には北海道名物風力発電が有りました。すぐ下を通ることはあまり無いので写真を撮りました。デカイ。これが何十機も連なっている景色は壮観です。

海岸線からチョッと奥へ入った牧場地帯が続きます。平らではなく丘が連なり道がそれに沿って上下します。初田牛まで根室本線と平行して走り一両で走るディーゼル車を見るとお客も少なく自転車を袋に入れて「輪行」したら楽だったのにと考えながら走りました。だいぶ疲れが出てきているようです。頑張!
そんなときに前を走る自転車の人を見つけるとうれしくなります。ラジオを聞きながら走っていた埼玉からの「チャリダー」さんに声をかけて同行しました。北海道はリピーターが多くこの方も毎年自転車で走っているとのこと。今日の泊まりはきりたっぷ岬のキャンプ場。私はその先の厚岸愛冠岬のキャンプ所で40キロばかり先に行かなければいけないので途中でお別れしました。その先は「北太平洋シーサイドライン」と言う走りやすい道が続いていました。

それにしても集落は無く「落石」から「きりたっぷ」手前まで40キロ以上コンビニが無い無補給地帯でした。

海岸線から離れても霧タップリの湿気が林の中を満たすためでしょう樹木の幹に別の植物がモヤモヤと生えていました。スペイン、ガルシアでも見た景色です。
霧多布の町で雨に降られ早々に厚岸へ向います。残り35キロ。相変わらずの無補給地帯で早く人の住んでいるところへ出たいと言う気持ちで厚岸のそばまで走り続けました。人家が連なり始めるとホッとして「牡蠣ラーメン」。

ソコからすぐの筑紫恋愛冠キャンプ場へ到着です。迎えたのは鹿の家族。西部劇の砦のように周りを丸太で囲ったキャンプ場なのですが山側を囲っていないので鹿が入り放題。鹿との同居キャンプ場です。

鹿はカラスと違い食料を盗みにこないのでまだ安心ですが良く考えると熊もその辺に居るかもと気になりました。
でもその他の設備は整いよいキャンプ場です。

温水シャワーを浴びた後、セイコーマートで買った赤ワインとイタリアンサラダその他御つまみと豪華な夕食を頂き早々に寝ました。

夜中に起きてトイレに行こうとテントを出るとすぐ横を「鹿」が歩いていました。「熊」で無くて良かった。
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根室は坂の町

2010-08-16 17:47:00 | 北海道自転車ツーリング
標津海の公園キャンプ場でかもめとからすの目覚ましが鳴ったのは5時前でした。うるさくて寝られず、仕方なしテントを出て朝食を作り食べて、テントをたたんで出発したのは6時過ぎでした。本日は根室の街まで行き納沙布岬も廻れたらと考えていました。スタートするとすぐに濃霧。

私より早起きして「トドワラ」を見に行った大学生、見れたかしら?
9時になってやっと晴れてきました。回りは、「これぞ北海道」という景色の連続です。


この河に鮭がもうすぐ帰ってくるのでしょう。そのほかにも小さな川が無数に有り河口にはかもめが沢山たむろしていて魚を狙っているようでした。
風蓮湖の周りをグルッと廻って厚床から44号線に入ると交通量が多くなり上り下りが続いてとてもくたびれてきました。何かいつもと違う疲れが感じられてペースが上がりません。やはり昨日ムリして走った様です。それだけでなく気力も湧いてきません。お遍路のときにも有りましたが、旅行中何日かに一回こんな気分になる事が在るので気をつけなければいけないのですがこんな時は無理をしてはいけません。のんびり安全に走りました。
ツーリングマップルご推薦の「花まる」で花崎カニのてっぽう汁」と鰊の握り、チビフグの揚げ握りを頂きました。お寿司屋さんでお茶をたっぷり取って次の店に移動です。

根室半島というのは何か地味で北海道一周の旅人も省略する人が多いのですが私はソコを徹底調査して有りました。次はエスカロップという根室の名物料理を食べに行きます。

筍のみじん切りが入ったバターライスにメ[クカツが乗ってソコにドミグラソースがかかっている料理でした。何軒か有名店があるようですが私の行った店にも旅行者が何人も居て同じくエスカロップを食べていました。
根室駅の観光案内所で今日の宿を決めてその宿に荷物を預かってもらいバスで納沙布岬まで行って来ました。稚内の野寒布岬も音で言ったらノサップミサキです。アイヌ語が元になっているのでどうしても似た音が似た場所に付いていました。最先端にはノシャップ灯台と北方領土返還運動の拠点が有りました。お天気が悪く歯舞島は見えず残念でしたがバス停に歯舞という町が有りました。

戻って民宿でホッとして風呂に入り夕方からお出かけしました。これも事前サーチの結果です。

居酒屋「俺ん家」さんです。BS-TBSの番組で酒場放浪記と言うのがあるのですがその中で紹介されていたお店です。囲炉裏の上や店の中に時代の感じられる物が一杯有りました。

頂いたものは定番「ホッケ焼き」「氷頭ナマス」「牡蠣の雑炊」「北の勝」
他 焼き物数種。満足いたしました。

外へ出るとアチコチで祭りのピーヒャラ・ドンドンが聞こえてきますが祭りの様子が有りません。宿で聞くと来週の祭りの為の練習を各町内でやっているとか。
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熊の湯から野付半島

2010-08-15 09:02:00 | 北海道自転車ツーリング
知床峠からの急降下を楽しんで途中の「熊の湯」へ入りました。地元の人が大切に管理している無料の露天風呂です。事前のネット調査で地元の人が「うるさい位」と注意書きがあったので入浴する前の儀式はきちんとして入りました。先客4人。一人が地元らしく「注意書きを読め」とか「今どきの人は常識が無い」とか「熱いのをうめるな」とかネット情報どおりしゃべっていました。しゃべっている人の背中には立派な「お絵かき」がして有りました。そして、他の入浴者たちは静かに言うことを聞いておりました。

入浴後、羅臼の町へ入ると根室海峡からの霧が押し寄せてきて町全体をくるみます。セイコーマートの前でお昼を食べていた自転車旅行者達と情報交換。私はそのまま海岸線を標津に向う。これも今回のツアーのテーマだった野付半島のトドワラを見に行くつもりだ。野付半島は行き止まりになっていて一筆では行けず戻ってこなければならない。その為に野付半島の手前、標津でテントを張って荷物を置いて往復する計画だった。野付半島往復に4時間かかると思っていたので何とか3時までには標津へ入りたかったが途中の道は以外にアップダウンが有り霧が出てスピードアップできずキャンプ場へついたのが3時過ぎだった。テントを張ってどうしようかと考えて居ると羅臼で話した自転車旅行者が到着「一緒にトドワラを見に行こう」と言うとその気だったらしく一緒に出発。こう言う時は仲間が居ると元気が出る。一人だったらどうしたか判らないがおかげで目標が達成できた。感謝。二人で片道18キロを往復。「ナラワラ」「トドワラ」各絶景を堪能。




戻りの18キロは夕暮れの迫る中慌てて戻りました。標津の町の温泉に入りテント前で夕食を作り(横にはウトロから同じコースをたどる大学生がテントを張っていた。彼は明朝トドワラ、を見に行く予定とか)キャンプ仲間とお話しながら充実した一日を反すうしました。
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知床峠越え

2010-08-14 09:15:00 | 北海道自転車ツーリング
北海道自転車ツーリング最大の難関「知床峠越え」に挑戦です。
前日は、ウトロの観光をした後「とほ宿」ボンズホームさんへ宿泊しまた。

ボンズホームさんは一階が「カレーとコーヒーの店」で私としてはなんか、「お手伝い」したくなりました。二階、三階が客室で男女別の相部屋制です。当日は男性4人が宿泊していました。3人部屋に二人づつ二部屋を使用していました。私の相部屋の相手は定年後アウトドアに目覚めたとかでキリマンジェロ登山や、オーストラリア自転車挑戦とかの経験者で今回は鹿児島から徒歩で稚内までの挑戦中でした。私の「足に肉刺で来ませんか?」の質問に「足の裏全体が肉刺になって全部が一緒に剥けそうです。」と答えられました。自転車とは違う辛さが感じられました。他の一人も、やはり徒歩で北海道を旅行している方で「目標はスペイン巡礼」だそうです。多少の現地のアドバイスをさせて頂きました。
写真で出発準備中の人はもう一人の同宿人で北海道自転車ツアー二回目の大学生です。私のほうが早く宿を出発したのですが、峠越えの途中で抜かれ若さには敵わないと実感いたしました。
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標高740メートルを登りきりました。途中は写真を撮る以外休憩無し。頑張りました。頂上には先行していた大学生が待っていてくれて拍手で迎えてくれました。

当日は、とてもよい天気でオホーツク海が見えて峠の反対側には根室海峡と国後島がはっきりと見えていました。「こんなに近いんだ!!」というのが実感です。アソコが外国という気はしませんでした。

羅臼へは少し下りて又登り、見返り峠650メートルを越えると後は全て下りです。登った辛さを全て解消するご褒美に大満足でした。
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イワタニジュニアーバーナー2

2010-08-13 16:40:00 | 北海道自転車ツーリング
本日はツアーで使った装備の話しです。
自転車は「トレック7300」東海道も四国お遍路もこの自転車でした。
旧東海道の時は荷台をつけずデイバックを背負ってのツアーでした。やはり腰が痛くなります。お遍路の時には荷台をつけてパニアバックを装備。中にはお遍路グッツと寝袋とエアマット、着替えなどでした。基本的に野宿はぜずお遍路宿に泊まるのが前提でした。そして今回はその時の装備に自炊用品とテントが追加されました。このツアーを計画した段階でバーナーは何処でも入手し易い家庭用ガスボンベが使えるイワタニジュニアーバーナー2を使用すると決めて買って有りました。ためしに自宅にあったアルミのコッヘルでご飯を一回だけ炊いてテストして有ります。

これは留萌のキャンプ場での自炊風景です。1.5合のご飯を炊いて、味噌汁を作り食後のお茶を飲んでデザートの果物を食べました。翌朝はインスタントラーメンを作り食べるというバーナーの使い方で250グラムのガスボンベが6日間使用することが出来ました。中々の燃費だと思います。無くなれば北海道のコンビニ、セイコーマートで新しいボンベが手に入ります。
次回の装備の話ではテントについて語ってしまいます。
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