八王子で大昔、「紅茶専門店」をやっていたマスターブログ

元がじゅマスターが頑張ってブログを書いてます。

メリーデからアルスーア

2010-06-30 17:00:00 | スペイン巡礼
昨日は、タコを食べてメリーデの街中を観光。途中の果物屋でアメリカンチェリー(スペインでアメリカンチェリーはないと思うが)を1キロ4ユーロで売っていたが旅の途中で1キロは食べきれないので買わず、他のスーパーマーケットで500グラムパック2.75ユーロの小パックを買い残りの予算で黒いプラムも買てみた。どちらも季節物で美味。

寝る前に食べて又今日の朝食時に果物補給でほとんど食べてしまった。
その町歩きの時に、デカイ西洋人(ここでは私が外国人)が声をかけてきた。「英語がわかりますか?」との第一声に「ベリー リトル」と答えると相手も「私も」と答えてくる。ソコからはおたがい手さぐりの会話で、彼はオランダ人で陸の道を2000キロ自転車で走ってきたと言う。君達は何処から来たのかとも聞く。私は日本人でサリアから歩いてきた。私も日本では自転車に乗っていて貴方みたいな事がしたい。などと話す。自転車乗りは走っている時とても孤独で、停まると誰かと話したいのは洋の東西を問わず変わりないと思った。その時の会話で今思えば残念だったのは「今度のサッカーワールドカップで日本は貴方の国と対戦しますが負けませんよ」と言いたかったことです。(英作文が出来なかったのと頭が真っ白で思い出せ無かった)結果は1対0で負けてしまったが。その彼が帰っていったアルベルゲの横を通り今日の巡礼開始。


旧い町は何処にでも遺跡がある。

気が付くと残りは50キロを切っていた。

巡礼道にある無人販売所

中を覗くと小さなケーキが1ユーロ。栗がもイチゴも1パック1ユーロと街のスーパーと比べてお高い設定。

周りのとうもろこし農家の貴重な現金収入源?

スタンプをもらいに入ったアルベルゲで中を見学した。二段ベットが沢山在って午後にはチェックイン開始で夕方までには一杯になるとか。一泊5ユーロです。

アルベルゲ前にあったローマ時代の橋。

環境良く衛生的なアルベルゲですがここに来る前に寄ったパラス・デ・レイの入口にあったアルベルゲはちょうど2日間の閉鎖中。理由はノミ・ダニが発生して消毒中とか。
そして今日の宿。豪華ではないがアルベルゲと比べると食事つきで10倍以上のホテル。

早くついたので洗濯をする。その後シェスタ。なんかこの所、食って寝てばっかりで歩きに来たのに体が重いのは気のせい?。
夕食の献立です。

ホワイトアスパラのサラダ

牛シチュー

タルタ・デ・サンチャゴ(アーモンドケーキ)とカフェ・コンレチェ

そのほかに紅白ワインとパン食べ放題
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今日はタコを食べるぞ!

2010-06-26 08:36:00 | スペイン巡礼
パラス・デ・レイのペンションの狭いベットで良く寝られ無かった。そして豪華な昨日の夕食とは違いスペイン風の軽い朝食を食べて出発。

クロワッサンとバゲットとオレンジジュースとカフェ・コンレチェ。
カフェ・コンレチェはガラスのコップに入っているが熱い。こんなの初めて。

宿泊したペンション。一階はカフェバーで二階から宿泊施設。地階に食堂があった。
本日も空は曇り空。そして何時降るか判らない無い予報。スペインの天気予報の当る確率は低く時々晴れとか雨とかとてもオオザッパらしい。

本日の予定は焼く15キロ先のメリーデまで。そこで、ガルシアの名物タコを食す予定。国道547から森に入る巡礼道。

森に入ると昨日からの雨の所為かいたる所に水溜りがあって脇の石づたいに進む。

よほど雨の多い地方なのだろう。森の樫の木の枝に樹上植物がビッシリと茂っている。

周りの農地はジャガイモの植え付け前の畑起こし中。大きなトラクターが行ったり来たり。雨でも良く働く。

残り60キロのモホン。ここまでがルーゴ県。

そしてついに入りましたガルシア地方ア・コルーニャ県へ。モホンのホタテマークに黄色い色が付きました。

一息ついてカフェ・コンレチェ。ここは安くて1ユーロ。

一緒に休んでいたスペイン人が皮袋のワインを回し飲みしていました。口をつけずに順番に飲んでいたので私も入れてもらいましたが見事失敗。顔中にワインがかかり廻りから爆笑。でもコツをつかんで二回目から鼻血くらいで収まりました。自分の写真は撮れないので割愛。

ロボレイ村のロマネスク様式の教会。小さな村にも教会が有りその周りに家が集まる。その周りに農地と肉とチーズ他を自活するために牧場が広がっている。

村の納屋(石造り)には大八車。


黄色い貝と矢印を追っかけて巡礼。村と村の間は森が減って牧場になる。


村に入ると教会と牛の洗礼。

村人は牛をコントロールしてバールへ入らず牧場へ誘導して行く。チョッと絞って出来たてのカフェ・コンレチェを飲んで見たい気もした。

しかし、牛の落し物があちらこちらに有ってこれまでも避けて通って来たが、ここでは密度も濃く雨の影響で溶けて広がり避けるに避けれない状態に陥ることも多かった。
村を出ると広い道が有りすぐに都会風。廻りには牧場は無く一般住宅がャcリャcリと建っている。そしてメリーデの街に到着。

ア・ガリシア・プルモネる店。外から調理しているところが見える。調理と言っても茹でたタコをハサミで切りオリーブオイルとパプリカと塩をかけているだけ。

席について白ワインとコースを頼む。最初に出てきたワインにビックリ。ワイングラスではなく陶器製のどんぶり。これで飲みながらタコを食うのがこちらの習慣とかでその通り頂く。サッパリとしたワイン次に出てきたしし唐の素揚げにやはり塩がかかっているのが美味い。


次が待望のプルメEガリシアーノ(タコのガリシア風)

タコはやはりメインにはならずタラとジャガイモの料理が出てくる。それよりタコもう一皿とワインが欲しかったがその後のデザートで満腹。


その後はホテルまで歩いてチェックインしてシェスタ。満足の美味しい一日でした。
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雨の巡礼道

2010-06-23 13:12:00 | スペイン巡礼
ルーゴの街でマッタリとした午後を過ごしワインとデザートつきの晩御飯を食べた翌日は巡礼路の昨日の到着地点(オスピタル・デ・ラ・クルス)まで送ってもらい再スタート。しかし本日は雨模様。


雨は強くは無いが降ったり止んだり。陽が照ったり。雨具を脱いだり着たり出したり仕舞ったり。そんな作業が歩くのにとても邪魔。

そんなコンナでラメイロスの十字架に到着。空は晴れて暑くなってくる。ガリシア地方の典型的な十字架で巡礼路の分岐や道しるべとして立てられていた。作りは石造りの十字架の表と裏にキリスト受難の様子が彫り込んである。

空は晴れてもう降らないのかと雨具を仕舞って先を急ぐ。
村に入ると乳牛が石造りの小屋にいて番犬がつながれている。日本と違い愛玩犬ではなくデカイ犬でこのようにつながれているのはとても稀。この時もつながれていない犬が3頭周りでジャレあっていたが迫力十分で浮ゥった。

エイレシェ村の入口にも石の十字架があった。

又空模様が怪しくなってきたのでバールで休憩。


ここのビールサーバーは二連。でもカフェ・コンレチェで我慢。


歩いていればいつかは到着。残り69キロになっている。

ここでお昼食(時間的には15時近い)に。降らないうちに先へ進みたいのだが。お昼は大事。

ガリシア風スクランブルエッグで始まる。この中に入っている葉っぱは良く出てくる材料でスープにも入っていた覚えがある。途中の畑にも栽狽ウれていたのが下の写真。グレーロと言う青葉、熱を加えるとキャベツの様。



メルルーサがメインでデザートのアイスケーキ。当然ビールとワイン。今日も後はシェスタのつもりがまだもうチョッと歩かないと予約の街まで行けないらしい。チョッと失敗。

樫の木の林を気持ちよく歩く。暑くも無く寒くも無い。雨も今は降っていない。

パラス・デ・レイの入口サンティルソ教会へ到着。今にも振りそうな空に変わる。

中に入った途端、雷がなって教会の中に響く豪雨。教会は石で出来ているが屋根は木製。ソコへ当る雨の音が教会内へ響く。

30分雨宿りして小降りになって宿泊所へ走る。街のメインストリートに面した3階建てのペンション。部屋は狭いしベッドは一つ。バスタブは有り。

その分食事とワインとサラダとデザートがサービス。食後のカフェ・コンレチェも付きました。

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ルーゴの街へ

2010-06-21 10:04:00 | スペイン巡礼
午前中歩いてお昼(スペインのお昼ご飯は14時頃で一日のメインの食事)から紅白ワインが付いて肉と野菜のてんこ盛りとデザートの甘いものを食べてシェスタ(午後のお休み)をして明日に備える。と言う生活は普通の日本人にはヘビーで確実におなか周りの脂肪が増えてくる。その代わり朝食はとても軽い。

昨日までの朝食と比べとっても軽い。日本人は沢山食べないと動けないと言うがそんな事はないとスペインでは思っているらしい。毎日長文なので「続きを読む」機能を使い始めました。クリックしてください。

本日も、早めにスタート。順調に歩く。この地方はグリーンスペインと言われて樹木が多い。松やオーク(樫の木)の林の中を順調に進む。

松ボックリもでかい。時折元気な若者に追い抜かれる。

時折現れるバールで一息。ソコでも巡礼手帳にスタンプを押してくれる。

そこで飲んだ「カフェ・コンレチェ」(コーヒーの牛乳割り)1.5ユーロ。

本日終了の80キロのモホン。

バールのビールも1.5ユーロ

オスピタル・デ・ラ・クルスはバールだけで宿泊施設は無いので、ここで昼食の後バスでルーゴの街へ移動。朝食が軽かった分を一気に取り返す。



満腹で乗ったバスは心地良い眠りを誘い腹回りの脂肪は一段と巾を利かす。
ルーゴの街はローマ時代の城塞都市で城壁が未だに残っている。理由は城壁の石材が盤岩で塊ではないため売れなかったらしい。未だに一周分の城砦が残っている。中は現代都市でお店が沢山。特に靴屋さんが沢山ありました。


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サリアから歩き始め

2010-06-20 08:20:00 | スペイン巡礼
昨夜はサリアと言う街の川沿いのホテルに一泊。土曜日と言うことも在り川沿いのバール(Bar)の屋外テーブルに沢山のお客が夜中まで騒いでいましたが私は、明日から巡礼旅。「サァ~歩くぞ」と気合を入れて早く寝ました。(本当です)翌朝早くの川沿いは、もうSHOPも仕舞って誰もいなかった。

昨日の予習でサリアの旧道を歩いたので・・・。

黄色い矢印を追っかけて右へ曲がる。とローマ時代の石の橋が在った。

ここはショートカットして104キロ地点からスタート。朝早いので涼しく気持ちがよい。右のマークは自転車に乗った「シャコベオ君」で、「自転車もこの道は行けますよ」と言う意味らしい。通常のシャコベオ君は歩きのマークです。

すぐに残り100キロのモホンと遭遇。皆さん感動で(?)いたずら書きが凄い。

モルガデ村のバールで休憩。

ガリシア地方特有の倉庫。いろいろな大きさのにアチコチで遭遇。

自転車に乗った女性 「ブエン カミーノ!」

のんびりした巡礼路。Tシャツと杖だけの巡礼者。聞くとブラジルからの団体で荷物はバスで運んでもらっているとか。

ャ泣gマリンへ到着。昔の村はダムを作って川底に沈み新しい村が山の上にある。教会は分解して山の上に組み立てなおしてある。


午後の日差しはとてもきつく本日の歩きはこれで終了。
生ハムとメロンを食べてカーニャ(生ビール)を飲んで、シェスタ。

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