Seiji Ninomiya (二宮正治)

Let me tell "JAPAN NOW"

現代日本人文芸:呉原百合蔵小説:次の総理の椅子に座る者は誰だ:第50回:フィクション

2016-10-28 05:10:25 | 日記

「地方にお金をばらまいたからと言って、地方が蘇る可能性など全くない」

「そうだなあ、地方によってはどうないもならない第三セクターを多く抱え大赤字を出しているもんなあ」

「地方交付金で赤字補填かい、たまんないなあ」

「どの地方も五十歩百歩だ」

「なんでこんなになったんだ」

 Nとその仲間が地方の不甲斐なさに憤っている。

「東京主導で地方を創生しないとどうにもならない」

「石原伸晃先生の出番だな」

「そういう事」

「石原伸晃先生は関西の財界人に顔を売っておいて欲しいなあ」

「関西と首都圏の合体を図っているんだよね、Nさんは」

「それそれ」

 Nは日本創生の具体案をもっているのだ。

石原伸晃氏に夢を託そうとしている。