Nは仲間に、
「日本創生の秘策」
これを語って聞かせた。仲間は驚愕の表情をしている。
しばらくして、
「Nさんは選挙に強いだけの人かと思っていた。でもどんな学者も思いつかない凄い策を持っている」
「先祖が平安時代から荘園経営をしていただけの事はある」
Nは顔色を変えず、
「この政策は胸の中にしまっておいてくれよな。秘密がもれると日本の国益を損ねる」
こう言うと、
「中国やロシアはよだれを出すだろうなあ。アメリカも黙ってはいない」
仲間のひとりが言葉を添えた。
「ライバルが黙ってNさんの秘策を石原伸晃先生に渡すかなあ」
「そうだこれが成功したら日本の経済成長は高度成長に匹敵するくらいのびる」
仲間の言葉にNは、
「秘密を守る事が君たちの仕事だ」
Nは強い口調で仲間に言うのだった。