Seiji Ninomiya (二宮正治)

Let me tell "JAPAN NOW"

二宮正治の短編小説 ワン・デー・ラブ第5回

2011-06-27 06:03:15 | 日記
「あのホテルはひょっとしてスパイのアジトかも」
 めぐみはピンと来るものがあった。
「私の仕事とも関連がある。何とかしないと」
 こう思っためぐみはこの事を上司に報告した。
上司はめぐみの報告を聞くと、
「でかしたぞめぐみ、我々はずっとこの問題を追っていたんだ。でも尻尾がつかめなかった」
 上司は官僚出身だが、警察への出向の経験もあり、捜査は得意中の得意だった。そして、
「これは単独行動ではない、組織がある間違いない」
 こうも言った。
「よしめぐみ、君を中心としたチームを作ろう」
 上司の発案のもとに、めぐみはスパイ摘発のチームの班長となった。

*この物語りはフィクションです。主人公もあらゆる組織も存在しません。