横濱kabitanの、あれこれ話

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欧米化し過ぎる、現在の日本

2005年09月09日 05時58分48秒 | 日本アニメ論
 私の在書で
・『アメリカ人と日本人』講談社現代新書
・『ニューヨーク 日本人教育事情』岩波新書
・『誤訳をしないための 翻訳英和辞典』DHC
・『空想英語読本』メディアファクトリー
・『日本人と英米人』大修館書店
・『可笑しなアメリカ 不思議なニホン』青春出版
という、欧米と日本の比較本を読むと日本人と日本が発する、”かの国”に対するラブコールの激しさが手に取るほど感じます。
 しかし、上記の本の中ではどの位”かの国”の人々が日本に対してはさほど気にしない上に≪敗戦国≫≪アジアの一角(いまだに、白人の大人ですら日本を”中国・中近東”の一部だと思い込んでいる有様)≫≪忍者・芸者・富士山・侍の、神秘のお国≫≪一つの、オリエント≫という、余りにも古めかしい≪固定観念≫に日本に長年住んで居る・居た欧米人もリアルな日本よりも、自分達のイメージに合う≪京都≫≪浅草≫といった古い世界ばかり(本当は、ドンドン突き進んで欲しい所で今の日本人が殆ど忘れかけている≪古くって斬新な、日本伝統文化≫を逆に日本人に教えていただきたい)で欧米各国には伝わっていません。

 しかし、私達日本人の≪アジアに対しての、眼差し≫を考えると全く上に描いたような≪日本に対する、欧米人の眼差し≫と一向に変わらない事に気がつきました。
 中国・韓国が何度も日本政府に訴えた≪教科書問題≫≪歴史の、隠蔽・修正≫≪竹島問題≫≪戦中時占領に対しての責任と、謝罪≫といった、一部私達市民ですら知らなかった事までやり≪文化交流≫さえも欧米ばかり目を向けて、一部、欧米に進出出来ないアーチィストやアニメ・漫画(本当に、≪アジア重視≫にしているのは、を除いて)が”滑り止め”ためだけに、アジア市場を使っているようにも見えます。
 私が知る中では、一番アジアとリンクしているのはアニメ・フィギュア(ガチャボン・食玩)産業ですがこれでさえ『賃金が安い労働力確保』で、日本政府やアニメ業界の『アジアにも、アニメの技術を教える』という名目ですがそれはしっかりとした専門学校や、スタジオ・ジブリのように≪新人養成≫も扱っている所で修行させている話で、昔から日本で言われている≪師匠の技を観て盗め≫でなくただ”下請け”の仕事させているだけです。
 日本も昔は、欧米のアニメ会社の下請けの仕事をしていましたが元々日本も早くからアニメのノウハウを取得していましたのですぐに向こうの技法をみにつけたどころが逆に世界レベルまで達しましたが、中国や韓国ですら満足行くような技術を持って居ない上に日本のようにはアニメには力いれて居ない(欧米のように、『アニメは子供が見るもので≪教育的orひたすらドタバタ≫でいい)だけに作画どころが文芸すらまなまらないでいます。
 
 日本は今こそ、アジアの人々と共に世界えお席巻し続けている欧米大衆文化に対抗するべきです。よくよく考えれば、欧米は一番最後に世界にやってきた北米のバイキングでの子孫で彼らはどの位東洋の英知と文化・人々の交流によって自分の文化を支えられてもらったかを、≪大航海時代≫でわすれたどころが逆に奪った(元々、≪大航海≫の目的はそれのみ)のですから、そろそろ、東洋の≪ソフトパワー(文化交流という)≫で世界を席巻したっていい時期ではありませんか?戦争せずに、世界の人々が喜び分かち合える≪文化交流≫と言うソフトパワーで・・・。

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