あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

熊野中道・古座街道を歩く 第5回、二日目 (佐本深谷~古座川町蔵土)

2015-06-08 23:30:00 | 熊野古道・古座街道歩き
2015/05/17 (日)

古座街道ウオーク、二日目です

新宮市のビジネスホテルを7:00 出発して
道の駅一枚岩で休憩 8:30

河原には沢山のカヌーが並んでいました

今日はカヌー教室が開かれるんでしょうね、皆さんライフジャケット着けて降りて行かれました

イメージ 1




昨日のウネウネ道を戻り今日の歩きのスタート地点までやってきました
9:15 今日はまずまずのお天気になり気持ち良い歩きが出来そうです


イメージ 2




イメージ 3





矢五郎坂はあっという間に登ってきてしまいました(^^)

以下は古座街道のおはなし絵地図(生駒和歌子さん制作)解説より

昔、源氏に敗れた平家の武士が田鶴平に隠れ住んでいましたが追手の源氏軍に見つかってしまいました。しかし深い山に守られた田鶴平を源氏軍が攻め落とすには平家の勇者、矢五郎が守る坂を通らなければなりません。彼は敵の矢をかわしたり手でつかんだり勇敢に戦いました。攻め込めない源氏軍は案を練り二重矢を作り射てとうとう矢五郎を倒し、彼はそのまま坂を転げ落ちてしまいました。その事からこの坂を「矢五郎坂」と呼ぶようになったんだって

イメージ 4



これより田鶴横手という道を歩いて行きます
前方に見える山の中腹を縫って歩きます、ずうっと平行に道が続くので横手だって

イメージ 5




分岐を右下へ行けば立矢平という集落、今はもう住む人はいないようです
時折おじいさんがバイクで畑仕事に通ってるらしいです

イメージ 6


水源のお大師様
この辺りの集落の水源地になっていて枯れないように祀られているとか

イメージ 7




横手という道が良く判る平らな山腹の道が続くカーブは立派な石垣で作られています

イメージ 8
イメージ 9




三体仏様もお出でです


イメージ 10



道が分岐しています、左へ行くと将軍川?
あの清水次郎長の養子の天田 愚庵が熊野三山へ父母の巡礼を終えての帰路
道を間違えて行ったんですって

愚庵さんは結局、古座街道をまともに帰れず途中から日置川を舟で下って大辺路を帰ったらしい


イメージ 11




植林が伐採されて明るい場所に出ました

イメージ 12



ここまでの田鶴横手の道は昔の古座街道を恰幅して林道として利用していたため歩きやすい広い道でした

イメージ 13




これよりいよいよ本来の古道となり道も狭くなります

イメージ 14




大きな一枚岩に役行者様が前鬼と後鬼を従えておられました

語り部さんは新宮の山彦の会にも所属されており
ここで靡きの勤行をしてくださいました
久しぶりに般若心経を一緒に唱えましたよ
5/23(土)には玉置神社から行仙小屋まで峰入りの修験者さん達の補佐で
峠までの送迎や食料の運搬をされるそうです

イメージ 15




やがて道が下りになると苔むした石畳になり古道の面影そのままです

イメージ 16



イメージ 17




イメージ 18




イメージ 19


綺麗なナメ滝も現れました

イメージ 20




福井谷集落跡地へと下ってきました
昭和40年代まで人が住んでいたそうです


イメージ 21




屋敷跡の坂道

イメージ 22



小川に差し掛かると左に道が続いています
こちらへ行くと柚ノ木谷温泉(冷泉)とのことです
なんでもあの探偵ナイトスクープの取材に語り部さんは同行されたそうです
温泉というので着替えやらタオルを用意して行ったら木の葉が溜まり
温泉が溜まるまで相当な時間がかかるとのことで中止したんですって(笑)
温泉地蔵と呼ばれる石像もあるようです

イメージ 23



この橋は人数制限した方がよさそう


イメージ 24


橋渡ると右手の沢がちょっとした渓谷美t

イメージ 25



やがて林道に突き当たり左に進みます

イメージ 26




昨日流れに沿って歩いた佐本川が間もなく古座川本流に合流する辺り
ジオパークが広がり素晴らしい渓谷が続きます

イメージ 27




イメージ 28





時に道端の木苺を頬張り
笑い声も聞こえてきました

イメージ 29



イメージ 30




道の左上の崖には沢山の石仏が祀られています

イメージ 31
イメージ 32




小さな集落に着きました
さんごのお土産物を作ってらっしゃるお家
ちょっと寄り道
風鈴お買い上げのお客さんが数名

イメージ 33
イメージ 34


 12:05 お昼の美女湯(みめゆ)温泉に到着

昨日、夕食に立ち寄ったボタン荘さんが管理されており隔日の営業のようです
今日も午後からの営業のようでまだ清掃中でした
一つしかないトイレを順番にお借りして畳の小さな休憩所をお借りして
お弁当をいただきます

イメージ 35



ぎっしりと詰め込まれた具だくさん弁当
ご飯はおかずの下に埋もれた菜飯でした
とても美味しかったけどサワガニの塩焼きは固かった(^^;

イメージ 36


お昼が済んで午後からの歩き
陽射しがきつくなって暑いです

イメージ 37



古座川本流を渡って松の前の庚申堂に立ち寄ります



イメージ 38




みざる、いわざる、きかざる


イメージ 39
イメージ 40





集落を抜けて行きます

イメージ 41



すると道は国道371号線に出ました
ここは昨日も今朝もバスで走った道です
沿道には和歌山に北海道大学の研究林があるんですね

イメージ 42



国道のカーブに徳本上人の名号碑とお地蔵さん
徳本上人は日高郡の生まれの行者さんで全国に念仏を広めた方でしたっけ


イメージ 43


大川の渡し場跡
昔はここに渡し場があり古座街道は現在の国道より川べりを通っていたそうです



イメージ 44



大河原地区の山手には鉱山がありトロッコも敷設されていたようですが
戦時下の鉄類供出で消えたとか


イメージ 45




和深への分岐

イメージ 46



三尾川とあなたは読めますか?

イメージ 47




古座川上流は素晴らしい景観が続くそうです、一度訪ねてみたいですね~


イメージ 48




はい今日もお疲れ様でした
13:45 も歩きはラストです

古座川町蔵土(くろず)の多目的広場にゴール
次回最終回はここからスタートとなります

イメージ 49





予定よりも1時間も早くゴールして道の駅一枚岩で三度休憩
暑かったのでシャーベットをはりこんでバスに揺られて帰ることにします

イメージ 50




今日の歩きの一番のハイライトはなんてったってあの廃村への下り坂
苔むした石畳


帰りのバス車中は居眠り三昧でした

今日も素敵なウオーキング日和となりました

感謝です











熊野中道・古座街道を歩く 第5回 、一日目(佐本追川~佐本深谷)

2015-06-08 22:30:00 | 熊野古道・古座街道歩き


2015/05/16 (土)


時間が経ちすぎて記事にならないほど記憶が薄れてきたけど


書いておこう (^^)

今回は一泊二日での歩きです

今日の阪和道はとてもスムースに流れてスイスイのスイで早く到着しすぎて
昼食の場所に10:10には着いてしまった
お弁当が到着するのが10:30なので時間つぶしにもう見慣れた海を眺める

イメージ 1


足湯も前回に試したしホテルのブーゲンビリアやハイビスカスを眺めて南国気分に浸っていると
ようやくお弁当が到着


持ち歩くのも面倒なので残さずに頂きます
まぁ朝が早くて朝食代わりにサンドイッチをバス車中で食べただけなのでね~(^^;

イメージ 2



それでもって向かう先のスタート地点の佐本追川までの道路が時間制限の通行
その時間も持て余し、しびれをきらしてホテルのバスに乗り換えてやっと着いたのが12:15

道中、本日通行止め解除なんてあった
なんてこったい、無駄な時間を道草だ~~><;

さぁさぁご飯も済んだし歩きますよ!!

イメージ 3




今日の語り部さんはジオパークの公認ガイドさんもなさっている

早速、大日様へご案内

イメージ 4


てくてくと歩くのは車道だ

すさみ町役場佐本出張所の前を通り過ぎて行った一日一本のコミュニティバス
おじいちゃんが一人乗車した

イメージ 5
イメージ 6







アーチ状の石橋(すさみ町文化財)をたたいて中山神社へお参り

石橋の下は立派な水路になっている

イメージ 7




イメージ 8


お詣りを済ませて佐本中学校(廃校?)の近くから少し車道を逸れて臨泉寺へと向かう

ここの石橋は真っ直ぐだ


イメージ 9



境内には西国三十三ヶ所石仏・ミニ霊場があり一巡りする



イメージ 10




旧道から国道への合流地に立派なトイレが新設されていたが
女性用多目的トイレ一つしかない

この辺りで雨脚がきつくなったので傘を差して歩くことにした





イメージ 11


佐本川に沿って歩くと見覚えのある分岐にやってきた

そうだ!!昨年の九月にキイジョウロウホトトギスを見にやってきた西野川への入り口だ

あの黄色い山里の貴婦人に初お目見えした時は感動だった


イメージ 12
イメージ 13





暫くして小高い田圃の丘に観岩寺があり拝観した

庚申さんや石仏群が見事だ

イメージ 14





雨は一向に止まず暫く立ち休憩してこれから行く山を眺める

イメージ 15




レトロ建築の集会所を見物

イメージ 16



田圃道をカエルの合唱を聞きながら歩く

イメージ 17





だんだか道に取り付く前にお迎えのバスに連絡

イメージ 18


今日の唯一の山越え
だんだかとはどうやら段坂がなまったらしい
昔の峠越え
今は峠の下を深谷トンネルが貫いている

イメージ 19


ほんのちょっと上り坂、雨で足元滑るよ

イメージ 20



イメージ 21




下って行くと立派なシシガキが見られるようになる

イメージ 22



立派な石橋も今は苔むして通行不可になっている


イメージ 23



石の祠が下山口に祀られていた
峠の通行の安全を願って建てられたのだろう

イメージ 24


車道を横切って少し登る

イメージ 25


ようやく雨がやんだ

振り返ると小高い山、あの山を越えて降りて来ましたよ

イメージ 26




今日の歩きはなんとここで終了 15:00です
早過ぎ~~--;

イメージ 27




明日はあの時に確認して一歩だけ踏み込んだ古座街道を歩きます


イメージ 28



今日はこれから新宮のお宿に向かいます
なんで遠いのにね~?


七川ダムの近くのウネウネ道をバスは行きます


イメージ 29



夕食の時間にも早いので道の駅一枚岩鹿鳴館でまたまたトイレ休憩と時間つぶし


イメージ 30



途中で夕食の為に立ち寄ったボタン荘
次回最終回では宿泊できるようです
今日は学生さんやキャンプの方の予約でいっぱいなんだそうです
残念~~~--;

時間余ってるんだから
日帰り温泉だけでもと言う訳にもいかないのがツアーの悲しさ
料金は払うよ~~とお客さんもブーイング

イメージ 31


直ぐ近くにあるボタン岩
ジオパークです

ボタン荘もこの岩から付けられたようですが

牡丹の花に見えますか?
う~~ん??

イメージ 32





今日の泊りの新宮市内のビジネスホテルへとまた小一時間バスを走らせたのでした

今日は皆さん不満足な歩きでしたわ(^^;